■□アナログコントローラ必須□■
ハカセの発明したピポヘルを使って頭が良くなってしまったサルのスペクター。ピポヘルをかぶせたサルたちをタイムマシンで過去へ送り込み、人間の作った世界を変え、世界征服をもくろんだ。
カケルはそれに巻き込まれ、タイムスリップしてしまうが、ピポサルを捕まえる使命を背負う。
世界初のアナログコントローラ専用ソフトで、中央にスティックレバーが2つ付いたコントローラでしか遊べない。ちなみにプレイステーションは94年12月発売で、コントローラにはスティックは付いていなかった。アナログコントローラは97年4月発売。デュアルショックは同年11月発売で、このときからデュアルショックが本体同梱となった。
ライバル機のニンテンドウ64が96年6月発売で、コントローラには1つのスティックが付いていた。コントローラに装着させて使う振動パックは97年4月発売。
専用ソフトとあって、操作方法も少々変わっていている。左スティックで方向移動、右スティックで装備したガチャメカを使う。通常ならボタンを押したら主人公の目の前に持った物を振り下ろすかと思うが、このゲームでは右スティックで操作する武器や網はレバーを倒した方向に振り下ろすので慣れるまで扱いが簡単とはいえない。
左スティックを押し込むと伏せ、そのまま移動も可能。両方スティックボタンを押し込めば「いないフリ」ができる。両者ともピポサルに見つかりにくくなる。
Rボタンでジャンプ。ジャンプ中にもう1回押せば2段ジャンプになる。
○×△□ボタンにはガチャメカを振り当てられ、該当のボタンを押すだけで装備替えができる。
■□ガチャメカ□■
はじめから所有しているメカボーは剣のようなもので、ピポサルを叩いて動きを止めたり、そのほかの敵をやっつけるのに使う。
ゲットアミはピポサルを捕まえるのに必要。
ミズメカは水中にはいると自動的に装着する。エンジン付きのビート板のようなもので、網も飛び出て水中のサルも捕まえられる。
酸素がつきるとおぼれてしまう。
操作方法がやっかいで水中をうまく泳げないのは自分が下手なせいか……?
サルレーダーはピポサルがいる方向で反応する。何かの中に隠れているときに役に立つ。L2ボタンでレーダーでキャッチしたピポサルのレベルや今なにをしているのかを知ることができる。まったりとしていたり、探索熱心だったり、影ながら応援したくなるのだけどね……捕まえないと(笑)
そのほかいろんなガチャメカが登場して、その使い方はステージに入る前にレクチャーを受けるようになっている。
■□サルを捕まえろ!□■
ステージごとにピポサルを捕まえる数が決められていて、それを満たせばクリアとなり次のステージへと進める。ゴールはなくて、3Dの箱庭空間が広がっている。
ピポサルは1つのステージにクリア捕獲数以上存在するので、すべてを捕まえようと思ったらもう一度そのステージに入らねばならない。なかには新たなガチャメカを手に入れないと捕まえられないサルもいる。
ピポサルはヘルメットの上に付いているランプの色で状態がわかる。青いとこちらにまだ気が付いていない。ほふく前進で近づけばそのままゲットすることも。
黄色だと警戒しており、赤いと完全にこちらに気が付いて逃げたり攻撃したりする。
はいているパンツの色によっても足が速かったり、どんな武器で攻撃してくるのかも見分けが付くようになっている。
ステージのどこかにはスペクターコインが落ちていて、それを集めるとミニゲームが遊べる。
また、ピポサルをすべて捕まえ、コインもすべて取ると完全クリアとなって、そのステージはタイムアタックで遊べる。規定数のサルを捕まえる時間を計り、速いとメダルがもらえる。
ポケットステーションにも対応しており、「ホルゲッチュ」が遊べる。捕まえたピポサルを転送し、アイテムを探すゲーム。
全体としては操作方法にこだわりすぎて若干やりにくいところもあるけど、いろいろ盛り込んだおもしろいゲームだ。低年齢層にも訴求力があるようにも思うのだが、今となってはきちっと育てていかなかったようなところがあるのが残念なところ。
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