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屋根・外壁塗替え工事2

  千葉県茂原市東郷 T 邸   屋根、外壁塗替え工事      2003/7月25日〜8月 9日
洋風住宅   … 建坪50坪 、ベランダ有り(12坪)   屋根 …再塗装
塗装工事箇所   …屋根、外壁、破風板、軒天、雨樋、雨戸
延べ床面積 …50坪
塗装色    (日本塗料工業会発行、塗料用標準色見本帳) (メーカーカタログ)
屋根… ブラック ファインシリコンベスト (日本ペイント)
外壁… NT−210A 一液ファインシリコンセラ (日本ペイント)
破風… Aー263 一液ワイドウレタン (スズカファイン)
軒天… 白系 セラミタウンマイルド(つや消し) (エスケー化研)
雨樋… 白系 一液ワイドウレタン (スズカファイン)
雨戸… 既存色 88パナロック吹付け(二液型アクリルウレタン) (パナロック)
7月25日(金曜日)
 予定より一日半遅れて、午後より仮設足場の工事に入りました。
現場は、4年前に屋根塗装工事、3年前にベランダの防水工事をさせていただいたお宅です。今回も外部の大がかりな工事を依頼していただき大変ありがたいことです。屋根の塗装を4年前にしましたが、当時の使用塗料は水谷ペイント株式会社の水系ポリマでした。今回も水谷ペイントのカスタムシリコンを塗装しようと思ったのですが、外壁の塗料を日本ペイントの一液ファインシリコンセラを使用することになり、外壁だけ長持ちして屋根が早く傷んでしまっては、バランスが取れないのでファインシリコンベストを使用させていただくことにしました。
7月26日(土曜日)
 前日の午後より架設足場工事に二人で入ったのでなかなか終わらず、飛散防止ネット掛けが終わった時点で今日は終了です。
7月28日(月曜日)
 今日は朝から曇り空で、風もほとんどなく仕事のしやすい一日です。高圧洗浄機を段取り、4年前に塗装した屋根より洗浄です。以前は屋根全体にコケが生えた状態でしたが、今回は、カラーベストの継ぎ目あたりに少し付着している程度でした。いつも通りノズルを近づけ、これ以上きれいにならないところまで洗浄し、以後同じように綺麗になるよう洗浄開始です。屋根面積は、延べ床面積50坪あるのにもかかわらず、ベランダがかなり大きいので32坪しかありません。コケがほんの少しと、チョーキングで白っぽくなっている程度でしたので3時間で屋根の洗浄は終わりました。
昼食を早めに済ませ、午後の作業開始です。破風板、軒天も入念に洗浄します、と言うのも洗いが雑ですとその後のケレンに大変時間をとられてしまうからです。汚れ・はがれがかった塗膜が付着した状態では、皮スキ、マジックロンを使用してもなかなか綺麗になりません。でも、高圧洗浄を丁寧に行えば、皮スキ・マジックロンの必要がないほど綺麗になります。などと考えつつ、4時過ぎに壁面の洗浄も終了です。
洗浄後 お隣の屋根
お隣の屋根、ともに5年前に当社で塗装しました。塗膜が洗浄前はきちんと付着しているかのようでしたが、若干塗料が剥がれ落ちごらんのような状態です。やはりアクリル樹脂であるため、耐久性はあまりないようです。

7月31日(木曜日)
 私の住む千葉では、未だに梅雨空が続いております。月・火曜日と雨が続き、今日もいつ雨が落ちてくるか判らない状態です。
空模様が悪いので、下地調整と養生をすることにしました。外壁に縦張りのサイディングを使用してあるのですが以前雨漏りがあり、シリコンコーキングをサイディングの継ぎ目に施してありました。施主様より「取ってしまうとまた漏る可能性があるので、そのまま塗ってほしい」とのことです。シリコンコーキングに塗装できるようにするには、シリコーンシーライト塗装用下地処理剤「ペインター20」を塗るしか手だてはありません。本当に便利な製品が出されたものです、以前は剥がすしか手だてがありませんでしたものね。
午後より壁の釘締め・養生をしていると突然の雷雨、すごい勢いで雨が落ちてきます。梅雨明けを知らせる雷雨と判っていても……。明日は夏空かな?……。
シリコーンシーライト塗装用下地処理剤塗装中 ペインター20  信越化学工業株式会社
従来では、シリコーンコーキングの上には塗装できなく、剥がすなどして処理をしてきました。現場によっては剥がさずに、そのまま塗料を塗った方がよい場合もあります。シリコーンシーラント塗装用下地処理剤「ペインター20」はこうした問題点をクリヤした、画期的な下地処理剤です。

