■□ファミコンと共に歩んだ野球ゲーム□■
「ファミスタ」の愛称で人気を不動のものにした野球ゲームの決定版ともいえるシリーズ。毎年版を重ねて1988年で3作品目となった。
当時はまだ権利をきちんと得ていないので実在する球団や選手をモチーフにしていたものの、名前をもじったりして回避していた。それもまたご愛敬ってことで、当時はプレイヤー自身もまだリアル指向ではなかったようにも思うし、それはそれでよかった。
ピッチャーの投球シーンでは主審側からの目線となっており、その延長に2塁、左右には1,3塁が見えるように画面が構成されている。バッターが球を打つと全体を見下ろすようなマップに切り替わりボールを追う。
任天堂の「ベースボール」と違って野手を動かして十字キーで塁に送球が可能。走者もどこまで走るか、また戻るか操作できる。
試合終了後にニュースで報じられたりと、演出もあってよい。
■□変更点□■
本作では当時の12球団(もちろんゲーム内では別名)と、メジャーリーガーチーム、ナムコのオリジナル選手たちが所属するナムコスターズの14チームとなった。
また、自分で選手を作るエディットチームを1つ作ることが可能。既製のチームと大きな差がつかないように、決められた数字をそれぞれの選手のパラメーターに振り分けて選手を作る。ただセーブ機能がないので電源を切ってしまうと消滅してしまう。
本作ではパスワードによるデータ保存が出来なくなったので、電源を切ることなく13チームに連続して勝たねば優勝できない。
球場が4種類から選べる。球場の広さ以外にはプレイに差はない。
国民的スポーツで男児にも人気があるということもあるが、今でもシリーズが続いているのがすごい。
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