青い珊瑚礁   1980年・米
出演: ブルック・シールズ/クリストファー・アトキンズ
監督: ランドル・クライサー
原作: ヘンリー・ドュヴィア・スタクプール
 
 

 少年と少女が漂流して行き着いた先は、誰もいない孤島だった……。実際問題として、無人島に漂着してしまうのは末恐ろしいものだけど、映画の設定となるとよからぬことを期待してしまう。
 しかし、この映画には野蛮さはなく、野生に育ったふたりの、思春期にありがちな心の葛藤や、男と女の性質・体型の違いを浮き彫りにしている。

 乗っていた船が出火し、幼いリチャードとエム、そしてパディはボートに乗って難を免れたが、漂着したところは無人島だった。パディは島に落ちていた樽に入っていたラム酒を飲み、酔って溺死してしまう。
 ふたりだけになったリチャードとエムは力を合わせて生きていく。思春期を迎えたふたりはお互いを理解できずぶつかり合うが、最後には心を許してひとつに結ばれる。
 そして、ようやく近くに船が通りかかり――。

 せっかくの美しい水中での映像なのだが、モザイクで画面が覆われてしまっている。今まで見た映画で一番粗悪な隠し方だった。もっと小さくならなかったのだろうか。
 ヘア解禁版としてリバイバルの登場を願う。

 この映画の楽しみ方としては、ふたりで無人島にでも行った気になって、ふたりきりの世界を堪能しましょう・・・。

Hシーン 
野外度 


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(C) Sachiyo Kawana