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破 風 板、木 部
更新日 2005/6/23 http://www9.plala.or.jp/penkiya/  太陽塗装
 久し振りに「木部用下塗り塗料」の登場です

 上塗り塗料は多種にわたり次から次へと製品化されるなか、何故か木部用下塗り塗料は旧来よりありました塗料が長年にわたり使用されております。中には30年の長きにわたり使用されている塗料もあり、それは優れた製品だからこそと言えます。
経年と共に改良を加え、下塗り塗料としての質も高められてきています。
しかし、もっと優れた下塗り塗料はないものかと待ち望んでもいました。やっと旧来からの塗料を上回る「木部用下塗り塗料」が登場です。日本ペイント、「一液ファインウレタンU100木部用下塗り白」使用するのが今からとても楽しみです。
 破風板の取り扱い
 6年ほど前までは、合成樹脂ペイントの塗料が主流でした。3年ほど前よりウレタン樹脂塗料に替わり、昨年よりシリコン樹脂塗料も使用されるようになってまいりました。いつまでも綺麗な状態を保ちたいとの思いは皆さん同じで、耐久性に優れた塗料を選択するという傾向にあります。破風板は、常に厳しい気象条件下におかれる訳です、特に素材が均一でない木材においてはその扱いが大変難しいものとなっております。
最近、破風板に木材を使用されている住宅では、スチール等の金属板を被せる傾向にあります。一度被せれば、10年程メンテナンスもいらず綺麗な状態が続きますので、それはそれで良いと思います。当社でもこの所立て続けに板金屋さんをお客様にご紹介しております。

以前は、破風板と軒天だけの塗装ですと、高圧洗浄しないで塗装することがほとんどでした、洗浄しないで塗装した過去の例を見ますと、良くケレン・清掃したにも関わらずパカパカと塗膜の剥がれが見受けられました。洗浄機のノズルを破風板から15cm〜20cmぐらいの距離を保ち水を当てると、塗膜の脆弱な部分の膨れ・うき・割れている箇所などは水圧で飛ばされてしまい、藻・ほこり・汚れなどもきれいに洗い流されます。清浄な面にする事により塗料の付着性も良くなり耐久性もアップしますので、いまや高圧洗浄は欠くことのできない作業の一つです。
素材が木材などのような破風板の塗装には、木材自体の温度・水分・乾燥などによる著しい膨張収縮が二重の応力差となって加わり、塗膜の寿命を縮めることになります。このことが外部に使用されている木材の塗装が、長持ちしない原因になっています。よって微弾性・耐候性の優れたポリウレタン樹脂の一液タイプ、自己架橋弱溶剤系アクリルシリコン樹脂塗料の出現は破風板の保護と、美観に大いに役立つものと思われます。

  木部用下塗り塗料
一液ファインウレタンU100木部用下塗り白
木部下塗り用合成樹脂調合ペイント
 …Hi・CR下塗り(日本ペイント)・ホルス下塗り(関西ペイント)
  一液ファインウレタンU100木部用下塗り白      日本ペイント   木部用下塗り
ターペン可溶速乾木部用下塗塗料  F ☆☆☆☆
   破風などに最適       エポキシ含有、強付着力
日本の住宅木部には「一液ファインウレタンU100木部用下塗白」が安心です!!
旧塗膜との適応性 合成樹脂ペイント、ターペン可溶ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料
上塗り適応性 ターペン可溶1液形ウレタン樹脂塗料 一液ファインウレタンU100
ターペン可溶2液形ウレタン樹脂塗料 ファインウレタンU100
ターペン可溶一液形シリコン樹脂塗料 一液ファインシリコンセラ
カチオン形アクリル樹脂塗料 ケンエースGU
合成樹脂ペイント Hi デラックス・Hi CR
ツヤ消しフタル酸樹脂塗料 ハイシルクニュータイプ
1液水性反応硬化形ウレタン樹脂塗料 水性ファインウレタンU100
1液水性反応硬化形セラミック変性シリコン樹脂塗料 水性シリコンセラ
    特長
1. 肉持ちが良く廻縁・巾木等のラワン材や、木毛板等の目止め用に効果を発揮します。
2. 速乾性で、研磨可能までの時間が短く、工程を短縮できます。
3. 建築基準法に基づくホルムアルデヒド放散等級 F ☆☆☆☆


