■□100ZONEが売り□■
全部で100ゾーンあるのだが、その1つ1つをクリアするという概念はなく、各ゾーンに存在するドアに入ると次のゾーンへ進んだり、また戻ったりできる。
1つの面に複数ドアがあったり、隠し扉もあるので、連続した番号通りに進むというのではなく、100ゾーンを次々とワープして渡り歩き、目的地、師匠がとらわれている地へ到達するというゲームだ。
マリオライクな横スクロールアクション。ファミコン時代のマリオは右方向しか進むことができなかったが、このゲームはどちらへでも好きな方向へ行くことができる。なので、ステージの始まりが端っこではないこともあるので、左右どちらへ行けばいいのか迷うところもある。
■□迷路のアトランチス大陸□■
さて、プレイヤーが気球からこの地に降り立つところからゲームは始まる。そのまま順当に進んでいけば前へ前へと進んでは行くが、ステージが連番ではないので、どのドアからどのドアへと続いているのか、そもすると迷うことになる。
隠し扉は主人公唯一の武器であるダイナマイトを特定の場所で爆発させると出現する。この場所を知っているとゾーンをショートカットできるので楽だ。最短コースで行けば十数ゾーンを通るだけでFINAL ZONEに到達する。
そのほかにも画面に見えていないドアがあって、たとえば穴にわざと落ちるとか、特定の場所で自爆してプレイヤーが画面の下へと消える瞬間に次のゾーンへ進むとか、意表をついた仕掛けもある。
■□結構シビア□■
なにが難しいって、ジャンプがなかなか思い通りの距離を飛んでくれないということだ。マリオの場合、ジャンプした後空中で方向転換ができるので、大きく飛びすぎたと思ったら、反対方向に十字キーを押すと、マリオが戻ってくるので、極力ミスが防げた。
このゲームは方向キーやジャンプボタンを押した加減とか、助走の距離でジャンプの飛距離が決まり、一度ジャンプしたらそのまま着地までノーコントロール状態となる。だから足場が狭い場所へと移動するときはきちんと計算して飛ばないと、穴に落っこちてしまうのだ。
武器はダイナマイトであるが、投げた後爆発まで時間がかかるので、敵を倒すのは難しい。
また、ゾーンの始まりからカウントダウンされ、タイムが0となったときもゲームオーバーとなる。それがぎりぎりのところもあるのでぼやぼやしていられない。ただ、ドアの出入りでタイムはリセットされるので、もう一度ドアに入り直して先に進むこともできる。
印象深いゲームであるが、マリオで遊んだ後はやりにくいゲームだ。
※このゲームはWiiのバーチャルコンソールでダウンロードできます。
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■□リメイク□■
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『メモリアル☆シリーズ サンソフトVOL.2』
(2001年12月6日発売) プレイステーション
「アトランチスの謎」「ルート16ターボ」を収録。 |
※ジャケット写真をクリックすると amazon.co.jp による作品紹介ページへ移動します。
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