■□貴公子見参□■
さらわれたマルガリータ姫と妖精を救い出すべく、ラファエル王子がグロッケン城に乗り込む。城内は迷路のように入り組んでいて、数々のトラップが待ち受ける。どこに姫がいるのかわからない。ひたすらに部屋の鍵を開けて散策しよう。
羽根つきの帽子をかぶった騎士の姿はなんとも凛々しいが、扱えるのは短剣だけだ。敵に至近距離まで迫らないと殺すことはできない。しかも、ボタンを押しっぱなしにしていても、1秒ほどしか剣を出していないので、タイミングが重要。
道に落ちているブロックや壺を動かして押しつぶすことも可能だ。
■□鍵を使う順番がポイント□■
部屋の数は100あるが、どのルートを通っていくかがまさに鍵となる。1つの部屋は1〜2画面分ほどで、上下左右の部屋へ行くには鍵を使って扉を開けるか、穴に落ちる、エレベーターなどで移動するなどがある。
扉を開けるには扉と同じ色の鍵が必要で、全部で6種類あり、現在どの鍵を何個持っているか画面に表示されている。鍵はどこかの部屋に落ちているが、一度使ったらなくなってしまう。鍵は数に限りがあるので、一見普通のアクションゲームに見えるが、そこが大きなパズル要素になっている。
たとえば、右の部屋に移動したいとき、右の壁に黄色い扉が3つある、ということがある。でも黄色い鍵は1つしかない。上段、中段、下段、どの扉を開いたらよいのか、場合によっては行き止まりなんてこともあるから注意が必要。
なので、1回目でいきなりクリアーすることはないだろう。何度も試して、どこで何色の鍵を使って進んでいくのか、頭にルートをたたき込まなくてはならないのだ。
■□トラップが豊富□■
このゲームはパズル要素が強い。もちろん、鍵の使い方も重要だが、ブロックを動かしたり、積み重ねたりして、とりあえずその部屋から次の部屋に進むルートを確保しなければならないときもある。ときにはリフトに重りを載せてみたり、頭を使う場面にも出くわす。
それだけにとどまらず、アクションもある程度は要求される。プレイヤーは剣山にふれたり、ボンベなしで水に飛び込んだり、ろうそくの火に触れたり、エレベーターと天井に挟まれたりすると死んでしまう。
空中を浮遊するブロックにうまく飛びのり空中を闊歩し、ベルトコンベアーに流されないようにジャンプしながら前に進んだりと、飽きがこないような作りになっている。
ただ、面クリア型ではないので、自分のルートが正しいのか、行き詰まってみないとわからないという反面も……。一筋縄じゃいかない。
もしもパズルにつまり、その部屋の初めからやり直したいときは、2コントローラのAボタンを押す。プレイヤーの数がひとつ減ってしまうがしょうがない。1upのアイテムもあるし、10000点ごとに1upするので、落ちている宝石や王冠は取っておく方がベター。
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