  破 風 板

  破風板に使用される塗料塗料
合成樹脂ペイント…SDホルス ・SDマリン ・hi−CRデラックス3000G ・hi−CRマリンG ・hi−CRエコ ・ネオキング
ウレタン樹脂   …一液ファインウレタンU100 ・一液ワイドウレタン ・一液マイルドウレタン ・アレスエコレタン
シリコン樹脂塗料…一液ワイドシリコン・一液ファインシリコンセラ・一液マイルドシリコン
  破風板・膜板塗装仕様
木部 高圧洗浄後良く乾燥させ、ケレン清掃後に木部用下塗り塗料で塗装します。次に合成樹脂ペイントもしくは微弾性ポリウレタン塗料で二回塗りして仕上げます。一回塗り仕上げですと、塗膜が薄いため耐久性が十分確保できません。なるべく二回塗装してください。
窯業系 清浄な素地面確保後、素地面の状態が良ければ上塗り塗料を直接2回塗ります、状態が悪い場合はピナクルシーラーなどの浸透性シーラーを塗布後上塗り塗料を塗ります。
スチール等 錆びていれば、一液ハイポンファインデクロ等の錆止め塗料を塗ります。錆がない場合はミッチャクロン等を塗ります。次に合成樹脂ペイント・ウレタン樹脂・シリコン樹脂塗料で二回塗りして仕上げます。
塩ビ鋼板 ミッチャクロン等を塗ります。次に合成樹脂ペイントもしくはウレタン・シリコン樹脂塗料で二回塗りして仕上げます。

  破風板上塗り塗料

    ニッペHi−CRマリンG        日本ペイント
超高性能合成樹脂調合ペイント    JIS K5516 2種
作業性と仕上がりにこだわった高性能OP!
用途 …素材:木部(合板・木質構造物・柱・下見板・窓枠)・鉄部(鉄構造物) 
    特長
1. ローラー塗装時の発泡を押さえます。従来OP品は、顔料表面がごつごつして、泡を巻き込みやすい構造をしていました。Hi−CRマリンGは、泡が付きにくい球形の特殊顔料を使用していますので、抜けが速く、発砲を押さえることが出来ます。
2. 最良のかぶりです。Hi−CRマリンGは、従来のOP品に比べて、溶剤蒸発分が少なく、同じ塗布量でも約%厚い塗膜が得られ、かぶりが大変良い塗料です。
3. なめらかな刷毛目に仕上がります。Hi−CRマリンGは、特殊体質顔料を使用していますので、樹脂と顔料が互いに引っぱり合い、表面をフラットな状態にしますので、仕上がりが大変なめらかになります。
           容量・価格…16s/缶・¥12.900−(白)  色物¥14.000−


    ニッペHi−CRエコ        日本ペイント
環境配慮型合成樹脂調合ペイント    リサイクル回収ペット・植物油使用
用途 …建築物の内外部鉄部、木製の付帯部等の上塗り。
    特長
1. リサイクル原料である回収ペット、回収植物油を原料とした長油性アルキッド樹脂を用いた塗料です。(リサイクル原料を樹脂中の35%以上に使用しています)
2. 鉛などの有害重金属を用いない環境配慮型合成樹脂調合ペイント。同じく有害重金属を用いず、かつリサイクル原料である回収ペットを原料とした錆止め(速乾PZヘルゴン下塗り)を使用することにより、環境配慮型鉛フリーの塗装仕様を実現しました。
3. 隠蔽性、レベリング力に優れており、美しい仕上がり感が得られます。
4. 内部塗料として必要な基材同等第0001号取得(合格)しております。  JISK5516合成樹脂調合ペイント1種合格
           容量・価格…16s/缶・¥12.700−
 隠蔽性…塗膜が下地の色を覆い隠す性能
 