8月 1日(金曜日)
 今日も朝からどんよりとした梅雨空です、週間予報を見ても千葉はまだ明けそうもありません。とりあえず、雨が落ちても影響のない養生の残り、スチール部の錆止め、軒天の塗装を行うことにしました。スチール部は、とくに錆の発生が見られた訳でもありませんでしたが、日本ペイントの「一液ハイポンファインデクロ」を塗りました。以前は二液のハイポン20デクロやエスパーワンUを使用していたのですが、JIS K 5625製品と比較するとエスパーワンUはやや錆止め効果が落ちるような気がし、二液のハイポン20デクロは、少ない面積に塗装する時はやはり不便を感じていました。住宅に使用する錆止めとしては、やはり一液タイプの方が使い易く助かります。
「一液ハイポンファインデクロ」は新製品なので、錆止め効果がどのくらいあるのか実際には判りませんが、とても塗りやすいので今後も使用していくつもりです。
軒天の素地はケイカル板を使用し、エマルション塗料を塗装してありました。今回はローラー塗装の際、ミストがあまり飛ばないセラミタウンマイルド(エスケー化研)のツヤ消し二回塗り仕上げの仕様です。お昼少し前より雨が落ちてきて、今日の仕事は終了です。
8月 2日(土曜日)
 久しぶりに雨の心配なく、仕事に性を出せそうな天候となりました。
昨日やり残した軒天を仕上げ、養生は終わっているので、外壁の塗装にかかります。コーキングの必要な箇所は、すでに処理済みでしたので水性エポサーフの下塗りから始めることに。二階南側窓の養生をなんとか今日の作業終了時までに取れるように段取り、予定通り終了することができたのですが、他の面は一部中塗りに入った状態で今日の作業は終了です。
8月 3日曜日)
 昨日千葉でも梅雨明け宣言が出され、今日も暑くなるとの予報です。
通常ですと日曜日は休みなのですが、窓に施してある養生を取るため今日は仕事です。窓を残らずビニールで塞いだ状態ですと、中にいる人は茹で上がったようになってしまいますからね。西・北・東面の上塗りを完了し、養生はがしまで行い、5時半過ぎに予定工事終了です。(今日は、私一人の作業でした)
8月 4日(月曜日)
 ようやく屋根塗装に適した天候となってきました、いつ降るか判らない空模様では安心して塗装できませんからね!。屋根の下塗りに日本ペイントのシリコンベスト強化シーラーを塗装します。シリコンベスト強化シーラーは、濡れ感が出るまでタップリと塗ってくださいと仕様書に書かれています。施工してみると、1リッターあたりの塗り面積が他のシーラーと比べると少ないのでちょっとビックリです。32坪に塗装するため2缶用意したのですが3リットルほどしか余りませんでした。今日は屋根の他に、ラワン材破風板の下塗り、一部残っていた壁の中塗り・上塗り・養生はがしを行いました。
下塗り
日本ペイントの「シリコンベスト強化シーラー」の塗装中、濡れ感が十分出るように塗装しました。

ローラーはミドルを使用しています、60センチほどの長柄を付け、片手で持って塗装しています。

8月 5日(火曜日)
 今日の工事予定は、屋根塗装中塗り・上塗り、破風板の中塗り、上塗りです。
10時前に屋根の中塗りを終え、一休み後、破風板の中塗り・屋根の縁周りや水切りをハケで塗装しました。日本ペイントのファインシリコンベストを初めて使用したのですが、特に感じられたことはありませんでした。3時の休憩をとっていると遠くで稲光が見え空に黒い雲、雨雲が徐々にこちらに向かっている様子でしたので早めに休憩を切り上げ仕事に戻りました。4時までに予定した作業をすべて終え帰宅、荷物の整理をしているとポツリポツリと雨が降ってきました。屋根の塗料が弱溶剤系で気温も高いので、塗装後30分で安定した塗膜になりますので雨による影響は心配せずにすみました。
本当に良かったです!(~o~)
中塗り 上塗り
日本ペイントの屋根材は、ツヤがすごくあり長持ちするように感じます。上塗り材「ファインシリコンベスト」は、2缶用意したのですが十分足りました。(屋根面積105u)
8月 7日(木曜日)
 昨日は現場駐車所前にて、ガス管の取り替え工事をすると言うので増改築現場で作業をしてきました。
今日の工事予定は、戸袋の鏡板・雨戸の吹き付け、雨樋の下塗りです。
鏡板・雨戸にサビの発生は見られず、築後15年にしてはすごく良い状態です。ラッカーガンにて吹きつけをしますのでまず養生をし、次にミッチャクロンを吹き付け、鏡板にはブラウン、雨戸にはコトブキ色に塗装し、上塗りはクリヤー仕上げをしました。後片づけ後3時の休憩を挟みミッチャクロンで雨樋の下塗り・一液ワイドウレタン中塗り。作業終了まで多少時間がありましたので、明日の足場解体に備えて飛散防止ネット取り外しをしました。
塗装前 塗装完了
8月 8日(金曜日)
 雨樋の上塗りを終わらせ、大急ぎで足場の解体に取りかかりました、予報では午後から台風の影響で雨が降るそうです。午後2時過ぎついに雨が降り始めました、かなり大粒の雨です。降ったり止んだりのなか4時までに解体した単管足場部材すべてを車に積むことができました。帰宅後、雨が降っていなかったので足場部材を綺麗に納めることができ助かりました。



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