まずはＦＦとＤＱがどれだけすごいかということで、販売本数を比較してみましょう。
　ＤＱはパート１からミリオンを越えている。これはやっぱり宣伝効果があったんでしょうね。キャラクター担当の鳥山明氏は当時少年漫画誌に連載を持つ売れっ子作家であったので、ジャンプを中心に発売前からゲームの情報を流していた。そんなわけでＤＱは生まれながらにしてベストセラー作品であった。
　一方、ＦＦはコンスタントに作品を発表しながらじわりじわりと人気を得てきた。常に新しいシステムを追求している姿勢がユーザーを飽きさせないのだろう。華麗なグラフィックとドラマチックなストーリー、ジョブシステムなどなど、割とチャレンジャーなＦＦは新規ユーザーも結構多いのかもしれない。
　さて、下の表にメーカーから公式（2003年3月末時点のもの）に発表された販売本数を記しました。下線が引いてあるのがそうです。そのほかの本数はファミ通やその他の情報を元にしてるので、だいたいの内訳だと思ってください。

　メーカーが公式に発表しているのはミリオンセラーのみなので「ファイナルファンタジーコレクション」や「ファイナルファンタジーXI」などを含めるとプラス100万本といったところでしょうか。
　ＦＦの方が多く発売しているので圧倒的に有利かと思いきや、意外や意外。いい勝負をしています。
　ＤＱはリメイク作品の付加価値が魅力的なのかもしれない。だからリメイクでもミリオンを越えている。まぁ、オリジナルのみだったら、間違えなくＦＦの勝利です。なんてたって数が違う。短い期間にこれだけクオリティの高い物を出していくのはすごいよね。

＜関連作＞

'97	ファイナルファンタジータクティクス	PS 136万	'98	ドラゴンクエストモンスターズ	GB 235万
'97	チョコボの不思議なダンジョン	PS 114万	'01	ドラゴンクエストモンスターズ2	GB 157万

　上の表はメーカーが発表した数値です。 　ちなみに、ミリオンに到達してないソフトのおおよそはこんなかんじ。

PS チョコボレーシング 幻界へのロード 30万本
PS チョコボの不思議なダンジョン２ 60万本
GBA ファイナルファンタジータクティクス アドバンス 40万本
GC ファイナルファンタジー･クリスタル クロニクル 20万本
SFC トルネコの大冒険 80万本（チュンソフト）
PS+GBA トルネコの大冒険２ 75万本（チュンソフト含む）
PS2 トルネコの大冒険3 45万本
GBA ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート 60万本

　ＦＦ関連については他にもソフトがあるので、関連作を含めた合計出荷数もいい勝負をしてます。次回作に期待がかかりますね。

（2003.9.現在）

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