レベリング…塗装後、塗液が流動し均一で平滑な乾燥塗膜になること


    ネオキング     川上塗料
フタル酸樹脂塗料を主成分とした塗料でフタル酸樹脂エナメルの特長である光沢や耐光性を保持し、最高級合成調合ペイントの作業性になるよう大幅に改良したもので、建築内外部用として最適です。 鉄扉・手摺り・木部に最適


  一液ファインウレタンU100     日本ペイント
 ターペン可溶一液反応硬化形ウレタン樹脂塗料

2液形のファインウレタンの性能を受け継ぎ、さらに使いやすさを追求した結果が「一液ファインウレタンU100」です。塗り替え・新設のあらゆるシーンで皆様のニーズにお答えします。
塗装後3時間ほどでほぼ硬化し、一日で二回塗装可能です。使用感も良く、スチール部も併せて塗ることができ、素材を選ばない塗料と言えます。
    特長
1. 一液架橋ウレタン樹脂。二液の信頼性を一液常温反応硬化NAD技術で実現しました。硬化剤を入れる必要がないため、硬化剤の入れ忘れ、計量の煩わしさがありません。またポットライフ(可使時間)がありませんので、塗料をムダにしません。
2. ターペン可溶。塗料シンナーで希釈するタイプなので、改修時に下地を気にせず安心して利用できます。また、臭気が柔らかく、作業環境にも優しい塗料です。
3. 高耐久性。架橋による三次元網目構造技術により、高耐久性を発揮します。
4. 透湿性。透湿性が高いため、結露などから建物を守ります。
5. 抜群の作業性・多目的用途。塗装時の発泡もなく、抜群の塗り易さです。素早く乾燥するので、冬場の施工に最適です。また、サイディング・コンクリート・モルタル・鉄部・FRP・硬質塩ビ部などの新設・塗り替えに幅広く適用します。
6. 防藻・防カビ。最先端のバイオ技術で、藻・カビの発生を防ぎます。
7. 低汚染性。独自のセラミック親水化技術で、優れた低汚染性を有します。
8. 環境にやさしい無鉛。鉛などの重金属を含みません。


  一液ワイドウレタン     スズカファイン      破風板、樋に最適    当社、使用塗料
自己架橋一液弱溶剤系ポリウレタン樹脂塗料  セラミック配合、弱塗剤系塗料

刷毛での厚塗り・二度塗りには不向きですが、下地処理をしっかりすれば仕上がりも良く、雨樋なども安心して塗ることが出来ます。微弾性の効果で、木の延び・チヂミに追随し、剥がれにくいようです。
一液ワイドウレタンは、二液形のような有害な硬化剤・鉛を一切含まない、人の健康や環境に配慮した一液自己架橋弱溶剤型ポリウレタン樹脂塗料です。二液形のムダ・ロスを無くし、弱溶剤化のメリットを最大限に生かした使いやすい塗料で、ワイドな用途に使用できます。
適用下地 …窯業系サイディングボード・コンクリート・モルタル・各種旧塗膜など
    特長
1. 自己架橋樹脂の技術で一液化を実現しました。塗装時、2液形のような煩わしさがありません。
2. 弱溶剤です。従来の強溶剤系塗料のような旧塗膜を溶解、リフティングさせる心配もなく、安心して使用できます。強溶剤系塗料に比べ、臭いもマイルドで作業環境が改善されます。
3. 無鉛。重金属の鉛・クロムを原料に使用していません。また、有害なイソシアネートも含みません。
4. 高耐候性。自己架橋による強靱な塗膜は、紫外線・酸性雨に対して優れた抵抗性を示します。
5. 低汚染。セラミック配合により、低帯電性の汚れにくい塗膜を形成します。
6. 防藻・防カビ。防藻・防カビ剤の配合で藻やカビの発生を抑制します。
7. 微弾性、幅広い適応素地。微弾性フィラーを用いた塗装仕様が可能です。セメント系・金属・木部など、幅広い素地に適応します。
8. 優れた作業性。隠ペイ性に優れ、良好な仕上がりが得られます。水系塗料のような、凍結の心配が無く、低温塗装性に優れます。


