成長りんちゃんです。 以下、設定の短文があります。 己のそばに来て、今日は天気がいいだの花が咲いただの話してゆく。 りん。 少しは背も伸びたらしいが、相変わらず蝶のように軽やかな娘。 今日もまた、野の残り香を連れて己の元に羽を休める。 花の香り、木の匂い、陽射しの温みがそこに在る。 お前にとって、己は数ある花のひとつにすぎぬやも知れぬ。 だが、それもいいだろう。 そのかぐわしい残り香を腕にいだく事が出来るのは、この殺生丸ただひとりだけだ。 というわけで、兄上のひとりごと、でした。 だんだん成長してゆくりんにちょっとだけ不安になっちゃったりする、そんな密やかな恋心。青春ですなぁ。 2005.04.28 |