レオン   1994年・アメリカ
出演: ジャン・レノ/ナタリー・ポートマン/ゲイリー・オールドマン
監督: リュック・ベッソン
 
 

 ジャン・レノ演じる殺し屋レオンは、全然いかつい感じはなく、情報屋程度のなりをしていて、確かに取っ付きやすい人相をしている。
 たまたま部屋を空けていたマチルダは麻薬組織の襲撃をまぬがれ、家族の中で1人だけ生き延びた。マチルダは即座に事情を察し、自分の部屋を通り過ぎて隣人のレオン宅に助けを求めた。
 一匹狼のレオンは足手まといの少女を殺そうとも考えるが、結局はマチルダを連れてアパートを出る。復讐に燃えるマチルダはレオンから銃の扱いなどを教えてもらい……。

 なかなか微妙な関係だ。マチルダははっきりと「恋しちゃったみたい」なんて口にしているが、親子ほどもある年齢差。レオンの本心はどうなのか、それもまた微妙なのだが、彼の中で何かが芽生えたのには違いない。
 無機質な殺し屋と、天真爛漫な少女の関係が微笑ましくて、日本では割合と人気のある作品のひとつだ。
 マチルダが家族を殺した犯人の正体を知った辺りから、だんだんとスリリングになってくる。

 成人したマチルダをまたナタリー・ポートマンに演じてもらいたい気もするが……。
 続編、なんてことになったら、きっとファンの間でも賛否両論だろう。
 それにしてもゲーリー・オールドマンの怪演ぶりはこれがきっかけなのか。

殺し屋度 
ふたりの絆度 


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