数え切れないほどの幸せを、抱えきれないほどの喜びを与えてくれた、僕達の北海道。

真っ白だった厚く冷たく固い雪野原の下から、萌えあがる様に、突然現れいでた、みずみずしい5月のパンケチン。

澄み切った、透明な6月のパンケチン。

お別れだと言う、今になっても、尚いっそう楽しくしてくれるために、美しく優しくせせらぎ、そよいでくれるというのだろうか?

ああ、僕達は、一生忘れない。

どんなにわずかな時間であったにせよ、わけ隔てなく、君が与えてくれた、命の喜びを。

言葉にできないほどの、沢山の、幸せを・・・・ありがとう。




左から「ドル」「ゆり」「さくら」 








「パピヨンのしあわせ」第27話を見てくださってありがとうございます。
「北海道編」を終え、次からは、「東海編」です。
夏が終わるまでに、次が公開できるといいのですが・・・。

改めて、「北海道編」でお世話になった沢山の人々、犬達、本当にありがとうございました。
それに、大地北海道に、感謝します。
心から・・・。





「ドル」  


(第28話)