ロード・オブ・ザ・リング   2001年・アメリカ
出演: イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/ヴィゴ・モーテンセン
監督: ピーター・ジャクソン
原作: J.R.R.トールキン
 
 

 原作が大作であるだけに、シリーズの第一弾として公開されたこの作品も長い。しかし、そんな時間も感じさせぬほどのめり込める映画だった。
 作りは丁寧で、わずかなシーンもぬかりなく世界を構築している映像美は、アニメーションにはない臨場感がある。どんな世界でも表現できるアニメは驚異らしいが、実写にもそのよさはあるもんだ。
 けれども冒頭は説明的で、主人公の仲間になる人物もどこの誰なのかわかりにくかったりして、原作が読みたくなるのは必至。

 残忍さと支配欲を持つ王、サウロンは滅びの山で密かに指輪をつくった。サウロンと指輪は一心同体でひとつになったとき真の力が発揮される。この指輪を奪い、サウロンを滅ぼした人間のイシルドゥアは持ち帰ってしまった。
 巡り巡ってホビットのフロドに指輪が渡る。サウロンが復活しようとしている。指輪を奪われる前に壊してしまわなくてはならない。その方法はただひとつ。サウロンが支配する滅びの山の火山に投げ込むことだった……。

 指輪を巡って様々な諍いが起こる。恐ろしい指輪だ。
 物語の序盤といった前半から後半はドラマチックに展開していき、非力なホビットであるフロドも成長していく。
 魔法使いや剣の達人、ドワーフやエルフが登場するなどまさにファンタジーで、主人公と一緒に旅をする仲間も特徴的だ。
 弓使いのエルフはどこかの国の王子みたいに繊細な顔立ちをしているし、主人公たちと早い段階から合流する風来坊のようなアラゴルンは女性ウケしそうなキャラクターだ。
 女性の活躍がないのだが、それは次回に期待ということで。

世界観再現度 
原作読みたくなる度 


amazon.co.jp
 →ロード・オブ・ザ・リング【DVD】
 →原作本:「指輪物語」J.R.R.トールキン
 →サントラ:『ロード・オブ・ザ・リング』【CD】

▲トップページ

(C) Sachiyo Kawana