

デモクラティック・スクール サドベリー・バレー校について

*デモクラティック・スクールとは、
「一人ひとりが尊重される民主的な教育を行う学校」
そのために
学校の運営に子どもたちが直接参加している
スクールミーティングと司法委員会と総会等のシステムを持つ
教師、児童生徒は、同じ1人1票の権利を行使する等のデモクラシーが徹底している。
*サドベリー・バレー校は、
デモクラティック・スクールとして1968年、
アメリカでダニエル・グリーンバーグ氏らによって創立された私立学校。
ここでは、テストも時間割も固定カリキュラムもなく、
デモクラシーが徹底していて学校の運営に子供たちが直接参加している。
また、世界にサドベリー・バレー校をモデルとした学校が30余りある。
サドベリー・バレー校のURL http://www.sudval.org/ です。
参考:「世界一素敵な学校〜サドベリー・バレー物語」
「自由な学びが見えてきた〜サドベリー・レクチャーズ」
(ダニエル・グリーンバーグ著、大沼安史訳、緑風出版)

参考
2007年2月25日 大沼安史氏 講演会開催
演 題 「子どもたちと学びあう学校とは・・・」
−あるデモクラティックスクールの歩みから考える―
目
的
今私達の周りの子どもたちの状況は、いじめ、登校拒否、不登校、引きこもり、序列化され、選別され、教師も、子どもも本来の学びから遠いところで、学校が苦しい場所になっている状況がもはや特別な子ども、特別な教師、特別な学校の問題ではなくなっています。
大沼氏の講演は、多様な学校の形態のひとつとして、アメリカのデモクラティックスクールであるサドベリー・バレー校の実践を元に、子ども、教師、保護者のかかわり合いについて、また、子どもたちとともに学びあう学校とは何かを考えるきっかけになるものとする。
場 所 中札内村文化創造センター 視聴覚室
参加費 無料
参加対象 一般
主 催 大沼安史講演会実行委員会
後 援 中札内村・中札内村教育委員会・十勝教育局・はるにれの会・
北海道新聞帯広支社・十勝毎日新聞社・読売新聞帯広通信部・
毎日新聞社報道部帯広・NHK帯広放送局
<大沼安史氏略歴>
1949年生まれ。東北大学法学部卒。北海道新聞社に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を歴任し、1995年に中途退社、宮城教育大学講師。1996年、訳書「超学校」によって日本にサドベリー・バレー校を紹介された。
2006年4月より、東京医療保健大学教授。現在、仙台市在住。
著書は「教育に強制はいらない(一光社)」、「希望としてのチャータースクール(本の泉社)」など。
訳書は「世界一素敵な学校〜サドベリー・バレー物語」、「教室の戦略(ジョン・ホルト著)」など。
@参加者数 55名
(中札内村35 帯広市14 音更町4 幕別町2 )
A参加者の感想から
10名(うち相談は2名)
・とてもよいことを学びました。一緒に子ども共に教師が学ぶことが必要な時 代だと思います。一方通行の人間関係の与える側、与えられる側に分かれて はならないと思います。
・とてもおもしろかった。本当に教育は時代の流れにのりおくれないように変 わっていく大切さを感じている。「生きていく」ことは、教育の最大目標で、 生涯続いていく「原」細胞を育てなければと感ずる。
・チラシからトットちゃんのトモエ学園と似ているなあと思っていました。そ の同じ流れの中にあったと知ってなるほどなあと思いました。現在、このよ うな流れの学校があると聞いて希望を感じます。
・制度的な問題は、今の日本において1人の市民の力としてどうしようもない 大きな力であるとやはり、感じます。矛盾と疑問を感じる毎日ですが、すべての教育のベースとなる信頼関係づくりをもっとも大切にと改めて思いました。
・子どもを守るのは、「親」と最後に話されたことが印象に残りました。
・サドベリーについて新たな知識と出会いを持ちよかったと思います。
・今後勉強していく新しい課題をつかむことができました。
・「わからない」ことは良いことと言われたことはいい。
どうしたらこんな学校が設立できるのか?
