『銀河任侠伝』レビュー&感想 文章登録日 09/15/2001
古き良き暴走時代 文章作成日 ??/??/1996
   
基本的なシステムをつらつら〜と並べますと、ライフ&残機制、エクステンドあり、面クリ型任意スクロール、ワンレバー&攻撃ジャンプのツーボタン、パワーアップあり....システム自体はどこに出しても恥ずかしくないほど凡庸な作品でありますね。ACT面ばかりではなく、時々STG面(最終面もそ〜ですな)が出てきたりしますが、これもコイツが初めてってワケじゃないですし。
 
恐れを知らぬ悪ノリ
システムに的に見れば単なる凡作に過ぎない『銀河任侠伝』が、一部マニアに長く語り継がれているのは、ひとえにその無軌道ぶりに尽きると思います。とにかくキャラクター(背景キャラ含む)にパチモンが異常に多いのです。

ざっと思い出しただけでも、めぞん一刻・スケバン刑事・北斗の拳・巨人の星・鉄人28号等々、作品の年代・系列おかまいなしの無節操なセレクト。普通の泥棒なら「金持ってそうな家」「不用心な家」と獲物をえり好みするもんですけど、コヤツは手当たり次第もいいところ。正に村を丸ごと略奪しまくる武装強盗団みたいなやり口です。

ああ、そうだ。キャラをパクるだけじゃなかったんだ。ヒロインの二代目組長クリスちゃんって設定も、『二代目はクリスチャン』(小説・映画)のもじりですね。

他にもシーンの合間合間にアニメみたくアイキャッチが入ったり、意味もなくヤッちゃんがコスプレしたりと、企画者が脊髄反射でヒラめいたとしか思えない要素がてんこ盛りです。ここまで好き放題できたのですから、開発チームの皆さんはさぞかし楽しかったろうと思います。
  
べりー いーじー
本作の難易度はとってもヌルいです。ある程度ACTゲームに慣れている人なら二、三回プレイすればワンコインクリアしてしまうでしょう。コマゴマとしたパターンや攻略など考える必要はありません。野生のカンとノリで十分対応できます。

攻略性のないゲームが、特にアーケードゲームのあり方として正しいのか?という疑問を持つ方もいるでしょうが、ま、そりゃなんせジャレコですから。
   
面白さはアナタ次第
ゲームとしては心底しょ〜もないです。ヤリ込み甲斐がないのですぐに飽きてしまいます。

そんなワケでして、本作を楽しむにはそれなりのマニアレベルが要求されます。

 例1 ワラワラと現れるパロディキャラを眺めて笑う。
 例2 超マニアックな大道芸プレイに走ってギャラリーを沸かす
 例3 高難易度ゲームの息抜きにまったりと遊ぶ

なんてトコロが代表的なパターンですが、要するに"ゲームを遊ぶ"ではなく"ゲームで遊ぶ"くらいの前向き姿勢、創意工夫の心が必要なのです。コンニャクをタダ食べるだけではなく、人肌に暖めて一人寝の友とするみたいな。愛玩犬にバターの味を覚えさせて以下略、みたいな。
  
古き良き(?)時代の忘れ形見
『銀河任侠伝』はゲーム史上稀にみる程の版権パックンチョ作品です。版権ビジネス華やかな今日、こんなモン出したら何件もの著作権訴訟を抱えるハメになでしょう。

これは、まだゲーム業界に版権の意識が薄かった時代と、他社ゲームのパクリ二番煎じ三番煎じを得意とするジャレコテイストがなければ産まれなかった作品です。時代とジャレコ、どちらが欠けても産まれなかった奇跡のゲーム。古き良き時代と、恐れを知らぬメーカーが生み出したミュータント。それが『銀河任侠伝』。

あれから十年以上経ちました。内容のヤバさからコンシューマ移植もされなかった本作は、既に幻の作品となりつつあります。現物を見るのはなかなか困難ですが、都会のレトロゲーコーナーあたりにひっそりと稼働している可能性はあります。もし幸運にも出会えたならば、あの無法時代とジャレコの蛮勇を堪能して欲しいと思います。
   
 
B級もイイトコですな

とは言うモノの
B級作品ってのは意外と印象が残るんでであります
けっして旨くはない場末の定食屋の味みたいなと言えばイイでしょうか
時折ハッと思い出すというか

ガンダムの話で盛り上がってる時に
急に宇宙戦士バルディオスを思い出すみたいな


この値段なら即買うぜ!の俺的プライス
コンシューマ移植はされていないので俺的プライスはありません
どうしてもってなら基盤という手もありますが・・・
ジャレコ作品としては『妖精伝説ロッドランド』と並んで
かなり出費を強いられる作品です

法的にはグレーゾーンですがエミュで楽しむのがイイかと
インプレで書いたとおり移植は絶望的ですし

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