ダイ・ハード   アメリカ
「ダイ・ハード」   1988年
出演: ブルース・ウィリス/ボニー・ベデリア/レジナルド・ベルジョンソン
監督: ジョン・マクティアナン 原作:ロデック・ソープ

「ダイ・ハード2」   1992年
出演: ブルース・ウィリス/ビル・サドラー/ジョン・エイモス/フランコ・ネロ
監督: レニー・ハーリン 原作:ウォルター・ウェイジャー

「ダイ・ハード3」   1995年
出演: ブルース・ウィリス/ジェレミー・アイアンズ/サミュエル・L・ジャクソン
監督: ジョン・マクティアナン
 
 

 正義のヒーローも時代と共に変化する?
「死んでもオレが世界を救う」的なヒーローが主流の中、ジョン・マクレーン刑事の登場はアクション映画を変えた。
「クソ。なんでこんなことをオレがやらなくちゃならねぇんだ」というような、まるで今時の高校生みたいなキャラだが、つべこべ文句を言いながらも、事件に巻き込まれて渋々人質を救おうとする刑事像としては新鮮だった。

 警察は組織で動くのが普通だが、ビルという閉塞された空間でひとり立ち向かっていく姿は、ハードボイルドのツボを押さえている。
 パート1では妻が勤務する「ナカトミ貿易ビル」へクリスマスパーティ出席のために、ニューヨークからロサンゼルスまでやってきた。
 金目当ての強盗団が社員を人質に取り、金庫の解読を急いでいた。社長が殺されるのを目撃したジョンはビルの中に姿を隠して彼らと戦う。
 無線を手に入れたジョンは外部と連絡を取れるようになる。このとき無線に出たのが黒人警官のアル。顔も知らぬふたりだが、次第に友情が芽生えてくるのも見所。

 パート2では空港が舞台。ハイジャックされた飛行機には妻子が乗っている。空港へ迎えに行ったジョンはまたも敵と戦うハメに。
 人が大勢集まる空港がパニックに襲われ、ジョンが派手に荒らしていくのは確かにスケールが大きくて、これぞアクション映画というかんじ。ただ、1作目のような閉塞感が薄れたので、続編としては物足りなさもある。

 3作目はパート1の監督が戻ってきたが、シリーズとしては異色作。なぜって、閉塞された空間にとらわれるというのが「ダイ・ハード」だと思っていたから。
 今回は犯人の指示でジョンは町中を駆けめぐる。ひょんなことから相棒役にさせられた、民間の黒人との掛け合いもおもしろい。
 適役のボスにジェレミー・アイアンズが扮する。かなりの切れ者で、ボスとしてのカリスマ性もあり、ジョンのカタキにはもってこいだ。犯人の真の目的には驚かされる。
 まさに、この作品でシリーズも不死鳥のようによみがえったといっても過言ではない。もっとも、一番不死身なのはジョンであるとこに間違えはないが……。

シリーズ度 
不死身度 


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