スウィングガールズ   2004年・日本
出演: 上野樹里/貫地谷しほり/本仮屋ユイカ/平岡祐太/竹中直人/白石美帆
監督: 矢口史靖
 
 

 ウォーターボーイズの矢口史靖監督による第二弾。
 舞台は女子校ではなくて、共学。補習に来ていた鈴木友子らは、野球の応援に行っているブラスバンド部のお弁当を届けに電車に乗る。
 届けたはいいが、ブラスバンド部の部員は食あたりで入院してしまう。責任を取らされることになり、ブラスバンド部の役目を果たすべく楽器を練習するが、そう上達はしない。
 ブラスバンドには人数が足りないためにジャズのビッグバンドをやることに・・・

 前作もそうだけど、どうにもテンポが良くない。かと思えばたちまちに話しが進んでしまったり。
 竹中直人がまた同じやくどころで。ジャズは全くの初心者なのに、えらぶって指導してる。この人の存在は欠かせない。
 ジャズのコツをつかむシーンがとても印象的だった。歩行者用の信号から流れていた「故郷の空」。「だれかさんとだれかさんがむぎばたけー」なんて歌われてるあれです。ジャズではないが、ジャズのリズムの取り方である裏拍子で口ずさむのだ。
 そうなのです、ここから一気に楽器演奏が上達してしまいます。

 わたくしごとだけど、中学校の時の音楽教師を思い出した。わたしたちがなにか、ノートでも書き取っていた時間だっただろうか、先生がピアノでエリーゼのためにを弾き始めた。
 そしてそれをジャズ調にアレンジしたり、演歌調にアレンジしたり。どんな曲でも編曲によって様変わりするのだ。
 この前、森三中というお笑い芸人がドラムの教室へ行っていた。そのとき、シブがき隊のすし食いねぇに合わせてドラムを叩いていたが、あんな曲でもちょっとかっこよく聞こえてしまう。

 しかしまぁ、それにしたって、初心者がアップテンポの「イン・ザ・ムード」は難しいでしょ。レッドロブスターのCMで流れていたあれです。
 最後に演奏していたのは「シング・シング・シング」。いい曲ですね。盛り上がるし、カッコイイ。
 またこれもドラマ化されるのかな。

青春度 
ビッグバンド度 


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