それから、ほんの小高い丘に駆け上って、その辺りにいるエゾリスを探す。
「さくら」 | ||
「さくら」 | ||
「ドル」 | |
「ドル」 | |
左から、「さくら」「ゆり」「ドル」 | |
「今日は、静かだ。チッ、寝坊助め!」
それからもう一度下って、「馬魂碑」に向かう。
左「ゆり」右「ドル」 | ||
左「ドル」右「ゆり」 | ||
ここは、桜の時期は最高だヨ。
左「ゆり」右「さくら」 | ||
「ドル」 | ||
だけど僕達は、「馬魂碑」を中心にグルグル回って、鬼ごっこをするのが、何より最高さ。
左から「ゆり」「ドル」「さくら」 |
当然、はじめは「ゆり」ちゃんがオニで、僕が逃げるんだ。
「ゆり」ちゃんが見え隠れしながら、追いかけて来るので、僕は時々振り返りながら、逃げる。
すると、アレッ? いつの間にか、僕の前に「ゆり」ちゃんがいるヨ?
そして、いつの間にか、僕がオニになっているゾ。
「『ゆり』ちゃん、いつから僕がオニになったの?」
オニはイヤだ!
目が回るほど、懸命に回る。
だけど、力の限り、逃げれば逃げるほど、オニになって、「ゆり」ちゃんを追いかけている僕がいる。
え?
僕は、この疑問が、未だ解けない。
この謎が解けないまま、僕達は、パンケチンを去るのだろうか?