■□ネコが苦手な警官□■
主人公はネズミの警官マッピー。泥棒集団と戦う日々だ。ところがその家の中にはネコがうようよといる。一回り大きなネコは「ニャームコ」というそうだ……ナムコだけに……。ネコを交わしながら散乱している絵画やテレビなどを回収できれば1ラウンドがクリアとなる。
2人プレイも可能だけど、スーパーマリオと同様に交代交代でプレイ。
■□逃げるが勝ち?□■
広さは横に2画面ほどで、家の中は5階建てになっている。階段はなく、1階に3,4カ所ほど取り付けられているトランポリンで飛び跳ねて階を移動する。各階の廊下にはドアでしきりがしてあって、プレイヤーも敵の猫もドアを開けることができ、いったん開いたら閉めることはできない。
ファミコン初期の作品にはプレイヤーが直接敵に攻撃できないゲームが結構多いが、マッピーもそのうちのひとつで、いかに回避するかがポイントとなる。
だが、ネコを撃退する方法がないわけではない。ドアを勢いよく開けて気絶させ、しばらくの間動きを封じるというのがまずひとつ。ドアはノブが付いている方に開くので、自分がはじき飛ばされることもあるが、気絶はしない。
中でも点滅しているドアを開けたときには、風圧みたいなのが生じて、横へ一直線に流れていくので、廊下に猫がいると一緒に壁まで吹き飛ばし、退治してくれる。
というわけで、それ以外の場所ではひたすらに逃げるしかない。まったく、どっちが追いかけられているんだか。
ただし、トランポリンで跳んでいる最中は接触しても食われてしまわないので、追い込まれたらそこへ回避するべし。しかし、これもよく考え抜かれていて、一度も廊下へ出ず連続して飛んでいるとトランポリンの色が緑→青→黄→赤と変化し、トランポリンが破れ、アウトとなる。
一度トランポリンから降りればよいが、連続して飛んでいると耐久性があるので、ずっと飛んでチャンスをうかがうのも限りがあるというわけ。
特定の場所でしか攻撃できないのと、トランポリン技が絶妙なかんじなので、単純なゲームながら、なかなか難しいのである。
■□トラップとボーナスステージ□■
家にはしかけがあるラウンドもあり、トランポリンの真上にある屋根の下にベルがあれば、それにふれるとベルが落ちてネコを気絶させることができる。
また、落とし穴も廊下にあり、マッピーが通過すると穴があいて追ってくるネコを寄せ付けないこともできる。
あと、画面にはタイムが表示されてないが、時間がかかりすぎると音楽が早くなり、敵の動きも速くなるので注意が必要。
何面かクリアすると、制限時間内に風船を取るボーナスステージとなる。トランポリンだけを使って移動するステージだ。ボタンを押さずにトランポリンに乗ったままだと、天井まで飛びっぱなしだが、方向ボタンを押すと短くジャンプできるので、上段にあるトランポリンはわざと破れさせた方が早く移動できる場合もある。
ちなみに、制限時間は表示されないので、赤い風船を1個ずつ全部取るか、少し急いで最後の得点が大きい青い風船を確実に取るか、駆け引きも難しいところ。
■□移植ソフトで遊ぼう□■
ファミコンミニシリーズ発売! 完全移植なので当時の懐かしさもひとしお。
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ファミコンミニ『マッピー』GBA 2004.02.14
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『ナムコミュージアム アーケード HITS!』PS2 2006.01.26
「パックマン」「ミズパックマン」「ギャラクシアン」「ギャラガ」「ギャラガ'88」「ポールポジション」「ポールポジションII」「ディグダグ」「ラリーX」「ローリングサンダー」「ドラゴンスピリット」「ボスコニアン」「スカイキッド」「ゼビウス」「マッピー」「パックマニア」
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『ナムコミュージアム vol.2』 2006.02.23発売・PSP
「キング&バルーン」「ドルアーガの塔」「モトス」「ボスニアン」「グロブダー」「ディグダグII」「ローリングサンダー」「ドラゴンスピリット」「ゼビウス」「ドラゴンバスター」「マッピー」
『ナムコミュージアム Vol.2』 1996.02.09発売・PS
「キューティQ」「ゼビウス」「マッピー」「ギャプラス」「グロブター」「ドラゴンバスター」
『ナムコギャラリー VOL.1』 1996.07.21発売・GB
「バトルシティー」「マッピー」「ギャラガ」「ナムコクラシック」
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