シュレック   2001年・アメリカ
監督: アンドリュー・アダムソン/ヴィッキー・ジェンソン
制作: ドリームワークス
声の出演: マイク・マイヤーズ/キャメロン・ディアス/エディ・マーフィ
日本語吹き替え: 濱田雅功/藤原紀香/山寺宏一/伊武雅刀
 
 

 全編CGのアニメーション。第74回アカデミー賞にて新設された、長編アニメーション映画賞を受賞している。物語の内容といったら、アンチメルヘン的で、ディズニーへの挑戦か?と疑うほど強烈なメルヘン風刺で、結末までそうなのだから、ここまで来れば立派だ。
 ジョークがわかる大人が見るアニメ。

 デュロック国の暴君ファークアード卿は無益な存在というだけで、メルヘンの登場人物に懸賞金をかける。しゃべるロバ、ドンキーもつかまる寸前に逃げおおせる。
 やってきたところは醜い怪物シュレックが棲む沼地。ファークアード卿の命令で次々とおとぎの国の住人が集まってきてしまった。抗議のために城へ向かうシュレック。城ではフィオナ姫をドラゴンから救う勇者を捜していた。
 ひょんなことからシュレックが任命され、待ちわびる姫を救い出すことに。まるで美女と野獣のようなシュレックとフィオナ。ところが、その姫には秘密があった……。

 CGはきれいでいいのだけど、やはり人間がどうにも不自然で、いっそのことファークアード卿のようにマンガチックにすれば見やすくてよかった。
 表情もオーバーアクトなキャラたち。見るほどにフィオナがキャメロン・ディアスに見え、あのロバさえもエディ・マーフィに見えてくるから不思議。
 それにしても、こんなパロディのような作品が受賞しちゃっていいの?

キャラクター度 
おふざけ度 


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