ご 挨 拶 (2020年6月末 吉田倫太郎父記す。)
 吉田倫太郎と、長年彼の手となり足となり口となって支えてきてくださった山口実さんは、2002年4月「バリアフリー公共交通研究調査会」を立ち上げ山口県央地域の公共交通機関のバリアフリー化を目指して活動を続けてきました。そして、このサイト「RINGOBATAKE へようこそ」で、上記の会として調査したデータや入手した資料、その他の出来事などを公開してきたのです。その成果は行政にも評価され、2009年県知事表彰を受けました。
 しかし、3年前山口さんが突然亡くなられ、山口さんを頼みとしていた多くの者が茫然自失、その死を嘆き悲しみました。吉田倫太郎も痛哭哀傷の日々を過ごしてきました。二人は異体同心、熱烈な広島カープファンで、よく広島市民球場やマツダスタディアムに行き、最終の新幹線で帰ってきたものでした。
 現在「バリアフリー公共交通研究調査会」は活動停止の状態が続いています。サイトを畳むことも考えましたが、新山口駅の改装工事が続いていることでもあり、これまでの資料のいくつかをアップしたまま、細々とでも少しずつ更新していくことにしました。
 これまで「バリアフリー公共交通研究調査会」に御協力いただいた事業所や関係機関に、あらためて心から感謝の意を表します。

    吉田倫太郎 1973年1月8日生

 私は山口市嘉川に住んでいます。常時車椅子を使っています。普段の生活で使う公共交通機関は、主にバスとJRです。
 幼い頃から車椅子でバスを利用してきました。私は車椅子を降りて座席に座ることはできません。ステップのあるバスでは、車椅子を後ろ向きにして、入り口の段差を介護者が引っ張り上げて乗り込みます。バスに乗って出かけることで、生活の範囲が広がってきたという実感があります。
 公共交通機関や車椅子用トイレについて、ずっと関心をもっていました。数年前にせっかく山口市が始めたコミュニティバスは、車椅子では利用できない車両でがっかりしました。そのこともあって、03年の春、山口市交通まちづくり調査研究委員会の委員に応募してみましたが、選ばれませんでした。そこで、公共交通機関のバリアフリー度の実態調査にとりかかることにしました。調査の範囲は、当時合併協議が進んでいた
2市4町の県央部としました。  (2003年秋)