  一液マイルドウレタン     エスケー化研
一液弱溶剤形特殊ポリウレタン樹脂塗料
    特徴
1. 一液タイプ。独自の一液常温架橋技術により、わずらわしい硬化剤の調合が不要となりました。現場での材料管理が簡単であり、残材の低減にもつながります。
2. 高耐久・低汚染。ウレタン架橋を有する強靱な塗膜は耐水、耐アルカリ性はもちろんのこと、熱や紫外線に対して優れた抵抗性を示し、耐薬品性・耐久性に優れています。また、汎用ポリウレタン樹脂塗料と比較し、汚れにくい塗膜構造を有しています。
3. 付着性。下地との付着性に優れ、長期に亘り強固に密着します。
4. 作業性。強溶剤系塗料に比べ臭気が少なく、作業環境の改善に役立ちます。また、ローラー・刷毛・エアレスのいずれの塗装機具でも施工できます。
5. 防カビ・防藻性。特殊設計により、カビや藻類などの微生物に対して強い抵抗性を示し、長期に亘り衛生的な環境を維持します。
6. 環境対応。アルデヒド類・重金属(鉛・クロム)・有害なイソシアネートなどを含んでいません。
7. 経済性。一液タイプのため、大幅な作業効率の改善につながり、経済的です。
8. 幅広い下地適応性。弱溶剤で希釈する材料のため、塗り替えでは旧塗膜の種類を問わず幅広く施工できます。


  一液ワイドシリコン     スズカファイン
自己架橋弱溶剤アクリルシリコン樹脂塗料
    特徴
1. 高耐候性。耐候性に優れた架橋型シリコン樹脂を基本にしていますので、太陽光線、酸性雨などによる光沢低下が少ない。
2. 環境に配慮。2液型塗料の硬化剤に含まれているイソシアネートを使用していません。鉛、クロムを含む顔料を一切配合していません。塗シンタイプですので、臭いが柔らかく、塗装作業に優しい。
3. 使いやすさ。一液ですから、2液のような煩わしさ、使用時間の制限、残ネタのロスがありません。
4. 低汚染。セラミック配合と停滞電性の汚れにくい塗膜が低汚染性を発揮します。
5. 優れた仕上がり。良好な作業性が、肉持ちの良い高光沢の塗膜を造ります。冬季の塗装も最適です。
6. 多用途。ターペン可溶ですので、強溶剤系塗料のように下地を侵す事がありません。外壁、鉄部、トタンなどのあらゆる下地に塗装出来ますので、一液ワイドシリコンのみで、すべての塗装が可能です。
     塗装上の注意事項
1. 素地は十分に乾燥させてください。(含水率10%以下、pH10以下)
2. 素地の巣穴、クラック、不陸、目違いなどは、予め樹脂モルタルまたはラフトンフィラーなどで補修し、平滑にしてください。
3. 強風時や降雨・降雪のおそれがある場合は塗装を避けてください。
4. 吹き付け塗装の場合は、悲惨に注意してください。
5. 使用前に十分撹拌し、均一にしてから塗装してください。
6. 薄めすぎは、たるみ、隠蔽不足、ツヤ不良などを生じますので注意してください。
7. 他の塗料や所定以外のシンナーの混合は避けてください。
8. たれ、塗り残しなどがないように均一に塗装してください。
9. 塗布料は、標準的な数値です。素地の形状や状態・塗装方法・環境などによって増減する事があります。塗布量が少ないと十分な塗膜性能が得られません、所定の塗布量を塗装してください。
10. 上塗りを1回目塗装後に、2回目の色相を変えて塗装しますと、ブリードによる変色を生じる事がありますので注意してください。
11. シーリング面に塗装する場合予めラフトン逆プライマー(可塑剤移行防止プライマー)を塗装してください。
12. シャッター・歩行部位への塗装は避けてください。
13. 塗装面とプラスチックなどの可塑剤を含むものとが接触する箇所には塗装しないでください。
14. ベンチ・ジャングルジムなど人が乗るもの、またテーブル・カウンター・棚など物を置くものへの塗装は避けてください。
15. 開缶した状態で長時間放置しないでください。
16. 塗装用具の洗浄にはラッカシンナーの方が簡単です。
17. 補修塗りは、使用した塗料(同一ロット)を用いて同じ塗装方法で行ってください。

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