B講演内容
1.トルストイの学校の潮流
2.PISA(OECD生徒の学習到達度調査)により、世界一学力が高いと評価された
フィンランドの教育実践
3.デモクラティックスクールのサドベリー・バレー校
といったグローバルな視点で日本の教育についてお話をされました。

☆「星の森便り」の
サドベリー・バレー校特集より抜粋☆

*******************(2003.3.22)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No1
*******************
私が、教師になったころ、自由教育の本を読み、わくわくしたことを覚えています。こんな学校が、あったらなという思いです。
欧米のフリースクール(自由学校)の中で、イギリスのA.S.Neill(ニイル)氏が創設した「Summarhill
School(サマーヒルスクール)」を知りたくて、「ニイル研究会」に入っていました。
その中心だった堀真一郎氏が今の学校法人「きのくに子ども村学園」の代表の方です。学校になる前の準備中の場所である和歌山へ見学に行ったりしたのがなつかしいです。あの当時に学校をつくりあげた皆さんのパワーはすごいものだと思います。
大学の馬術部で、馬に出会って、モンゴルを旅し、馬とともに生活してみたいという思いと、学校のようなところをつくりたいという漠然とした夢がふくらんできました。
1994年、奥野と私は教師をやめ、北海道を目指しました。
そして、1998年、「The Sudbury Valley School 」を本から知りました。読み終えたときの感激は、嬉しさに変わりました。イメージしていた学校にぴったり。この本を読んでもらえれば、人にわかってもらえるという嬉しさです。
どんな学校か興味がわいてきたでしょうか。
「The Sudbury Valley School 」について、シリーズとしてこれから「星の森便り」で紹介していきたいと考えています。
*******************(2003.4.17)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No2
*******************
『サドベリー・バレー校は、米国・東海岸、ボストンに近いフラミンガムの町にあり、
ダニエル・グリーンバーグ氏らが 創設した学校です。開校は1968年。
4歳から19歳までの子どもたち。
そこにはテストもなければ時間割も、学年もなければ固定カリキュラムもありません。
そんな自由のなかで、子どもたちは育って
いるのです。
ここではまた、デモクラシーが徹底していて、学校の運営に子どもたちが直接参加しています。』
こんな学校に、行ってみたいとあこがれるけど、どうやっているのだろうと、とても不思議な気持ちになります。でも、1968年から存在していることに、これは、理想ではなくできるのだという思いが強くなります。
SVSのホームページは URL http://www.sudval.org/ です。
*******************(2003.6.11)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No3
*******************
イメージしていた学校にぴったりと感激した本。
この本を読んでもらえれば、人にわかってもらえるという本。
「超学校」
ダニエル・グリーンバーグ著
大沼安史訳 (一光社)
もしも、興味がありましたら、読んでみて下さい。 PASにもあります。
*現在、この紹介した本「超学校」は、絶版となり、
「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」(緑風出版)
として出版されています。
<「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」の序文から引用>
サドベリー・バレー校の最も興味深い点のひとつは、「学習」に対する態度です。
この学校は今から2000年以上前、古代ギリシャの哲学者、アリストテレスがその著『形而上学』の書き出しで述べたある前提、つまり、「人間とは生まれつき好奇心を持つものである」を土台として出発しています。この言葉は、人間とはその生の固有の1部として、常に学んでいく存在である、との意味合いを含んでいます。
それはまた、自分に備わったナチュラルな傾向に従い、自分のしたいことを毎日欠かさず続けることで、子どもたちは学んでいく---ということでもあります。
*******************(2003.10.19)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No4
*******************
このコーナーを作った便り第22号のあと「期待しています」とか「こんな学校があったらいいよね」と言って下さった方もおられ、嬉しく思いました。 その後、所在地と様子、そして、本とホームページの紹介をしてそのままになっていました。
<「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」の序文から引用>
サドベリー・バレー校の教育哲学、信念は、いたってシンプルです。
即ち、子どもたちは、人間性の本質である生来の好奇心に衝き動かされることで、自分を取り巻く世界に分け入り、それを我がものとしていく途方もないエクササイズを続ける努力家である、と。
<「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」を読んで>
保護者のYさんからの感想 略
*******************(2004.3.23)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No6
*******************
3月14日のPASセミナー「サドベリー・バレー校の様子のわかるビデオ上映会」参加者の感想です。
そこにいる子供達がのびのびしていて、生き生きと生活していてとっても効率よく勉強もしてあのビデオを観た人は皆、こんな学校があったらいいなーと思うなあと感じました。
