■□5匹のコングで!□■
キングクルールはドンキーコングを倒そうと巨大な移動島を動かしてDKアイランドへと向かったが、衝突してしまう。ドンキーの仲間達をさらい、修理の時間を稼ごうとした……。
そんなわけでドンキーは捕らわれた4匹の仲間を救い出し、檻に閉じこめられたクルールの弟クランジーを救う為に各ステージのボスが持つ鍵を奪いに行く。
コングたちはそれぞれ特徴があって、特定のコングにしか行けない場所があるので、タッグバレルで交代しながらステージを進めていく。
コングスイッチ、コングバレル、コングパッドにはコングの顔が描かれているので、そのコングのみ、なんらかの作用が働く。
ディディーコングはコングバレルに入るとジェット噴射で空を飛ぶ。
ランキーコングは逆立ち歩きで通常では上れない急な坂道を登る。
タイニーコングはお下げでホバリングをしたり、コングバレルでミクロになって小さい抜け穴を通れるようになる。
チャンキーコングは他のコングには壊せない物が壊せたり、持ち上げたりすることができる。
■□多彩な攻撃□■
攻撃はBボタンで。ランニングアタックやジャンピングアタックなどの応用も。衝撃波を出して攻撃することもできる。
オレンジ爆弾を拾うと投げて使うことができる。結構弾むので注意しないと壁に跳ね返って自分も爆風に巻き込まれてしまう。敵に直接当てるようにして攻撃するといい。
ファンキーコングは武器商人として登場。バナナコインと交換で武器をくれる。それぞれ違う種類の武器がもらえる。弾薬を拾って補充する。視点を変更すると「狙い撃ち」になって仕掛けに当てやすくなる。敵が相手の時は移動ができなくなるので距離があるときだったらいいかも。
キャンディーコングはバナナコインと楽器を交換してくれる。使用すると画面内の敵を全滅させる。サウンドパッドに描かれた絵の楽器で奏でると仕掛けが解かれる。
スーパードンキーコングでおなじみのアニマルフレンドも登場。サイのランビやカジキのエンガード、道を照らすオウムのスコークスなど。特定のコングにしか扱えないこともある。
■□コンプリートを目指す□■
ステージには5種類の色のバナナやコインが落ちている。ドンキーは黄色、ディディーは赤というように5匹のコングはカラーが決められていて、黄色のものはドンキーしかとれないようになっている。
1ステージにそれぞれバナナが100本、合計で500本もある。それぞれ75本集めるとバナナメダルがもらえる。
ボスがいる扉をあけるにはトローフ&スコーフが指定する本数のバナナを集めなければならない。これは5匹が持ち寄った合計でよい。ボスと戦うのは指定されたコングだけとなっている。
ボスを倒すと扉が閉じるけど、ステージの行き来は自由なので取りこぼした物はあとからでも大丈夫。
ゴールデンバナナは1つのステージに25本あって、それぞれのコングが5本ずつ取れるようになっている。次のステージに進むにはやはり門番が指定する本数のゴールデンバナナがないと先へ行けない。逆にいえばゴールデンバナナがあればボスを倒してなくても先へ進むことはできる。
カスプラットという敵が持っている設計図も5枚あり、それぞれのコングが自分の色の設計図を入手できる。スナイドに渡すとゴールデンバナナをくれる。
そのほかバナナコインやレアコインなどすべて集めると達成率101%となって完全クリアとなる。
■□ミニゲーム□■
コンプリートするならミニゲームも避けては通れない。ステージの中でバレルに入るなどして始まる。トロッコに乗ってメダルを集めたり、迷路の中をさまよってすべての敵をやっつけたり、数は豊富。
懐かしのアーケードのドンキーコングやJET PACもある。
ステージのどこかにいるバナナフェアリーをカメラにおさめると、サウンドテストやボス戦で遊べたり、アイテム無限のチートがあったりする。同じレア社開発の「バンジョーとカズーイの大冒険」にもチートがあったが、任天堂のゲームとしてはこういうのは珍しい。
本編は完全に1人用なのだけど、4人まで参加できる対戦ゲームもある。武器やアイテムを使ってお互いを攻撃し合う。
詰め込めるだけ詰め込んだような内容の濃いゲーム。5匹もコングがいるので煩雑ではあるけれど、仕掛けを解いて進んでいくのは楽しい。
ただ、仕掛けを解除する為にいったり来たりしなくてはならないから、3Dに慣れてないとわけがわからなくなってしまう。地図の表示がないので全体がつかみにくいのだ。
スーパードンキーコングのようにスゴロクふうにステージ移動するのではなく、3Dで描画された結構広いDKアイランドから各ステージへと繋がっていて、次のステージの入り口がどこにあるのかわかりにくい。
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