ファミコンアルマジロ
 
(1991年8月9日発売 アイ・ジー・エス)

★横スクロールアクション・2P交互プレイ

■□変身するアルマジロ□■
 悪の集団「くろまめだん」に恋人のシェリルがさらわれた。アルマジロのビリー・ザ・シェルは単身アジトへと向かう。
「スーパーマリオブラザーズ3」のようなすごろくふうのマップを進んでステージに入る。ルートによってはクリアしなくても次へのマップへ進める。2人プレイの時は1マスずつ交代で進めていく。

 主人公は帽子をかぶって「チャレンジャー」みたいな恰好をしているけど、れっきとしたアルマジロ。
 Aボタンでジャンプ。Bボタンで体を丸めて転がる。この状態で体当たり攻撃ができ、ほぼ無敵。丸まったままジャンプもでき、壁に当たると大きく弾み、動きも速いので非常に扱いにくくなる。止まってAボタンを押し続けると大きく弾むのでより高いところへ行くことができる。
 通常状態でジャンプして壁に体当たりしたときなど、十字キーを壁の方向に押し続ければ壁に爪を立てたようにずるずるとゆっくり下降していく。現在のマリオのような三角飛びができるので、穴に落ちそうになったときの復帰にも使える。

 アイテムを入手するとなぜか鳥やカンガルー、魚などに変身して違う能力が得られる。豆粒みたいに小さくなって細い路地が通れるようになったりもできる。火星人からUFOをプレゼントされてステージクリアできたり、ステージに存在している寿司屋でヒントが聞けたりと、なかなかユニークで独創性のあるアクションゲーム。
 けれどもジャンプ後のコントロールは自由があまりきかない。マリオのようなあり得ない慣性に慣れてしまっているとやりにくいと感じる。隠しルート的な部分もあるし、クリアには関係ないけどステージごとに隠されたサイコロの目を集めていったりと、完成度は高いんだけど、色々と惜しいと思ってしまうゲーム。




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