■□影を歩く妖精□■
木の妖精であるルクスは「誰かのために木になる」ことを夢見て、その場所を探すための冒険に出る。
プレイヤーはそれを手助けする光の妖精ポポとなって導いてあげる。木の妖精は日向に出てしまうとその場で木になってしまうため、ポポが影を作ってあげなくてはならないのだ。
ルクスは影の中を気ままに歩いており、ポポが影を作ってあげると自動でそっちの方向に進んでいくので、ルクスの動きを調節したいときは呼び寄せたい場所で1ボタンを押すとその場にしばらくとどまってくれる。後半になるとルクスの動きのタイミングも重要になってくる。
■□不思議な柱□■
ステージは面クリア型で30ステージ以上ある。飛び出す絵本のような、見開き1ページの小さなステージになっている。サブキャラクターの動きは簡素だけど、絵はきれいでやわらかい雰囲気がある。
ステージにある木や岩、物体には影があるけど、ゴール地点までは繋がっていない。
随所にあるマホマホの柱にポポを近づけて2ボタンを押すとポポが光って柱に影ができる。ポポを動かして影の位置を調節し、もう一度2ボタンを押すと位置が確定し、一定時間だけルクスが通れる柱の影ができる。
柱は火、風、氷のどれかの性質を持っている。
氷はルクスがその上に乗るとそのまま一直線に滑ってしまい、氷の影以外の影に出ると止まるか、物にぶつかると止まる。なので、氷の影は注意が必要で、うっかりすると滑って日向に出てしまうのだ。
滑る方向を予測してルクスを呼び寄せる必要がある。
風の柱はルクスの体を浮かしてくれるので、川や崖を渡るのにも使える。火の柱は木の芽に当てると木が生長して大きな影を作ってくれる。
そのほかにも仕掛けがあるし、ステージをウロウロしているロボにもその影を当てると何らかの反応をする。
■□おまけも・・・□■
クリアしたところまではもう一度挑戦でき、目標タイムが表示されるので、それより速くクリアするとセーブファイルに1ステージごとにマークが付く。ノーミスでもマークが付き、いくつかマークを集めるとおまけがあるようだ。
全体的な感想としてはパズル的要素とアクション的要素があり、ギミックはそれなりに用意されているので楽しめる。もう少しボリュームがあったら良かったかも。
|