エリア別登山ガイド

ルートのコースタイムは休憩は含まず、通常歩行の半分程度(時速2キロ)が目安 このマークが日帰り可能な山です。
登山ルートの難易度
良く整備されたルート 距離が短く難所はなく簡単に登れる 初心者向け 特に技術はいらない
楽中 急登坂や岩場等がある 距離が長くても難所や危険個所がない 歩き慣れた人 岩場もガレ場も平気 そこそこ体力もある
距離が長い 急登坂が多い 危険箇所通過がある ペースコントロールができる 体力に自信 岩場も登れる
中高 距離が長い 急登坂が多い 危険個所や岩壁登坂痩せ尾根などがある 重心バランスが取れる 岩壁を恐れない
危険箇所が多く高いスキルが要求される 単独では危険なルート 初心者はガイドが必要 岩壁登攀や高度感にも対応
ロープ確保やルートファインディング能力が必要 単独は不可 岩壁登攀の技術 ルートファインディングができる
分かりにくい、もしくは迷いやすい  GPSナビゲーションがあった方が良い
体力度 低(ハイキング程度の体力) 中(通常の登山に必要な体力) 高(消耗が大きい忍耐力が必要) 極(フルマラソン並)

長野県と周辺の里山1

鍋倉山 黒倉山 高社山 高標山 雁田山 妙徳山 若穂太郎山 堂津岳 中西山 東山 砂鉢山 一夜山 尼厳山 奇妙山 鬼ヶ城 大林山 冠着山
五里ヶ峰 太郎山 子壇嶺岳 独鈷山 角落山 剣ノ峰 浅間隠山 鼻曲山 石尊山 御座山 茂来山 男山 天狗山 御陵山 兜岩山 御岳山 立岩
鍋倉山 Mt.Nabekura 1,289m 黒倉山 Mt.Kurokura 1,242m
長野県から新潟県にまたがる開田山脈の古い縦走ルートを、信越トレイルとして復活させた新しい登山コースの中心にある山。冬のバックカントリーから夏の登山まで幅広く愛されています。鍋倉山は樹齢100年を超すブナの木の森があり、痩せ尾根の山頂部は眺望もあります。

その先の黒倉山は日本海が見える眺望。途中にエスケープルートもあり登りやすく楽しめるコースです。

鍋倉山(なべくらやま) 黒倉山(くろくらやま)
ルートと  登りの時間 難易度 体力

森太郎入山口から鍋倉山 信越トレイルへの接続道 森太郎 森姫を周回して痩せ尾根を登る

2時間 楽中

茶屋池から黒倉山 池を周回するハイキングコースから稜線へ

1時間半
開田峠から黒倉山 深い森を抜けゆるい登りを行く 古木巨木があり楽しめるトレイル 1時間半
黒倉山から鍋倉山 ゆるい稜線の森歩き 30分
テント場 なし バンガロー 水場 各入山口

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア ヘッドライト ヘルメットか帽子 行動食

近くの温泉 野沢温泉 戸狩温泉

信越トレイル なべくら高原森の家 鍋倉山 ルートマップ

高社山 Mt.Kousya 1,351m 高標山 Mt.Takappyou 1,747m

高社山は長野県中野市の独立峰。地元では高井富士と呼ばれる秀麗な山。山頂の南北にスキー場がある。古くから信仰の山として登られていて、天狗岩や修験道の史跡も残っている。谷巌時という寺の横に入山口があり登山道には適当な間隔で十三体の石仏が祀られている。山頂まではきつい登りが続く。ツインピークで西峰の先に東峰がある。

高標山は木島平からカヤノ平まで車で行き牧場の奥から入山する。高度はありませんが山頂の展望が良く、深山の雰囲気が味わえる隠れた名山。ルートは前半が登りで後半は平坦な山の小道を行きます。

高社山(こうしゃさん) 高標山(たかっぴょうやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

谷巌寺入山口から高社山 谷厳寺脇から入山 13体の石仏があり目安になる 中ほどに土用場という広場がありここから急登坂が始まる

3時間半 楽中

夜間瀬スキー場から高社山 ゲレンデを登り東峰はまでは楽 西峰は下って登り返す

2時間半 楽中
木島平スキー場から高社山 ゲレンデを登り急登坂の連続 あまり変化のないルートで夏はかなり暑い 3時間 楽中
カヤノ平入山口から高標山 牧場の先から入山 見通しのない深い森を抜けると山頂は眺望が良い 1時間20分
テント場 なし 水場 谷厳寺(こくごんじ) 一杯清水は枯渇 高標山は牧場