家に帰って子供に話すと目をキラキラしてそんな学校があればいいねと言いました。
そして、ああいうタイプの学校は、国がつくるというのは難しいんだなとも思いました。今までの組織の枠には入りきらないと思うくらいの自由とダイナミックさに正直すごくびっくりしました。きっと、初めて知った人はみんなびっくりするかも・・・
子供達が自分の意見をしっかりもって真剣に生きている姿が印象的でした。そして、あの年齢でまだ幼さの残っている顔ですごい言葉を言ったりして・・・ もしかして私達、大人は教育とかしつけとか理由をつけて子供達の成長のじゃまをしているのか
もと思いました。ビデオを観ながらどんな大人になるのかなあ、たのしみだなあと思いました。
きっと大人達が子供達に対する意識を変えなくちゃいけない時期がそろそろ日本にも来ているのかもしれないと感じました。
*******************(2006.6.6)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No8
*******************
3月14日のPASセミナー「サドベリー・バレー校の様子のわかるビデオ上映会」参加者の感想です。
「サドベリー・バレー校の様子のわかるビデオ上映会」なかなか参考になりました。
今、キャリアカウンセリングの分野で「21世紀の大人に必要な力」ということで
エンプロイビヤリティ(Employ:雇う+Abirity:能力)が話題で、それは
*問題発見能力
*職務遂行能力
*問題解決能力
*人間関係構築能力
の4つなんですが、サドベリー・バレー校卒業生が、学校生活で得たと語っているものと一致していますよね。
で、感想など・・・。バレー校は子供たちも職員も非常に、成熟した集団であるなと感じました。ソーシャルスキルがしっかり身についている集団です。
学習のことは良くわかりましたがSST(ソーシャルスキルトレーニング)はどのような形で、行われているのかなと興味がわきました。
日本と欧米諸国との決定的な違いは、SST、人間関係能力のトレーニングが計画的に学校教育に取り入れられていない、ということだと思います。
日本人社会はまだまだ未成熟だと感じました。子供の自主性に任せれば、そういう集団になると考えるのは早計過ぎると思います。それだけのレディネスが日本人にはまだ、ない。
自由・自律・自立のプロセスが今の日本人社会にはないのかも。自由を勝ち取った国民と、お上に与えられた自由に甘んじている国民の差なのかな。
「自由と放任は違う」ということは理屈でわかっていても、子供に価値のリードをできるだけのスキルが、親・教師といった子供の近くにいる大人からはすでに失われているのではないでしょうか。だから、日本人はヒューマンスキルの育成から始めなければならないのではないかと考えました。
*******************(2005.6.14)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No12
*******************
☆サドベリー・バレー校に行ってきました☆
5月24、25、26日の3日間、サドベリー・バレー校で過ごしました。
建物、ロケーションは、ビデオや写真で見たままのすばらしいものでした。学校の雰囲気もその通り。
ただ、ずっと雨だったのが残念でした。あのブナの木に登りたかった。
今回の旅の前に思ったこと------
具体的にしっかりいろいろな場面を見て感じ、体で理解すること、本当に私自身がSVSを良いと確信が持てるか確かめるということ。それと今後のためになんらかの人間関係をつくれたらという思い。
結果、私の中の確信は、本当の確信になり、出会ったスタッフの方々は、とても意志の強い素敵な方々でした。
SVSの日常、毎日行われている司法委員会、毎週木曜日に行われているスクールミーティング、資金調達活動、さらにちょうど卒業論文の発表会の時期で見学することができました。
SVSの学校の柱は、デモクラティックスクールと言われるように、直接民主制。それを、実現しているのが、スクールミーティングと司法委員会であることがよくわかりました。そして、ポイントは、いろいろな年齢の集まりであることで、そのかかわりの中から学んでいるのもよくわかりました。
SVSの日常、司法委員会、スクールミーティング、資金調達活動、卒業論文の発表会などについて、これから、このコーナーで紹介していきます。
*******************(2005.7.7)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No13
*******************
★賛助会員のMさんが、SVSのHPを見て、感想をメールしてくださいました。
『 Trust,
Respect, and
Responsibility 』
「毎年、子供達にとって必要な人かどうか、200余名の生徒と10人そこそこのスタッフが各一票ずつを投票し、選ばれた人のみが次の年のスタッフとなる」とありました。(SVSのホームページのFAQ)
ここまで徹して子供達をtrust and respectし、完全な自主を与えることで、自分自身の教育のみならず、学校のスタッフ選出、運営までのresponsibilityを負わせる。
人が人生を生きていくうえで、とても大切なことを身をもって教えようとしている。
私は、そこに、『生徒一人一人の幸福こそが教育の目的である』と喝破したある教育者の理念に通ずる、透徹した信念を感じます。バックグランドとしてアメリカ人のdemocracyに対する深い思いがあってこそ、こうした学校が実現可能なのだと思います。
(略)
SVSでは、読み書きの基礎ですら生徒からの要望がない限り、教師から必須科目として教えるようなことはないとありました。すべての人は生まれつき好奇心に満ち、学んでいくという信頼、信念を彼らがもっているからなのですが、生徒達は一日の活動、何を勉強するか、あるいは、何にも勉強しないで、つりをするとか、ゲームをするとか、スポーツをするとか、すべて自由で、やりたいことだけをするらしい。これ
