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■□不死身の体を持つ主人公□■ 母なる大地、ガイアが傷つき、あちこちで穴があき、そこから魔物が出てきて世界の人を苦しめていた。こうなったのはみな人間の身勝手な行動によるものだ。ゼウス神はガイアを救うためなら人間などどうなっても良いと思っていた。人間はまた造ればいいことだ――。 主人公は目が覚めると妖精たちの住む村で介抱されており、記憶が全くなかった。地震が起こり、奈落の底へ落ちるが死ぬことはなかった。人間なのになぜ不死の体を持つのか。そして、ときおり見る夢は何を意味するのか。 ギリシア神話のモチーフを中心にオリジナルストーリーが展開する。人間と神の子ヘラクレスは主人公らとともに戦うが、主役ではない。従来通り、魔法は使えないが、人間よりは力持ちではある。ヘラクレスは果たして敵か味方か――。 ■□神の恩恵□■ ギリシアに点在している神殿の中には泉があって、それぞれ祀られた神の恩恵を受けることができる。主人公らの体の中に力がみなぎり、特定の魔法を覚えられるようになる。一定のレベルに到達すればそれ以降は自動で使えるようになる。新しく仲間を加えたらもう一度その仲間のために訪れる必要がある。 ■□特技□■ 隊列は1人1人設定でき、前方か後方かを指定できる。後方の場合は槍や弓など攻撃が届く武器を装備しないと攻撃できない。 身につけるものの中には道具として使うと魔法と同じ能力をもつ物がある。杖や指輪は使用回数が決められているが、盾や武器、兜などは何回も使える。 ■□不死の仲間□■ 夢の中で見かける不死の仲間と出会い、ともに謎を解き明かす旅に出る。旅の途中で、不死の命を与えられたのは3人だけらしいということを知るが、なぜか4人になってしまう。そこの謎もやがて解明されるのでここでは言及しない。 仲間たちはAI(人工知能)でも戦ってくれる。作戦で「たのむ!」にすると自分でコマンド入力できるが、信頼度が低いうちは自分のいうことを聞いてくれないこともある。信頼度はレベルが上がると上昇していき、町中で人の家の机や壺の中にお宝を見つけて取ってしまうと信頼度が下がることになってしまう。 主人公が戦闘中、HPが0となってしまうと気絶となって一時的に戦闘不能になる。他の仲間のコントロールは不能となって自動戦闘となる。細かく指示ができないので、なるだけ主人公は気絶させない方がいいだろう。このRPGは主人公=プレイヤーという法則が守られているので、主人公はしゃべらない。なので、気絶してしまったらコマンド入力もできないようになっているのだろう。 ■□その他のゲームシステム□■ アイテムは全部で48個しか持てない。いっぱいになってしまったら売るか、穴を掘って埋めておくかである。埋めた場所は覚えておかないといけない。のちに預かり所が出てくるが、引き取りには少額だがお金が必要。重要アイテムはそれらすべてできないので、あとになってくるほど持ち物管理に困ってしまう。 昼夜の概念があったり、ときおり地震で画面が揺れたり、異常気象で画面が陽炎のようにゆらめいていたりと、世界の異変の演出もなかなかのものである。 ※このゲームはWiiのバーチャルコンソールでダウンロードできます。 |
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