装備 トレッキングシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 湯田中温泉 渋温泉 野沢温泉 

高社山ライブカメラ 高社山ガイド

雁田山 Mt.Karita 759m
小布施町の北の里山。麓にも山にも史跡が多く、整備された登山道がある。別名すべり山と言い至る所巨岩があり稜線にも物見岩、ヒナン岩、姥岩などがある。標高の割に登り応えのある山で稜線からの開けた展望も魅力の山。麓の岩松院は福島正則の霊廟と葛飾北斎の天井絵で有名。山の裏側は採石場で広い範囲で切り崩されている。中間地点に東屋のある展望園地があり抜群の眺望。最高峰は屠屋場山で千僧坊からの下りはかなり急坂。途中に城跡がある。
雁田山(かりたやま) 稜線の姥石(うばいし)
ルート 登りの時間 難易度 体力

岩松院から千僧坊 ロープのある急登坂の連続 史跡が多い

2時間 楽中

すべり山登山口から雁田山 ややきつい登りだが良く整備されたルートで見どころが多く快適 稜線にはいくつも巨岩がある

1時間
すべり山登山口から千僧坊 稜線に出ると巨岩が多く楽しく歩ける 2時間
テント場 なし 水場 浄光寺 岩松院

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 小布施温泉

岩松院 雁田山マップ

妙徳山 Mt.Myoutoku 1,294m 若穂太郎山 Mt.Wakahotarou 997m

長野市と須坂市をつなぐ山脈の代表的な山が妙徳山。山頂が平らで2つのピークを持つ。戦国時代には麓から山頂まで城塞があった。水源の山で穴水という名水がある。北峰の先に馬越峠がありそのまま尾根道で若穂太郎山に出る。白髭大明神里宮登山口まで車道がある。

長野市若穂の太郎山もツインピーク。天王山口から登るルートは、岩稜の痩せ尾根を登る。上級者向けルートと看板にあるように、急斜面の岩場をいくつも越える。田子峰、ダルマ岩、甑(こしき)岩など絶景の大岩が続き、山城の跡も残っている。山頂は切り開かれ展望が良い。蓮台寺まで車道がありそこからは危険個所がない登山道もある。

妙徳山(みょうとくさん) 太郎山(たろうやま)左
ルート 登りの時間 難易度 体力

白髭大明神里宮から妙徳山 穴水のから先は岩ゴロの急登坂の連続 登るほどにきつく山頂手前はロープにつかまって登る急坂

2時間 楽中

馬越峠から妙徳山 ややきつい登りと岩稜の急登坂のミックス

1時間半 楽中
馬越峠から太郎山 樹林帯の登り 最後は急坂 30分
天王山口から太郎山 稜線まで岩稜の急登坂で危険箇所もある 巨岩が多くこしき岩の先は深山の森歩き 2時間半
蓮台寺からこしき岩経由太郎山 稜線まで森の急登を登りこしき岩からゆるい森 山頂手前は急登 1時間半
テント場 なし 水場 穴水(妙徳山) 太郎山はなし

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 保科温泉(循環塩素) 松代荘 加賀井温泉

太郎山 太郎山マップ 妙徳山ガイド

堂津岳 Mt.Doutsu-dake 1,927m 中西山 Mt.Nakanishi 1,741m 東山 Mt.Higashi 1,849m
奥裾花渓谷は秘境の景勝地で車道からの眺めも一見の価値がある。その渓谷に連なる山脈の最高峰が堂津岳。登山道が廃道になっていて冬季にしか登れなかったが、地元の人が復活させた。奥深い山域にあり秘境の雰囲気が味わえる。山頂は岩稜で北アルプスや信越県境の眺望が良い。

山脈の中ほどにあるのが中西山でその先に東山 黒鼻山 八方山 物見山と続く。東山の先は明瞭な登山道はない。奥裾花自然園から入山する。こちらも灌木や笹が多い岩稜の山。経験者向き

堂津岳(どうつだけ) 中西山(なかにしやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

奥裾花自然園から堂津岳 稜線まではやや急登坂 稜線からは急坂や痩せ尾根がある 健脚向き

4時間半 楽中

  〃  中西山 稜線まではやや急登坂 稜線は熊笹や灌木の細道で藪漕ぎに近い

2時間半 楽中
中西山から東山 刈り払いされているがやや荒れている 危険個所もあり 2時間半
テント場 奥裾花キャンプ場 水場 京清水 奥裾花自然園

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 奥裾花温泉(塩素入り加熱)

奥裾花自然園 堂津岳登山道情報 東山中西山 山レコ堂津岳

砂鉢山 Mt.Sunabachi 1,432m(荒倉山) 一夜山 Mt.Ichiya 1,563m
長野市鬼無里は白馬に通じる峠の秘境。戸隠西岳連峰などの岩壁の山が連なり奥裾花渓谷の入り口にあたる。砂鉢山はいくつものピークの一つでこの山塊の総称が荒倉山。切り立った痩せ尾根で整備された登山道はあるが、初心者には厳しい。

