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塗装する色の選択
更新日 2004/11/8 http://www9.plala.or.jp/penkiya/  太陽塗装
 サイトに訪問される方の中に、色見本帳の色と実際に塗装された色が違って見えるなどの声が聞かれます。壁や屋根など、ご自分の描いたイメージとの違いはどうして出来てしまうのでしょうか?。
屋根・壁の選択方法は下記に書いておりますが、破風・軒天などもメインの屋根・壁に合うように微妙な色調整も必要です。たとえば、破風板に「白でお願いします」と言っても塗装される色は千差万別です。「この色で」と、番号などを指定された場合はもちろんその色で塗装されるわけですが、たんに「白でお願いします」と言えば施工業者の考え一つで、大きく仕上がりの出来映えも違ってきます。ホワイトサッシの白・雨樋の白・何の調色を施さない白等、屋根・壁・サッシなど周りの色に応じて塗られなければ良い仕上がりの家にはなりません。破風・軒天などは現場でいくらでも色調整できます、職人肌の施工業者であれば自分のプライドに掛けても良い色に仕上げようとします。施行業者が色に関してどんな知識・こだわりをもって仕事をしているかなど、それとなく聞いてみるのも良いと思います。
色にも相性があり、色と色とが合わないものがあります。ではどうしたらバランスの良い仕上がりになるのでしょう。普段お客様に接してお話しする状況を思い出し、外壁に塗装する色決めを中心に書き出してみたいと思います。
住宅の色決めの際に、決め手となる要素として次ぎなような事柄が上げられます。
1. 好みの色にする。
2. 色の濃さを同じにして、色相だけを変えてみる。
3. 同色系統の色を濃淡でまとめる。
4. 色の3原色である赤・青・黄色を原色に近いような色での塗装はさける。
5. 料理でもそうですが、隠し味みたいに反対色が少し入っている色を選ぶ。
6. 樹脂にもよりますが、青系の濃い色は色飛びが早いので、できるだけさける。
7. 落ち着いたソフト感を出すにはつや消しを選ぶ。
8. 赤・青・黄・黒・白色のすべてが混ざった色の方がマイルドな感じに仕上がります。
9. 透き通った感じの色は、さける。
10. 塗膜の硬い塗料より、弾性タイプの塗料の方がソフトに仕上がります。
11. 白と黒の中間の色の濃さより、濃い色はさける。
  塗装しない物との色合いを大切にする必要があります
 屋根の色
屋根の塗装を必要としない場合は、大きな屋根に、ある程度合わせる必要があります。できるだけ屋根はクロに近い濃さの方が無難です、薄い色ですと合わせにくくなります。
 アルミのサッシ枠・戸袋の鏡板・ベランダなど既存の色
ホワイトサッシ仕様で、屋根も塗り替えるのであれば、どんな色でも合わせられます。
ホワイト以外の塗装を施されているサッシでは、やはりある程度サッシに似合う色に限定されます。
 タイル等でポイントを入れてある建物
タイル等の既存色を残す場合は、反対色を避けます。
 建物の大・小・形
大きな建物ですと濃い色でも結構似合いますが、小さめの建物はよけいに小さく見えてしまいます。
和風形状の建物は、やはり適した似合う色があります、ピンクやあでやかなブルーなどは合いません。
 建物の周囲
住宅地の真ん中でお隣が隣接していれば、両隣の外壁の色・塗料の質にも気を配る必要が出てきます。
隣となじむ色合いにするのか、派手にするのか、同系色であっても選び具合によっては、隣接している建物がかすんでしまうような色決めも出来ます。
 雨樋との色合を見る
もちろん樋も一緒に塗ってしまえば良いのですが、樋が普段からあまり目立たないので、いかにもおかしいと思わない色であれば良いと思います。
 外壁の模様を替える
滑面より凹凸のある塗膜面の方がソフトで高級感のある仕上がりになります。ローラー工法でも様々な塗料、テクチャーパターンが用意されております、業者にご相談ください。
 塗料の光沢
スッキリとした景観にまとめたいのであれば、艶有り塗料を選びます。
ソフトでモダンな感じにしたいのであればつや消しタイプを選びます。ツヤの有る無しで、重厚・軽さが出ます。
 上記を考慮して、いくつか候補を絞ります。
つぎに、日本塗料工業界発行の塗料用標準色見本帳・ポケット板を業者は持ち歩いておりますので、一緒に入っている穴あきシートで(5cm×20cmの紙)サッシとの色合いを確認いたしましょう。※サッシとのバランスが非常に大切です。
すると五つぐらいの候補の中からでも簡単に、これだと思う色が選び出せると思います。
見栄えの良い建物とは、カラーバランスの良い建物です。ただ、高級塗料の塗装をしてあれば、よく見えると言う事でもありません。色のバランスひとつで、高級感が出たり・モダンで落ち着いた雰囲気にも仕上がります。
住宅の色決めに一番大切な事は、自分の好きな色・あるいは家族が好きな色を塗ることです。他人に無理に押しつけられた色では必ず後悔します、安い金額ではないので焦らずじっくりと考えましょう。



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