私が殺されるとすれば
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あなたはこの奇妙な文字列にどこか引っかかりを覚えた。あなたもインターネットをよくするので、ままこのような不可思議な文字列に出くわすことがあったのだ。
そんなとき、あなたはブラウザの<表示>をクリックし、エンコードに矢印をあて、日本語(自動選択)をクリックする。すると、きちんと読める日本語に変換される――ということは、その逆をすれば――。
あなたはエンコードの西ヨーロッパ言語(Windows)をクリックしてみた。
1. えまーる92 2. 言語道断 3. C@ボーイ 4. すずき花子
5. ソピアーノ 6. BADKILL 7. 田中三郎 8. ゆかりん
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■解説■
ブラウザの表示からエンコード(もしくはフォント、文字コード)を「西ヨーロッパ言語(Windows)」(もしくは欧文(ISO-8859-1)、「中欧(Windows-1250)(ISO-8859-2)」)に設定してください。意味不明な文字列になるはずです。暗号は人物名を示しています。暗号と同じ文字列になった人物が犯人です。
元の画面に戻るには「日本語自動選択」を選んでください。
私はWindows98/Internet Explorer5.0とNetscape4.5および6でしか確認していません。他のブラウザ・パソコン以外の環境では解答が得られるのか今のところわかりません。みなさまからの情報をお待ちしています。
というわけで、犯人は田中三郎でした……
* * *
違う……あなたはそう思った。
なぜなら、さっきから「サリナ」の胸が上下しているからだった。彼女は、生きている。殺されていない。
「ふふふ。楽しんでいただけたかしら?」
「サリナ」は悪びれず立ち上がって笑った。
「みなさんが飽きているご様子だったので」
「なにいってるんだ。今は僕が出題していたんだぞ。飽きているわけないじゃないか」
と、怒りを露わにしたのは「クイーン」だった。
「そう思っているのはあなただけよ、田中三郎さん。あなたはふたつのハンドルを使い分けていたけれど、あたしにはお見通しよ。クイーンという名前では長々とくだらない話しをしていたわね。まぁ、それはいいわ。けど、田中三郎という名前ではよくも荒らしてくれたわね」
図星なのか、「クイーン」は絶句していた。
「えー、そうだったの?」
「こいつがあの田中かぁ!」
「追い出せ!」
参加者が口々にはやし立てる中、あなたは思った。
この騒ぎを起こした真犯人は「サリナ」だと。
■報告■
1.Internet Explorer4.0では正解の文字列が一部一致しなかったようです。
実は、ネスケの「中欧」とIEの「西ヨーロッパ言語」ではすべての日本語文字が同じ文字列に変換されるわけではありません。たまたま「田中三郎」という文字がどちらも同じ文字に変換されたので犯人を「田中三郎」としました。
もしかしたらIE4.0とIE5.0で偶然一致する文字というのがあるかもしれません。当方はIE4.0がないので確認することが出来ません。どなたか救いの手を!