は、一歩間違えば単なる放任主義で、我がままな子供をのみ育成する危険性があるように危惧する人も多いのではないでしょうか。中途半端では、おそらく失敗するでしょう。SVSが40年近くも成功しているのは、Trust,
Respect, and Responsibitily のキーワードを徹底して実施しているからだと思います。そこが、すごいと思います。
******
<<SVSを訪ねて>>
Trust,
Respect, and
Responsibility
;子どもを信じて、尊重して、責任を
本当に、そのことを実行するための空間があって、信念の強いスタッフがいるところが、SVSでした。
そして、その手段、システムは、司法委員会、スクールミーティングです。
例えば、
週に1回のスクールミーティングでスタッフも子どもも同じ1人1票の権利の行使ができます。それは、どういうことかというと日本の職員会議のようなものはないということなのです。
ですから、子どもといっしょのスクールミーティングでスタッフは、手をあげて提案やスタッフ同士の意見交換もしていました。
その様子を見て、スタッフミーティグはあるのかと後で質問してわかったのです。はじめ、私は、スタッフミーティグと職員会議を同じと考えて質問していたので、スタッフミーティングは1ヶ月に1回あるが、権限はないとはっきり言われました。
今回の見学で、「スタッフも子どもも同じ1人1票の権利」の意味の徹底さがわかりました。いつも、職員会議でいろいろなことが決まっている現実を体験してきた私にとって、大きな驚きでした。
スタッフミーティグでは、アメリカの教育についてとか話すと言われていましたけど。
*******************(2005.8.23)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No14
*******************
★保護者のTさんが、SVSのビデオを見て、感想をメールしてくださいました。
サドベリーバレー校のビデオを見ました。2回! 感想は、「学校」というカリキュラムされた一般のイメージが、全くサドベリーにはないふしぎな印象でした。少しは事前に話しを聞いてから見たビデオでしたが、想像以上に違ってました。
最初はなんかみんな好き勝手にしている様で、こんなんで大丈夫なのか?国語は?算数は?とか思って見てましたが、見ていくうちにそれは心配する事ではないのだということがわかりました。
ただこの学校のように日本でも進めてやれるかというとなかなか理解は難しいかもしれないですね。サドベリーのなかでも帰ってから家庭教師をつけて勉強させている親の話がありました。やっぱりずっと日本の教育のなかで親も子も育ってきているので、親の不安のほうが大きいかも。
でも、見ていて子供たちのいきいきした姿は最高ですね。「やりたいことがない」とか「何をやったらいいかわからない」とか言ってる日本の子達とは、全然違う。家を建てたり給食(ランチ)を作って生徒に食べてもらうとか。それを中学生の子が指導をうけながら「将来はレストランのコックになる」ときちんと言えるとこなんか凄いとおもいますね。
自由に遊んだり興味のあることを自分のやりたいようにやったりそんなことを自分ペースでやっているだけで卒業を決める頃には責任感と自信がすっかり出来ているんですね。
「サドベリーバレー日本校」?が実現すればいいですね。たぶん時間はかかると思います。だからこのビデオは実現の第一歩としては、たくさんの人に見てもらったらいいと思います。
*******************(2005.9.26)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No15
*******************
★保護者のMさんが、SVS(サドベリー・バレー校)のHPの質問のところを見て、英語を訳してくださりました。
Q
質問;
サドベリー・バレー校の生徒達は自分が決めた事柄を自分のペースでやる、そしてそれらは、いわゆる普通の学校で教える科目でない場合が多い。
大学に進学を希望する生徒はどのようにして準備、勉強しているのか?
A回答;
生徒達は自分が決めたことに対して最善を尽くすことに慣れています。もし、大学進学を希望し、その大学受験にはSATが必要であるとすると、今度はSATのための勉強に最善を尽くすことに没頭する。これらのプロセスは多くの生徒にとって当たり前のことです。なぜなら、全部自分が希望し、自分が選んだ道だからです。
サドベリー・バレー校に見学に来たある数学の教師が、言っていましたが、彼は以前、ここの卒業生をSATの準備の為に、家庭教師をしたことがあるそうです。「その生徒は最初、ほとんど数学の知識がなかったのですが、わずか6週間で、私が教えるべきことをすべて、学び終えました。」
その生徒は大学に行こうと決意する以前は、数学に全く興味がなく、勉強もしていなかった。しかし、いったん大学に行こうと決め、SATに必要な数学を勉強し始めたら、驚くような、集中力で、短期間で習得することができた。これが、motivation(動機)がいかに大切かと言う事例です。彼にとって数学という科目は、人にやらされるものであったことは一度もなく、自分で進んで、自分の目標の為にする科目になったので、自然と全力を尽くし、集中することができたのでしょう。
*SVSのホームページは
URL http://www.sudval.org/ です。
*******************(2005.12.3)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No16
*******************
★SVS(サドベリー・バレー校)のHPの質問のところを、なんとか訳したので読んでください。
賛助会員のMさん、チェックしてくださってありがとうございました。
Q質問:
いわゆる教師ではなく、スタッフがいるが、学校で起こった問題はどのように扱われているのですか。例えば、もし、ある子どもが他の子どもをたたいたとしたら、デモクラティックスクールとしてどのように対処しているのですか?
