■□アメリカンコミックの世界□■
舞台は21世紀、隕石が衝突した後の世界だ。このゲームの主人公スケッチ・ターナーはマンガ「コミックスゾーン」を連載している漫画家。マンガはその近未来を描いており、ミュータントがはびこる世界。防衛長官のアリッサはスーパーヒューマンエージェントを派遣しようとしていた。
ところがそのマンガで描き出したスーパーナチュラルミュータントのモータスが現実世界に飛び出てきた。そして生みの親であるターナーをコミックスゾーンの世界に送ってしまったのだった。
マンガの世界に閉じこめられてしまったターナー。モータスは自ら筆をとり、新たなマンガを書き足した。そして、ターナーの抹殺を謀るべく、凶悪なミュータントを次々と描き出した。
ゲーム中にもリアルタイムでモータスのペンを持つ手が現れ、ミュータントを描き生み出していくという細かい演出がある。世界は紙に書かれているので、ミュータントを倒すと細かく破いた紙切れが散らばるみたいに消滅する。ディテールに凝っている。
アメリカ人というのはどういうワケか宇宙人やミュータントが好きなのだが、このゲームの雰囲気もまさにアメリカンコミック調。
一風変わったゲームである。
■□格闘アクション□■
ターナーはマンガのコマの中で敵と戦う。コマの中の敵を全滅させたり、仕掛けを解くと矢印が現れて、その方向にあるコマへと進むことができる。中には矢印が二方向現れて、分岐していることがあるが、最終的には同じところへとやってくる。行く先の難易度が高かったり、アイテムが取れたりといった違いがあり、一度コマを進めると元の場所へ戻ってくることはできない。
基本的には武器を持たずにパンチとキックで戦う。格闘ゲームのようにボタンと方向キーの組み合わせによってアッパーやローキックも出せる。ボタン連打をしていれば連続コンボとなり、ジャンプキックや延髄斬りの必殺技が繰り出せて、敵が吹っ飛んだり、「WACK!」といった文字が出たりする。
私は出せた試しがないが、相手の胸ぐらをつかんで投げる技もある。
ジャンプと攻撃は標準で、Cボタンにはカスタムアクションを付けることができる。ゲーム開始前にオプションで選択する。ブロック(防御)、ショルダーアタック(タックル)、ジャンピングハイキック、えんずいぎり、おたけびの中から1つ選べる。
このゲームはメガドライブの6ボタンのバッド用につくられているので、3ボタンのコントローラだとカスタムアクションは付けられない。
上方にあるパイプにつかまり、ぶら下がって移動もできる。ぶら下がったままキックも可能だ。
全体的にキー反応が鈍いように感じられるがどうだろう? こんなもん?
■□アイテムとアドベンチャー□■
アリッサは通信で随時話しかけてくる。ゲームのヒントをくれたりするので、彼女の話す吹き出しには注目しておくといいかも。
ターナーも吹き出しで独り言をいいながら敵と戦っている。吹き出しはゲームの流れを止めないので、読むのに夢中になっていると敵にやられてしまうからそこそこに。
ターナーが飼っているペットのネズミ、ロードギルもマンガ世界に送り込まれている。助け出すとアイテムとして使用可能になる。狭い間に入ってスイッチを押してくれたり、アイテムを見つけたり、おとりとなってくれたり、使い道は広い。
ただし、ダメージを受けるとコマから消えてどこかへと行ってしまうので、用が済んだら早めに回収するといい。
アイテムには回復薬や爆弾、ナイフ、アイアンナックルなどがある。ナイフは前方に投げて使う。敵を倒したり、向こう岸にあるスイッチを押したり、遠くから火薬を爆発させるのに使う。アイアンナックルはスーパーマンに一瞬変身し、画面内の敵を一掃する。爆薬はドアを破ったり、木箱に入った火薬はコマの下にいる障害物や敵を先に倒しておくことにも使える。
アイテムは3つまで持つことができ、右上の欄にアイコンで表示される。XYZボタンでそれぞれを使う。
隠し武器があって、Aボタンをしばらく押していると背景をちぎって紙飛行機を作り、それを投げつける。破壊力のある武器なのだが、体力も減る。
難易度は高めで、回復薬をそれほどないのでかなり苦戦する。下の裏技からとりあえず始めてみて慣れるといいかも。
■□裏技□■
無敵になる。オプションのジュークボックスで数字にカーソルを合わせ、その都度Cボタンを押す。数字の順番は3・12・17・2・2・10・2・7・7・11。「Oh!Yeah!」と聞こえたら成功。タイトル画面に戻ってスタートする。
エピソードセレクト。上記と同様に数字に合わせてCボタンを押す。順番は14・15・18・5・13・1・3・18・15・6。「Oh!Yeah!」と聞こえたら数字の1〜6のどれかに合わせてCボタンを押す。タイトル画面に戻ってスタート。エピソードは3つしかないが、前編と後編に別れているので6つに区切られている。
両方裏技を使いたい時は、無敵コマンド入力後、「Oh!Yeah!」とボイスがなったらエピソードセレクトのコマンドを続けて入力すればよい。
上記の説明はメガドライブコントローラの場合。ゲームキューブコントローラの場合はCボタンをXボタン。Wiiリモコンの場合は2ボタン。クラシックコントローラの場合はaボタン。
オプションではキー操作のカスタマイズができるが、ボタンの名称はメガドライブのものになっている。メガドライブA・B・Cボタンは、ゲームキューブコントローラB・A・X、WiiリモコンはA・1・2、クラシックコントローラはy・b・aに対応している。
※このゲームはWiiのバーチャルコンソールでダウンロードできます。
バーチャルコンソールタイトル一覧はこちら。
■□移植作品□■
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「メガコレクション」 ゲームキューブ 2002.12.19発売
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ソニックスピンボール」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」「ソニック&ナックルズ」「ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン」「ソニック3Dブラスト」「ブルースフィア」「ナックルズinソニック2」「ソニック3&ナックルズ」「フリッキー」「ジ・ウーズ」「コッミクス・ゾーン」「リスター ザ シューティングスター」
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「ソニック メガコレクション プラス」 PS2 2004.12.09発売
上記のゲームキューブ版に「ソニック&テイルス」「ソニックラビリンス」「ソニックドリフト」「Gソニック」を追加。
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※ジャケット写真をクリックすると amazon.co.jp による作品紹介ページへ移動します。
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