スタンド・バイ・ミー

 原作と映画スタッフ

■原作■
『The Body』1992年 スティーヴン・キング
『スタンド・バイ・ミー』 山田順子 訳 (新潮文庫)

■映画スタッフ■
監督:ロブ・ライナー
出演:ウィル・ウィートン(ゴートン)/リバー・フェニックス(クリス)
出演:コーリー・フェルドマン(テディ)/ジェリー・オコネル(バーン)
コロンビアピクチャーズ | 1986年 | アメリカ

 ストーリーと解説

 ホラーの名手スティーヴン・キングの『Different Seasons』という中編小説集の秋編に書かれた『The Body』(なんと原題はズバリ『死体』だった!)を映画化。
 作家ゴードン・ラチャンスが半生を語るというスタイルで、少年時代を振り返る。このゴートンがキングと重なって映る、自伝的ともいえる小説だ。

 出来のいい兄を亡くし、両親がいつまでも立ち直らないのを見て、自分の存在価値をますます損なうゴートン。
 クリスとテディとバーンの4人の少年はいつも木の上にある小屋でたむろっていた。ある日、バーンが自宅で兄の話を盗み聞きをして「死体を探しに行こう」といいだす。
 犬に追いかけられたり、汽車に追いかけられたり、ヒルにかまれたり――そもすると単調な冒険になりがちだが、バックに60年代の音楽が流れ、懐かしさをさそう。

 原作ではゴートンの習作というのが2編含まれているが、実のところ、キングの習作なのだろう。そのうちのひとつはあの"ブルベリーパイ"の大食いである。吐瀉物のオンパレードという辺り、いかにも12歳の少年が考えたことっぽい。

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