A回答:
それについてお答えする前に、ある子どもが他の子どもをたたいたりするようなことがおこる可能性はきわめて低いです。サドベリーはとても非暴力的な環境であり、暴力的なことは入学時の参考にもされています。
この学校の子どもは、4、5、6歳でも、監視されることはなく、基本的に自由に敷地内の自分がいたい所にいます。ですから、たたくようなことをする人がいないように、とても注意を払っています。しかしながら、それは校内には問題が皆無であるという意味ではありませんし、ここのすべての人が完璧な行動をしているというわけでもありません。
スクールミーティングの監督下に司法制度があります。司法委員会(JC)は、毎日11時から開かれ、ルール違反の可能性のある書面で提出された訴えを調べます。JCは、選挙で選ばれた2人の生徒といろいろな年齢集団からくじで選ばれた5人の生徒、それに毎日変わるスタッフ1人で構成されています。
サドベリーでは学校の誰でも、4歳だろうが44歳(注>スタッフもということ。
だから、スタッフも訴えられることあり)だろうが、ルール違反になるだろうと思われることについて、書面で訴えることができます。
訴えは、JCによって詳しく調査され、彼らが事実と考えたことを明らかにします。
それらは、書面で出された訴えとは内容が異なることもあります。わかったことを基にして、JCはルール違反となる者を告発するかもしれません。それは小さな裁判制度のようなものですが、それほど怖いものではありません。
JCは主に調査を行います。もしJCが告発すると、告発された人は、有罪を認めるか、認めないかを申したてる権利があります。もし、有罪でないと申したてる場合には、弁護して助けてくれる人(弁護人)を決めてたのんで裁判をすることになります。JCは起訴するために証人(検察官)を探します。このように裁判は秩序正しく行われますが、実際に裁判を行うことはまれです。なぜなら、JCはその権利を乱用することは
なく、とても慎重に仕事を行い、何もルール違反を犯していない人が告発されることはないからです。また、もしルール違反を犯した人がいて、告発されたら、「はい、自分がしました。」と正直に言う雰囲気がここにはあるからです。
実際に裁判になるケースにおいても、誰かが何かをしたかしないかという事実関係を争う類のことはなく、ある行為が規則違反になるかどうか、規則の解釈について論議されることがほとんどです。
有罪を認めるか、あるいは、万が一にも、有罪の評決が下るようなことがあれば、JCによっていろいろな刑を宣告されることになります。それらは通例、「決して再びするなと警告する」、「1日ある部屋に入室禁止」、「ごみ捨て当番を余計にしなければならない」などといったものです。
Q質問:
刑の宣告内容よりもこのような過程がとても大切だということを言いたいのですね?
A回答:
その通りです。刑の宣告内容は一般的に優しいものです。何年ものあいだそれを見てきて、みんなは刑の宣告を受けて罪を償い、それでオシマイで、それ以上、不必要に罪意識に苛まれることを好まないと感じています。
<<SVSを訪ねて>>
SVSの司法制度が、少し伝わったでしょうか。子どもへの信頼ということから行動の自由を保障し、その上で、司法委員会とスクールミーティングの方法、手順、そして、公開と中途半端ではないということが、すごいところだし、中途半端ではないからうまく機能しているのだと思います。実社会と同じような仕組みの中で、社会生活に対する責任をとるという社会への適応を身につけていきます。
私は、1回しか司法委員会を見ていません。しかし、みんな、本当に真剣で、神妙で厳格に、しかも、あたたかく進められていく雰囲気は見ていて楽しいものでした。
司法委員会というのは、
「年齢、立場にかかわらず存在する信頼のシステム」なのです。
*******************(2006.2.1)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No17
*******************
サドベリー・バレー校では、子ども達自身による資金調達活動が行われています。
SVSの学ぶとは、自分のやりたいことをすることであるが、やりたいことをするには、お金が必要になることもあり、そこから学習を始めることになるのです。
日本の学校では、お金を獲得するという経済行為は学習に含まれないのが普通ですが。
*学校コーポレーションについて
コーポレーションとは、活動の母体で他にも、木工コーポレーション、写真コーポレーション、クッキングコーポレーション、出版コーポレーションなどある。
結成をするときは、スクールミーティングの承認が必要で、なすべき任務が与えられる。
自力が原則。資金が必要とか学校の設備が使いたいときは、スクールミーティングへ。
<<SVSを訪ねて>>
私が、実際に見た資金調達活動は3つです。
まずは、ミュージックコーポレーションのランチ販売。
ミュージックコーポレーションは、防音設備のあるスタジオ、様々な楽器、オーディオ装置などを有しています。
このコーポレーションの担当のスタッフの方は、もとロックミュージシャンかつコックでした。(ビデオに出ていたマークさんです。お話しできてうれしかったですよ。)
学校からの年間予算(主にピアノの調律代)だけでは足らないので資金調達活動をしている。他にも、食べ物付きコンサートやショーを企画したりするそうです。
ところで、ランチのメニューは、ピザマフィンとアイスクリーム付きコーラかジュースでした。
マークと4才から17、8才位の数人の男女で作って販売。その盛りつけからことば遣い、渡し方、お金の扱い、ホント、ビジネスです。
