■□実はこれ、シューティングゲームだったりする□■
　西遊記のキャラクター、孫悟空ことソンソンと、猪八戒ことトントンが、力を合わせてさらわれた三蔵法師を救い出すのがゲームの目的。もちろん１ＰプレイのみでもＯＫだが、ふたりでやった方がはかどることは確か。
　カメハメ波のような気合い弾とでもいおうか、彼らの武器は自分から発せられる小さな玉で敵を倒していく。強制横スクロールで、弾切れなし、パワーアップなしのいわゆるシューティングなのです。
　操作キャラは動物で、地面をとぼとぼ走る。ミスったときは斛斗雲に乗って画面内に再登場するが、コントロールボタンをどれか押すと、飛び降りて地面を走るのだ。まぁ、その姿はかわいいのだけど。
　画面は上下5段ぐらいに区切ってあって、上下を自由に移動して敵をかわしたり、攻撃したりする。

■□クリアーできればまさに神ワザ!?□■
　敵も種類によって攻撃パターンが違うので、それさえつかめれば最初のうちはどんどん進んでいく。
　けれども終盤は敵がわんさか出現してかなり忙しくなる。難しいというより忙しい。この言葉に尽きます。画面にいっぱい敵が現れすぎて、キャラがちらついてるのね。ドラクエをやったことがある人なら体験済みかもしれないけど、横１列にキャラが５つ以上並んでしまうとそうなるのです。
　さらに、処理能力も付いていけなくなって、スローモーションがかかったように動きが遅くなる。元はアーケードゲームだったのだけど、このころのファミコンでは限界だったもよう。かなり単純なゲームなのにね。
　めずらしいのはステージクリアという概念がなく、ラストボスまでノンストップなところ。画面上に番号札が立っているので、それでどのあたりまで進んだのかわかるようになっている。 　

■□リメイク□■
　カプコンも作品集をいっぱい出してます。

	『カプコン ジェネレーション 第３集 ここに歴史はじまる』 (1998年10月15日発売) セガサターン、プレイステーション 「バルガス」「ソンソン」「エグゼドエグゼス」「ひげ丸」を収録。
	『カプコンレトロゲームコレクション vol.3』 (2005年5月30日発売) プレイステーション 「バルガス」「ソンソン」「エグゼドエグゼス」「ひげ丸」に攻略本を同梱。
	『カプコンクラシックスコレクション』 (2006年9月7日発売) プレイステーションポータブル 1942、1943、1943改、魔界村、大魔界村、超魔界村、バルガス、ソンソン、エグゼドエグゼス、ひげ丸、戦場の狼、戦場の狼II、ガン スモーク、ストリートファイターII、ストリートファイターIIダッシュ、ストリートファイターIIダッシュターボ、ザ キング オブ ドラゴンズ、ナイツ オブ ザ ラウンド、アルティメット エコロジーの19作品収録。うち6タイトルはソフトを持ってない人とでも遊べるゲームシェアリング機能に対応。