■□版権争い□■
ゲーム好きならきっとどこかでやったことがあるであろうこのテトリス。テレビゲームで、ゲーセンで、携帯型のゲーム機で、はたまたキーホルダー型の専用機で。とにかく版権を巡って混乱を極めていたらしい。
家庭用ゲーム機で一番初めに登場したのがこのBPSの「テトリス」だ。しかし、旋風を巻き起こしたのは任天堂から発売されたゲームボーイソフトの「テトリス」であった。ゲームボーイの人気を不動のものにして、落ちゲーというジャンルを確立。その手のゲームがたっぷりと出てきた。
その後、BPSはスーパーファミコンで「スーパーテトリス2+ボンブリス」を発売。これは結構な人気を得たようである。
■□どんなゲーム?□■
4つの正方形のブロックを組み合わせた7種類の形状をしたブロックが上からランダムに落ちてくる。これを下から積み上げ、1列隙間なく埋めるとその1列が消滅する。落ちてくるブロックを消せずに上まで積み上げてしまうとゲームオーバーだ。
このソフトには対戦はなく、1人でとことん遊ぶゲームとなっている。25列を消すと1レベルがクリアーとなる。レベルが上がるとブロックが落ちてくるスピードも速くなるというわけだ。
もうひとつの遊び方として、ゲームスタート時にブロックがまだらに積み重なった状態で始めるモードもある。
名称の由来ともなった「テトラ」は4つを意味する。1度で消せる最大のラインは4つ。だから「テトリス」。
でも「テトリス」が面白いのはやっぱり対戦だろう。任天堂のゲームボーイ版では通信ケーブルを使って対戦が出来る。1度に多く消した方が相手のラインを多く押し上げることが出来るので、積み重ね甲斐もある。相手の画面が見えないのもスリリングだ。
それにしても初代のテトリスは操作性が悪い。十字キーの下でブロックを回転させ、Aボタンで高速落下させるのだ。この高速落下はAボタンを押してしまうと取り返しがつかないので、少し下におろしてその後左右に移動させたいということができない。だから、ちまちまとブロックが落ちてくるのを待たなきゃならない場面もあって、イマイチはまれなかった。
■□シリーズ□■
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『テトリスDS』任天堂 Nintendo DS 2006.04.27
Wi-Fiコネクションで対戦可能
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『SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.28 テトリスコレクション』 セガ プレイステーション2 2006.09.28
「テトリス:ニューセンチュリー」と、アーケード版「テトリス」「フラッシュポイント」「ブロクシード」。発売されることのなかったメガドライブ版を収録。
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『みんなのソフトシリーズ テトリス アドバンス』 サクセス ゲームボーイアドバンス 2003.11.28
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『テトリス』任天堂 ゲームボーイ 1989.06.14
『テトリス2+ボンブリス』BPS ファミコン 1991.12.13
『テトリスフラッシュ』任天堂 ファミコン 1993.09.21
『マジカルテトリスチャレンジfeaturingミッキー』 カプコン プレイステーション 1999.03.18
『The Tetris』サクセス プレイステーション 2000.07.19
『Ultra2000 ザ ネクスト テトリス』 メディアカイト パソコン 2000.09.29
『SuperLite 2000シリーズパズル テトリス KIWAMEMICHI』 サクセス プレイステーション2 2003.12.18
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