ワイパーのビビリ対策

雨の日はもちろん、雪が降った時や黄砂などでフロントガラスが汚れた時に活躍するワイパー。
車を運転する上で欠かすことの出来ないワイパーですが、時々「ガガガ」という音とともに波打つ時がありますよね。
 一度、このびびりが起きてしまうと、その後も自然に直ることは少なく何らかの対処をしなければ視界の確保が困難になってしまいます。

 そこで今回は、ワイパーがびびる原因や調整方法についてまとめてみました。

ワイパーがびびる原因って?

新品のワイパー【何が要因となっているのか】
 「ガガガ」という音とともに、波状に水が拭き取られると非常に不快な気持ちになりますよね。
 では、この様にワイパーがビビる原因としてどんな事が考えられるのでしょうか?以下に原因として考えられるものをピックアップしてみました。

  • ●ワイパーゴムの劣化
  • ●フロントガラスに油膜が付着している
  • ●押し付け圧が強い
  • ●押し付け圧が均等になっていないが均等になっていない
などが考えられますが、主な原因としてワイパーの押し付け圧が均一になっていない事が多くなっているんです。
 これは、ワイパーアームが経年変化等により弯曲した事が原因で、フロントガラスとの設置角度が90度からズレた時に発生しやすくなっています。

※ワイパー角度の概要図

 この、びびりを調整するためにはどうしたら良いのか、次の項目で確認してみましょう。

びびりを調整する方法って?

【フレーム調整】
 では、ワイパーアームが原因とした時の調整はどうしたらいいのでしょうか?
一番簡単な方法としては、新品を購入することなんですが…びびりが発生するたびにワイパーを交換していたら維持費が大変ですよね。 
そこで、以下にワイパーアームの調整方法をまとめてみたので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

ワイパーアームの調整手順
1.エンジンを始動して、ワイパーを作動させ、中間ぐらいのとろでワイパーを停止させます


2.ワイパーを外してアームの先端とフロントガラスの角度を確認する
アームとガラスの接着面を確認し、左右のどちらかが浮いていないか確認します


3.アームにウエスをかませて、ペンチ等でアームを曲げます
右側が浮いていて、左側で接している状態ならアーム先端を外側へ少しひねります


この時に、少しずつ変形させるのがポイントで、微調整を行いながらガラス面に密着する様に調整しましょう。
 この作業を2本分こなせば、アームの調整は終了です。
ただし、この作業は取り付けられているアームの形状を変形させる事になるので力を入れ過ぎると修復が不可能になることも考えられます。
 調整を行う際は、力加減に注意して行なうようにしましょう。また、自分でうまく調節する自身がない方は、カー用品店などに依頼するのも良いかもしれませんね。

ワイパーの交換時期って?

【交換目安となる時期って?】ワイパーの画像
調節方法をまとめてきましたが、もしもそれでも改善されなかった場合はワイパーゴムの劣化が考えられます。
 その際は、あなたが乗っている車種に適合したワイパーを選び、交換してみる事をおすすめします。
 また、びびりがなかったとしてもワイパーの交換目安となるポイントがいくつか存在するので、以下に一覧でまとめてみました。

ワイパーの交換目安
  • ワイパーのゴムが切れている
  • ワイパーゴムに割れが見られる
  • スジ状の拭き残しが目立つようになってきた
  • 拭きとった際にガラスに水がにじむ
  • 拭きムラが出るってきた

 これらの症状が出てきたら、ワイパーの交換目安として良いでしょう。

 また、ワイパーゴムは1年に1回の交換が推奨されていますが、ゴムの寿命は使用状況や車の保管環境等で大きく変わります。
 ひび割れや端が切れている等の症状が出ていなくても、一つの交換目安として覚えておくと良いかもしれませんね。



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