数え切れないほどの幸せを、抱えきれないほどの喜びを与えてくれた、僕達の北海道。
真っ白だった厚く冷たく固い雪野原の下から、萌えあがる様に、突然現れいでた、みずみずしい5月のパンケチン。
澄み切った、透明な6月のパンケチン。
お別れだと言う、今になっても、尚いっそう楽しくしてくれるために、美しく優しくせせらぎ、そよいでくれるというのだろうか?
ああ、僕達は、一生忘れない。
どんなにわずかな時間であったにせよ、わけ隔てなく、君が与えてくれた、命の喜びを。
言葉にできないほどの、沢山の、幸せを・・・・ありがとう。
左から「ドル」「ゆり」「さくら」 | |||
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「ドル」 |
(第28話) |