日本では夏にホラーや怪談話がテレビで特集が組まれたりするものだが、米国ではハロウィンになるとホラー話で盛り上がるようである。
　この物語もハロウィンパーティにまつわる話となっている。お人好しの子供幽霊との交流を描いたファンタジー。

　キャットの父は心霊学者で相談を受けるためにあちこちに依頼を受けに行っていた。テレビでも取り上げられているので、キャットは父のことが好きでない。
　そんな彼に依頼をしたのは財宝が眠るという屋敷を相続したキャリガン。屋敷には幽霊が巣くっていて手出しできないのだ。キャットはその屋敷にやってきて幽霊のキャスパーと出会う。
　この世に未練を残すキャスパーと、死んだ妻の幽霊と会いたいと願う父親。やがて、キャットはその両方に心開くようになっていく……。

　子供向けのファンタジックホラーなのだが、ラストの方など筋書きがよくできている。
　それにしても、スピルバーグが関わる作品って”からくり”が多いわね。

ファンタジー度　
おかしな幽霊度