ファミコンスーパーマリオカート
Super Mario Kart
(1992年8月27日発売 任天堂)

★レーシング

■□コミカルレーシング□■
 レーシングといったら車がメイン。キャラクターを使っても車に乗り込めば見えなくなってしまう。そこで登場したのがカートだ。遊園地などにある子供でも乗れるカートは天井がなく、車を運転していてもバッチリ運転者の顔が見える。マリオのようなキャラクターを使うにはもってこいだ。

 ドライバーとなるのはマリオとルイージの他、ピーチ姫、ドンキーコングJr.、クッパなど8人。軽量級、重量級など4つのタイプに分かれていて、加速するスピードや車体がぶつかったときの安定度などが異なる。

 最大の特徴といったら路面にパネルがあって、そこを通過するとアイテムを入手することができること。アイテムを使って他のドライバーを妨害すれば、たちまちにして順位が入れ替わるなんてことが起こるのだ。
 ロケットスタートやドラフト走行もできるが、どんなにゲームのテクニックがあってもゴール寸前で負かされてしまうこともある、そんなゲーム。

■□マリオカートGP□■
 マリオカートGPは8台で行うレース。1〜2人に対応しており、残りのカートはコンピューターが操作する。
 クラスは50cc(初心者用)と100cc(経験者用)がある。キノコカップ、フラワーカップ、スターカップがあり、それぞれには5つのコースある。
 1つのコースを5周走り、4位以内でゴールするとドライバーズポイントが与えられる。5コースを走り終えたときのポイントで勝敗を争う。
 100ccのクラスで全制覇するとスペシャルカップが出現。5コースが追加され、さらに極めると150ccカートが追加される。

 1人でプレイしているときは上画面に自分が操作しているカートが表示され、下にコース全景が表示される。下の画面をバックミラーに変えることも可能だ。
 2人でプレイしているときは上下それぞれにプレイヤーの操作カートが表示される。

■□その他のモード□■
「タイムアタック」は1人でコースを走り、ひたすらストイックにタイムの限界にチャレンジする。続けて同じコースを走ると前回までで一番タイムの良いゴーストが出現する。セーブデータには残らないので、コースを変えたりするとなくなってしまう。

「VSマッチレース」は2人用のモードで、コースを走って2人きりで競う。
「バトルゲーム」も2人用で、専用のバトルコース4つの中から選んでスタート。2人でカートについた風船を割りあう。アイテムを投げて攻撃するなどして先に3つの風船を割った方が勝ちとなる。

■□その他ギミックなど□■
 路面にはアイテムボックスだけでなく、ジャンプパンやダッシュパンなどがあり、ジャンプして障害を飛び抜けたり加速したりできる。
 また、コインを拾うとスピードがアップする。コインが1枚もない状態で他のカートと接触するとスピンしてしまう。
 あとはコンピューターは通常のアイテムにはないたまごや火の玉、毒キノコを使ってくる。

 1人でショートカットを見つけてタイムを縮めるのに精を出してもよいが、この手のゲームは実際にテレビの前で友達と顔を合わせながら遊ぶとおもしろい。シリーズ第一弾にして高い完成度だ。

※このゲームはWiiのバーチャルコンソールでダウンロードできます。
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リンク集
任天堂 任天堂のオフィシャルサイト。Wii、ニンテンドーDSの情報もここから。

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