アルファベットを覚えたばかりのような小さい子は、紙コップの裏に、買った人のイニシャルをマジックで必死に書いていました。スクールミーティングで決まったごみの投げ捨てを防ぐルールです。
あとかたづけもやって、1日仕事でした。
*******************(2006.3.3)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No20
*******************
サドベリー・バレー校では、子ども達自身による資金調達活動が行われています。
<<SVSを訪ねて>>
私が、実際に見た資金調達活動「その2」です。
案内されてスクールミーティングをする部屋へ行きました。そこには、毛糸で編んだ動物の顔のようなかわいい帽子、粘土で作られた個性的なピエロのような人形、エッチングのような細かいタッチの不思議な魅力的なイラスト画が展示されていました。
しばらくしてわかったことは、来客者に挨拶をしたり、作品の説明をしたりしているあのすてきな彼女の個展だということ。そして、嬉しそうにしているあの夫婦が両親だということ。そして、作品の即売もしていることも。
販売価格も自分の作品に対する自信ともちろん、材料費もあるでしょうし、見合った対価がつけられていました。日本では、学校で販売というと利益とかのいう発想はほとんどないですよね。
堂々とした応対、ホント、ほれぼれしました。スタッフの方も彼女の美術の才能を認めていました。これだけの作品は、学校だけではできず、家でも取り組んだそうです。
どのようにして、この個展が設定されたのかはわかりませんが、(たぶん、スクールミーティングに彼女が願い出て認められてだと思います)様々な人間関係の中でいろいろなことを考えたりする自由な時間が保証されるから自分自身を追求するパワー、集中力が培われるのだと思いました。
*******************(2006.3.29)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No19
*******************
サドベリー・バレー校では、子ども達自身による資金調達活動が行われています。
<<SVSを訪ねて>>
私が、実際に見た資金調達活動「その3」です。
昼頃になると、子ども達による売店が開かれていました。ジュース、チョコレートなどのお菓子、カップラーメンも、それぞれの種類は、豊富でした。
スクールミーティングに、個人で申請し、承認されると活動でき、見学したときは、2店、並んで販売していました。
売店をする日は、毎日とか、誰がするとか、契約し、さらに、利益の何パーセントか(3%と聞いたような)は、学校の予算となり、残りが個人のものになるそうです。
お店としてよくないと司法委員会にかけられて、経営者がかわるそうです。なかなか厳しいようです。
販売している子の応対は、ビジネスに徹してなかなかよく売れていました。
売店をしたい理由を説明し認められれるための努力、お店を維持していく責任が必要となります。この過程の中では、様々な困難なこともおこってきて、それがまた、自分で考えて行動するという力になると思います。
*******************(2006.9.24)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No20
*******************
2003年3月星の森便り22号で、
『サドベリー・バレー校は、米国・東海岸、ボストンに近いフラミンガムの町にあり、
ダニエル・グリーンバーグ氏らが創設した学校です。開校は1968年。4歳から19歳までの子どもたち。そこにはテストもなければ時間割も、学年もなければ固定カリキュラムもありません。そんな自由のなかで、子どもたちは育っているのです。ここではまた、デモクラシーが徹底していて、 学校の運営に子どもたちが直接参加しています。』と書き始めたこのコーナーは、3年も経ってしまいました。
SVSのビデオを見ていただいたり、私は学校見学に行ったりして保護者の方とこの学校についてお話をすることもあります。この時、紹介した本「超学校」が絶版となり、今回「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」として出版されました。
「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜」(緑風出版)
ダニエル・グリーンバーグ著
大沼 安史訳
これは、以前の「超学校」の内容にグリーンバーグ氏による「21世紀の学校をつくる」、サドフスキーさんによる「美しい子ども期は、美しい人生の出発点になるか?」が加えられた本です。
「21世紀の学校をつくる」は、「日本語新版への序文」として、
産業の時代の教育<教授>ではなく、情報の時代の教育<自然な子どもの成長>について述べています。
「美しい子ども期は、美しい人生の出発点になるか?」は、
「学校体験と人生 サドベリー・バレーの卒業生たち・・・日本語新版へのアフターワード」となっています。卒業生への調査が行われ、それを要約したものです。
「どんな仕事に就くことができたか?
どんなタイプの職業に就こうとしたのか?
卒業したあとに直面した、よりフォーマルな環境のなかで、サドベリーでの教育は、卒業生たちが自分の学びを追求するうえで、役に立ったか、それとも足かせになったか?
外部から強制する強制を持たないサドベリーでの歳月が、後日、それを受け容れるとき、妨げにならなかったか?卒業生たちの、ふつうでないバックグランドが、新しい人間関係を、その後の人生の中で築いていくうえで、マイナスになったかプラスになったか?
誰もが人生の途中でぶつかる大きな試練に、卒業生たちはどう対処したか?
どんなコミュニティに属するようになったか?
