交配情報
・・・「ドル」



第28話、第29話で、お知らせしたとおり、「ドル」は、めでたくチャンピオンになれました。
これは、「スタンダードである(スタンダードに、近い)」と評価されたと、喜んでいます。

ところで、パピヨンの人気に伴って、遺伝性の病気が密かに、しかし確実に増えているそうですネ。
ご近所の気のあったパピヨン同士で、「お互いきれいだから子供をとりましょう!」って、これは飼い主にとっては、すごく楽しみなことです。
私も、経験があり、それはそれは、しあわせな気分でした。
でも、今、省みますに、このような安易な繁殖が、もしかしたら、PRAや、今、顕著に現れているパテラの脱臼を増やすのかも?
そう思うと、責任を感じます。

もっとも、いつの世にもいる悪徳業者については、もはや、論外ですが・・・。
今までの先人の苦労を無にしないためにも、繁殖は、気をつけたいと思っています。

さて、我が家の犬、特にこのページは「交配情報」のページですので、「ドル」について述べますネ。

「ドル」と同父の兄弟姉妹、母「さくら」には、PRAや、遺伝性のパテラは見られません。
父「コロ」君からも、聞いた事はありません。
また、パテラに関してですが、ショーでは、「ドル」の歩様、つまりは骨格の素晴らしさ、足元の強さが評価されたとお聞きしました。
しかし、これだけの情報で、キャリアーの可能性が全くないとは言い切れませんネ。
現在、血統的に、また、医学的に調査をすべく情報を収集している最中です。

現在も、健康状態は、すこぶるよく、体重は、約3.2sくらいです。
あまり、小さな女の子は、出産時大変かな?・・・もっとも、出産はやってみないとわからないのですけどネ。
今のところ、アレルギー等も、出ていません。

それから、繁殖となると、外観も重要ですネ。
「ドル」は一目瞭然ですが、非常に薄い色です。
ショーチャレンジの時、この毛色がどう評価されるのかと心配でしたが、異例とも言える早さでのチャンピオン達成で、もはやたいして問題ではなかったようですネ。
それどころか、「シュ(ャ)ーテッドレッドセーブル」とか言う、はやり気味の色ですとか?
ただし、薄い毛色同士での交配を何代も繰り返した場合、危惧することは、目鼻のブラックポイントの退色です。
下記の血統に登録している毛色を、ご参考にしてください。

毛についてもう1点言えば、写真では判断できないと思いますので付け足します。
「ドル」の毛は、見事にストレートですが、完全なシングルコートではありません。

それから、全兄妹の「ゆり」自身と、「ゆり」の仔犬に1匹、それと異父兄弟に1匹、垂れ耳が出ています。
ですから、もしかして、仔犬に、垂れ耳が出現するかもしれません。
ファーレンも好き!って方にお願いします。

その他、「ドル」はパピヨンらしく、非常に運動能力が高く、頭は良いと思います。
性格や行動ですが、明朗、素直、小型犬らしからぬ堂々としていて、落ち着いています。
ドッグラン等で、他犬種、特に大型犬の中でも、ゆうゆうと、勇敢に大胆に過ごせます。
男の子のせいか、強気なところはありますが、人は特に友好的で、ショーのとき、ジャッジに尻尾を振ったのでカードをもらえたのでは?という意見も。

日常生活ですが、母犬「さくら」は多少神経質なので、聞きなれない音などには反応して吠えますが、「ドル」はそれほどでもありません。
来客時、初めは吠えますが、家に入っていただくと、もう大喜びで、熱烈大歓迎です。
でも、クールダウンは早いです。
特に何もない日は、一日中、一言も吠えない日もあり、私の足元で眠っています。

はたして、性格等がどの程度、・・・例えば馬ほども遺伝するのでしょうか?わかりませんが、述べてみました。
しかし、これについては、主観が入っているかもしれませんので、どうか、ご自分の目で、ご確認くださいネ。

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