スタンド・バイ・ミー   1986年・米
出演: ウィル・ウィートン/リバー・フェニックス/コーリー・フェルドマン/ジェリー・オコネル
監督: ロブ・ライナー
原作: スティーヴン・キング
 
 

 ホラーの名手スティーヴン・キングの自伝的ともいえる小説を映画化。
 作家ゴードン・ラチャンスが半生を語るというスタイルで、少年時代を振り返る。

 出来のいい兄を亡くし、両親がいつまでも立ち直らないのを見て、自分の存在価値をますます損なうゴートン。
 クリスとテディとバーンの4人の少年はいつも木の上にある小屋でたむろっていた。ある日、バーンが自宅で兄の話を盗み聞きをして「死体を探しに行こう」といいだす。

 犬に追いかけられたり、汽車に追いかけられたり、ヒルにかまれたり――自分たちが成し得なかった小さな冒険を再現してくれているようで、ほほえましい。
 ゴートンの親友役を演じるリバー・フェニックス。リーダー的存在なのだが、当時は少々太り気味でなかなか威圧感があって、それはそれでカッコイイ。少年たちのキャラが濃いのでこの作品は成功したのだろう。
 実はテーマが重かったりするのだが、うまくまとまってる。

 原作ではゴートンの習作というのが2編含まれているが、実のところ、キングの習作なのだろう。そのうちのひとつはあの"ブルベリーパイ"の大食いである。吐瀉物のオンパレードという辺り、いかにも12歳の少年が考えたことっぽい。

無謀度 
楽しさ度 


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