ベイブ   1995年・米・豪
出演: ジェームズ・クロムウェル/マクダ・スタンスキー
監督: クリス・ヌーナン
原作: ディック・キング=スミス
 
 

 今まで豚をかわいいと思ったことがあったかしら。この映画の主人公は子豚ちゃん。短い足でちょこまかと走る様は、どこか健気。
 ちょっと内気で世間知らずなベイブの成長物語。

 養豚場で産まれたベイブは大きくなれば人間に食べられてしまう運命にあった。ところがチャリティの体重当てコンテストに借り出され、見事に体重を当てた牧場主にもらわれていく。
 家畜として扱われるベイブは家の中に入れてもらえないが、牧羊犬のフライが母親代わりになって色んなことを教えてもらううちに、ベイブはフライのように羊たちを統率させることを夢見た……。

 豚、犬、羊、アヒル・・・アニメーションのように演技をする動物たち。調教はすごく大変だっただろうが、中にはハプニングもあったようで、ベイブが階段から転げ落ちるところなど、監督が小躍りしそうなシーンもいっぱいで、楽しめる。
 動物ものといったら、感動とかわいらしさが売りだが、『3匹のこぶた』のように説教臭くないのがこの映画のいいところかもしれない。

調教度 
癒され度 


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