秘 密 基 地 2/2 | ||
そして、ここは、とってもスリリングな「秘密の谷」。 |
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そこには池があります。 | |
「さくら」 | |
「ドル」 | 「ゆり」 |
「ドル」「ゆり」 ジャンプする「さくら」 | |
そして、その谷の一方は、「秘密の林」へとつながります。 | |||||||
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上から「さくら」「ゆり」「ドル」 | |||||||
走る「ドル」 | |||||||
林の中には、いろんな鳥の声がします。 とっても気になる様子の「ドル」です。 | |||||||
そして、「秘密の谷」の、もう一方は、「秘密の竹林」へと、つながるのです。 | |
「秘密の川原」 |
「ドル」「ゆり」「さくら」 |
「ゆり」「さくら」 |
はるか向こうに「ドル」、手前に「ゆり」と「さくら」 |
犬達が、自然の中で、自由に生き生きと、きびきびと楽しそうに遊ぶのを眺めていると、とても気持ちが清清しくなる。 でも、ときに、こう思う事がある・・・。 |
このように、隠れるように、人目を忍ぶようにして、犬達を遊ばせる事に、私は、罪の意識にさいなまれる。 罪・・・それは、人間が作った「法」にではなく、地球が作った「犬」をはじめとする、生命に対して。 |
ああ、君達は、わが地球の先輩である。 人類が生まれるまで、君達の祖先は、身の丈ほどの物を得たら、慎ましく大地を共有していたであろうはず。 |
地球よ、人類が生まれたので、痛いでしょう。 人は、自らの自由は求めつつも、他の命や自由をどんどん奪って行く。 犬・・・それは、地球上でこんなにも嫌われている人間に、友好的に歩み寄って来てくれた、数少ない別種の生き物。 それなのに、人は容赦なく、その、かけがえのない、友達の自由でさえ、どんどん奪って行く。 ・・・「害」と付く生き物には、言うにおよばす・・・。 皆が、人類の布石でもあるまいに。 |
そんなふうに、思うと、悲しくて、辛い。 |
皆と、平和にしあわせに、共存したいナぁ・・・。 |
その時、あまりの爆音に、ふと見上げると、 頭上には、おどろおどろしい戦闘機が、2機並んで、まっすぐに飛び去った。 イラクに行く、演習であろうか・・・。 |
人類よ、君らはいったい何をしているんだ! |