最寄の警察や入山口に入山届けを必ず出します。用紙は入山口、交番にあります。もし用紙がなくても住所、氏名、人数、連絡先、日程、コースなど
を紙に書いて箱に入れておく。ネットで申請する事もできるようになりました。あまり知られていませんが、下山届も出しておくのが最良。
山に行く時は家族や友人などに必ず行き先を言っておきましょう。
狭い登山道や場所によってはミスが命に関わることも少なくありません。人に道をゆずらない人、大人数で繋がって歩くグループを多く見かけるように
なってしまいましが、5人以上の集団はすれ違いを考えてグループに別れて少し距離をとって歩いてください。
一般的には登り優先と言いますが、状況をみて判断します。道を譲る時は必ず山側に立ちザックが後ろになるように立ちます。
大体の登山道はマーキングがあります。もし道を見失ったら必ず引き返しマーキングを見つける事。
登山道は大抵稜線にあります。迷ったり道を見失った時はあせらずに下山中でも谷筋には下らない。稜線まで登りルートを見つけます。
沢筋は下れば戻れそうに思いますが、滝や断崖があり必ず行き詰まります。遭難者の多くはベテランでも沢筋を下り迷います。
危険や怖さを感じたら進むのを諦めて来た道を引き返す勇気も重要。
動植物や自然環境の保護も人間にしかできないことです。山に持ってきたものはすべて持ち帰るのが原則です。
食べ物の包み紙のナイロンやプラスティックも同様、登山道に必ず落ちているキャンディの包み紙などぜひ拾って下さい。
愛煙家のみなさん、フィルターは自然分解しません。携帯灰皿を持ち吸殻は必ず持ち帰ってください。
高度が2,000m以上になって頭痛がでたら、高山病の可能性があります。そういう場合は休憩を取り15分以上休みます。吐き気がしたら危険信号です
ので下山します。高山病は放っておくと、命にかかわる場合があり、高度が下がらないとけっして治りません。
下山すれば回復しますので、人が付き添って下山します。
アルプスでの救助は今はヘリコプターがメインになっていますが、救助を求める場合のサインが決まっています。
手に白や色の鮮やかなタオルや衣類などを持ち、片手で頭の上で振ります。ヘリが近づいてきたら上下に振ります。
誤認を防ぐため救助以外はヘリに手を振ったりしないようにしてください。見通しの良くない所ではヘリに向かってカメラのフラッシュを焚くのも有効。
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