卒業生たちが自分自身について、どう感じているか?」
読みながら自分自身もそうありたいとわくわくするから不思議です。
***********************(2006.12.20)
The
Sudbury Valley School (サドベリー・バレー校)No21
***********************
サドベリー・バレー校には、ハンドブックというのがあります。学校、総会、スクールミーティングのきまりなどが書かれています。スクールミーティングのきまりの前文を紹介します。
『すべての構成員は、
この学校の存在の核心となる自由、敬意、公正、信頼、秩序の
雰囲気を維持することに貢献する行動を通して、
この学校の全体的な快適さに責任を有する。』
これを守ることがSVSであるというなんとシンプルなのでしょう。この当たり前の明らかなことが守られるのがコミニティとしての学校のはずです。
そして、これに反する行動があった時にはSVSでは、司法委員会が活躍するわけです。
司法委員会が成り立つのは、
<信頼のシステム>と< 決めたことは自分たちで必ず守る。>という前提があるからだと思います。
***********************(2007.3.1)
The
Sudbury Valley School
(サドベリー・バレー校)No23
***********************
2月25日のPASセミナーは、55名の参加者で無事終了しました。
講演会の内容を賛助会員のTさんが、まとめられたものから、引用させていただきます。
大沼安史さんの講演会
「子どもたちと学びあう学校とは・・・」
―あるデモクラティックスクールの歩みから考える―
1.トルストイの学校の潮流
2.PISA(OECD生徒の学習到達度調査)により、世界一学力が高いと評価されたフィンラン ドの教育実践
3.デモクラティックスクールのサドベリー・バレー校
といったグローバルな視点で日本の教育について お話でした。
1.トルストイの学校の潮流
ロシアにトルストイが1861年に創立したヤースナヤ・ポリーナに端を発し、20世紀に、スペインのバルセロナに近代学校が作られ、ヨーロッパやアメリカや日本に広がる。
日本では「窓際のトットちゃん」に出てくるトモエ学園や自由学園など、アメリカではデューイの進歩主義の学校などできるが、第二次世界大戦中、衰退する。
日本においては、1938年にドイツのフォルクスシューレ(ナチスの学校制度)を元に国民学校令が発布され、戦後は、6・3・3制が導入されるが、一斉授業による効率優先(産業期の学校)の流れのまま現在に至る。
1968年、アメリカのボストン郊外に、ダニエル・グリーンバーグ氏らがサドベリー・バレー校(完全な私学)を創立。
2.フィンランドの教育実践
(1)日本とフィンランドの違い
・1年の授業時間:フィンランドは世界最短5500時間弱、日本6000時間強。
・教員の勤務時間に占める授業時間の割合:フィンランド60%世界一高い。
(日本 小学校30%、中学校25%、高校20% 日本の教師は授業以外の仕事が多すぎる。)
(2)フィンランドの教育思想
・標準を認めない
(教育活動の成果を他者と比較しない) 1985年習熟度別授業を廃止
・社会構成主義の学習
(社会的な行動力を学ぶことを重視する)
3.デモクラティックスクールのサドベリー・バレー校
・子どもを尊重:大人も子どもも同じ価値の人間として尊重される。寄り添う関係。
・デモクラシーの徹底:スクールミーティングで子ども
・スタッフ共に1人1票の権利を行使。
・年齢ミックス:従来の学校のような年齢による学年はなし。
・固定のカリュキュラム、テスト、時間割はなし。:
子どもたちは好奇心によって学ぶとき、その時々の最大限の学びを得る。
<講演のまとめ>
*教育生存権
「こんな学校を作りたい」という権利と、
「こんな学校に行きたい(子どもを入学させたい)」という学校を選ぶ権利が保障されていること。
*戦時期・産業期 (強い兵士、よい工員さんを育成する)はとっくに終わっている。現在は情報期であり、達成(学歴など)より、何ができるか(技術)が大切であること。
子どもは、帰属するコミュニティを、意味ある全体として維持する大人に育っていかなければならないということ。
*デモクラティックスクールについて
こういう学校を選択できるようにしていくべきではないか。
***********************(2007.11.30)
The
Sudbury Valley School
(サドベリー・バレー校)No24
***********************
アメリカのサドベリー・バレー校は、デモクラティックスクール。そのデモクラティックスクールとは、「一人ひとりが尊重される民主的な教育を行う学校」です。
久々に「世界一 素敵な学校〜サドベリー・バレー物語〜
(ダニエル・バーグ著、緑風出版)」から、抜粋します。
この学校はいまから2000年以上前、古代ギリシャの哲学者、アリストテレスがその著「形而上学(けいじじょうがく)」の書き出しで述べたある前提、つまり「人間とは生まれつき好奇心をもつものである」を土台に出発しています。この言葉は、人間とはその生の固有の一部として、常に学んでいく存在である、との意味合いを含んでいます。
それはまた、自分に備わったナチュラルな傾向に従い、自分のしたいことを毎日欠かさず続けることで、子どもたちは学んでいくということでもあります。
この学校に入るやいなや、年齢に関係なく、子どもたちは自分自身の主人公になるのです。自分自身に責任を持たされるのです。誰のものでもない自分の人生のコースを左右する決断を自分で下していくのです。
サドベリー・バレー校の哲学、信念はいたってシンプルです。
即ち、子どもたちは人間性の本質である生来の好奇心に衝き(つき)動かされることで、自分を取り巻く世界に分け入り、それを我がものとしていく途方もないエクササイズを続ける努力家である、と。
***
サドベリー・バレー校では、好奇心の大切さを強く言っています。しかし、好奇心のおもむくまま好き勝手にしたら、がまんする気持ちが育たず、わがままになるのではないかと反論されます。本当にそうでしょうか。
ここに江戸末期か明治期のものと思われる「苦抜(くぬ)け法」と題された1文があります。
