破壊の神と呼ばれし者。 それは遠い遠い、記憶の彼方。 若様は八大将軍の頃の自分を感じたことがあるのだろうか、もし感じたとしたらそれはどんなふうに彼の心に映るんだろう、そんな事を考えてみたり。 かつての己という存在は、この荒野の風砂のように掴みがたい彼方に曖昧模糊としている。 けれど、ふとした瞬間脳裏をよぎる血色の記憶……なんて。 この絵、本当は色鉛筆でフルカラー彩色したんですが、禍々しい感じにしようとドギツく塗りすぎてしまったので、大幅に元絵をカットのうえセピア加工しました。 まったくもって 2006.11.15 |