郵便屋   1995年・イタリア 【R−18】
出演: チンツィア・ロッカフォルテ/クリスティーナ・リナルディ/ガイア・ズッキ
    エリカ・サッフォ・サヴァスターニ
監督: ティント・ブラス
 
 

 ポルノ映画『カリギュラ』を監督したティント・ブラスが、その後の体験を元にして作った遊び心のある作品。監督はブラスという自分の名前で自ら出演している。

 ポルノ映画監督ブラスのもとには、毎日のように女性から性の体験談やビデオが送られてくる。ブラスはそれを読んだり見たりしながらあれこれと空想し、時には映画に出演したいと押し掛けてくる女性のオーディションをしたりする。

 全体的なストーリーはそれだけで、あとはほとんど監督のエッチな想像の世界。何のオチもないのが寂しいが、インターネットによくあるような投稿体験談が、そのまま映像化されちゃったような、ある意味、人の心の奥底にある願望を叶えてくれる作品だ。
 だって、こういう投稿って想像が大半でしょう? それも、映画監督に送りつけているんだから、これはもう確信犯だね。自分が考えるエッチな空想が映像化されるのは、かなりうれしいはず。

 送られてくる手紙の内容は様々だ。いくつものエピソードがあり、それぞれ違う男女が演じているので感情移入はできないが、お色気映画としては十分に楽しめる。
 監督はお尻フェチなのか、ヒップの撮り方がセクシー。スカートがまとわりついている方がかえって色気あったりするんですよね。(ジャケ写もエロティックでしょ?)
 映画の中で彼の助手を務める美しい女性がいる。実際もあれほどきれいな人を雇っているのかわからないが、彼女との絡みはなく、監督が空想するだけで終わっているあたり、みょうに現実じみてて滑稽でおかしい。

 マンネリカップルが、新しい試みでセックスを楽しむようになったというエピソードもいくつかあるから、試してみる価値はあるかも!? でも、それができないからマンネリなんだよね……。

Hシーン 
18禁度 


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