「およそ事にあたりて苦しく思ふは下手の証拠なり。度重なる毎に苦次第にぬけさり、面白味(おもしろみ)忽然(こつぜん)と」というように好奇心ではじめた事を追求していくとそこには必ず、簡単に越えられない壁ができ、それを乗り越えるという事になります。そこからの努力は、与えられるもの、押し付けられるものはないでしょう。
***********************(2009.7.27)
The
Sudbury Valley School
(サドベリー・バレー校)No25
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アメリカのサドベリー・バレー校は、デモクラティックスクール。この学校を紹介している本、『世界一素適な学校(グリーンバーグ著、緑風出版)』の第一部に「12 学校コーポレーション」という章があります。
コーポレーションの活動をPASでするためにも、サドベリー・バレー校のコーポレーションは、どういうものなのか、本から抜粋してみます。
『−−−(略)ほかの学校や大学では、クラブとか学部というものをつくって、生徒や学生たちの興味や関心に応えようとしています。−−−(略)サドベリー・バレー校にこの種の組織体は必要ないと考えました。−−−(略)「学び」と「教え」が自由に流れ出るサドベリー・バレー校にはふさわしくない、と思ったのです。−−−(略)
「学校コーポレーション」を結成するには、全校集会(スクールミーティングのこと)の承認が必要です。そして、なすべき任務が与えられます。もちろん、何事も自力でなし遂げるのが原則。資金が必要になったり、新たに学校の設備が使いたくなったときだけ、全校集会でアピールすることができます。関心のある人なら誰でも参加できます。学校当局と交渉するパイプ役として「取締役ディレクター」を選出しますが、参加者全員で自主的に運営をします。−−−(略)特長は三つあります。第一は、だれに対しても開かれていること。第二は、デモクラティックに運営されていること。第三は、その使命が終わったとき、潔く優雅な死を遂げることです。』
よくある実態がなくて名前だけのクラブとかではなく、実体に即して結成されていく好奇心のかたまりの組織であるということですね。
コーポレーションの資金集めのバザーとかができたらおもしろいなあと思っています。

★「星の森便り」の
・・・考える・・・より抜粋★

***********************(2008.2.27)
考える・・・その11
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本を紹介するコーナーです。
「自由な学びが見えてきた
〜サドベリー・レクチャーズ〜」
ダニエル・グリーンバーグ著
大沼 安史訳 (緑風出版)
サドベリー・バレー校の30周年にあたってのグリーンバーグ氏よる連続講話をまとめた本です。
この学校が30周年になったのは、1998年、10年も前に出版されたものです。この本は、産業社会の教育ではなくポスト産業社会の教育は、どのようなものであるべきかが、わかりやすく説明されています。 情報化社会に必要な教育について考えることができ、目次を見ただけでも「遊びの意味」、「主成分としての会話」、「デモクラシー・モデルの重要性」・・・とサドベリーの基本理念がわかります。
***********************(2008.5.21)
考える・・・その14
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本の紹介です。
競争をやめたら学力世界一 〜フィンランド教育の成功
格差をなくせば子どもの学力は伸びる 〜驚きのフィンランド教育
福田誠治著
オッリペッカ・ヘイノネン 〜「学力世界一」がもたらすもの
佐藤学著
3冊とも、OECD(経済協力開発機構)が実施するPISA(国際学力調査)で好成績を上げている国、フィンランドの教育についての本。オッリペッカ・ヘイノネンは、1994〜1999年の教育大臣です。
学力世界一とある題名を見て、学力を上げることの改革?と疑いの念を持っていたのですが、違いました。公教育で、学校制度やシステムから見直し続けられたことにすごいと思いますし(@,B,C)、さらにサドベリー・バレー校に通じる考え、取り組みがされていることにも納得しました。(A)
*本からの抜粋でこの国の教育の特徴を・・・・
@教育の基本は序列づけではなく一人ひとりの発達を支援する教育である。
16歳まで選別しない教育、社会にはどのルートを通っても学ぶ気になれば誰もが学べる学校教育制度
A子どもが自ら学ぶことを教育の基本にし、学習を強制したりしない。
テストなし、自己評価重視、グループ学習、教え合い、マイペースで学ぶ、個別化した学び、少人数、
1985年に習熟度別編成は廃止
B国の教育管理権限を最小化し地方自治、学校、教師に教育の権限を移譲。
教科書自由採択、カリュキュラムの自由度
C権利としての教育を福祉としての教育が包み込んでいる。
小学校から大学まで授業料等は無料
***********************(2009.8.27)
考える・・・その19
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「世界一素敵な学校〜サドベリー・バレー物語」
「自由な学びが見えてきた〜サドベリー・レクチャーズ」
(ダニエル・グリーンバーグ著、大沼安史訳、緑風出版)
デモクラティック・スクールとして1968年に設立されたサドベリー・バレー校のことなら、以前に紹介しましたこの2冊の本を是非、読んでみてください。
☆☆☆
「自分を生きる学校」
(デモクラティック・スクールを考える会編、せせらぎ出版)
副題が「いま芽吹く日本のデモクラティック・スクール」となっているように日本で実践されているデモクラティック・スクールについて書かれた本です。
日本でもデモクラティック・スクールへの共感や理解が広がり、そしてこのような学校を求める子どもや保護者により、兵庫県、神奈川県、大阪府、香川県、東京都、沖縄県に作られています。
これからが楽しみです。
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