戸隠西岳連峰の南端にある円錐形のきれいな山容の一夜山は、頂上直下まで林道が通りアクセスが楽。麓にゲートがあり駐車スペースも広い。林道を登るルートで1時間で登れる。山頂は広場になっていて、北アルプスの眺望が良い。

砂鉢山(すなばちやま) 一夜山(いちやさん)
ルート 登りの時間 難易度 体力

安堵ヶ峰入山口から霧見岳経由砂鉢山 やや荒れた急登坂とアップダウンの連続 健脚向き

2時間

荒倉キャンプ場から霧見岳 砂鉢山 林道を1時間弱歩き上の入山口へ

2時間40分
入山口から一夜山 林道を歩いて山頂へ 山頂は広く眺望が良い 1時間
テント場 荒倉キャンプ場 水場 キャンプ場 一夜山はなし

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 奥裾花温泉(塩素入り加熱)

トレッキングマップ 鬼無里ガイド

尼厳山 Mt.Amakazari 780.9m 奇妙山 Mt.Kimyou 1,099.5m
長野市松代町の北東にそびえる山塊は樹木に覆われた岩山。読みが難しい尼厳山「あまかざりやま」は松代温泉地区のすぐそばにあり丸い山容が特徴。戦国時代にこの地域を統治した東条氏の山城で山頂には当時のなごりが残る。尾根続きの奇妙山は対照的に長い稜線を持ち比較的痩せた尾根には奇岩が散在し名前の由来にもなっている。岩沢地区に入山口がありそれぞれにルートが分かれるが、尼厳山に登り稜線伝いに縦走する事もできる。里山ながらカモシカや熊が生息し切り立った岩壁もあり見どころも多い。麓には柱状節理見事なの清滝観音堂など史跡が多い。
尼厳山(あまかざりやま) 奇妙山(きみょうさん)
ルート 登りの時間 難易度 体力

岩沢入山口から尼厳山 農道から中間の天の岩戸までは緩い登り その先は山頂までかなりの急坂が続く。

1時間

池田の宮入山口から尼厳山 天王山古墳まではゆるやかな登り 天王山ルートの分岐から先はかなり急坂が山頂まで続く

1時間半
岩沢入山口から奇妙山 鹿除けのゲートを開けて岩ゴロのやや急坂 尼厳との分岐から尾根までもやや急登攀 稜線はゆるいアップダウンで山頂 2時間
大室古墳から奇妙山 古墳群から山城跡をぬけて緩やかな登りが長く続く 出会いの石分岐から奇岩のある稜線をアップダウン 長いが歩きやすい 3時間
テント場 なし 水場 なし

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 松代温泉松代荘 加賀井温泉一陽館

尼厳山 奇妙山 マップ

鬼ヶ城 Mt.Onigajou 1,449m

角間渓谷は紅葉の名所で切り立った岩峰の美しい渓谷。その入り口にあるのが鬼ヶ城。暗いガレた急斜面を登ると稜線近くに岩峰が現れる。クサリやハシゴを頼りに登ると幅数十センチのナイフリッジの先に写真の岩のピークがある。ガイドロープやクサリがあるのでなんとか渡れるが、高度感はマックス。反対側の岩峰を登ると鬼ノ戸渡りというナイフリッジがあり、もう一つの頂上がある。この山域は霧隠峰など峻険な岩稜の針峰群があるが、明確なルートはなくガイドなしで登るのは危険。

鬼ヶ城(おにがじょう) 山頂
ルート 登りの時間 難易度 体力

角間入山口から鬼ヶ城 樹林帯の急傾斜を登りクサリ場に取りつく ナイフリッジの先に塔の様な山頂がある 稜線の逆側にも鬼の戸渡というナイフリッジ

1時間半

山頂は巻き道があり周回もできる

テント場 なし 水場 入山口

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 角間温泉 渋沢温泉

信州山岳ガイド 鬼ヶ城

大林山 Mt.Oobayashi 1,330m 冠着山 Mt.Kamuriki 1,252m

千曲川の西に連なる山脈は奥深い里山が連なる。大林山は地元では氷沢山とも呼ばれる。上山田温泉から県道麻績インター線に入り20分ほどで坂上トンネルがある。トンネル脇の駐車場から旧道に登ると八頭山入山口という看板がありそこが入山口。林道入口にも岩井堂ルートへ直登する道がある。山頂は360度の眺望。

冠着山は、昔話で有名な姨捨山とも言われます。長野市から眺めると、アルプスの手前に連なる山の中でぼこだき岩を抱いた兜のような山容が一際目を引きます。山頂直下を車道が通っているので簡単に登れます。ぼこだき岩はクライミングのメッカ。

左 大林山(おおばやしやま) 冠着山(かむりきやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

坂上トンネルから大林山 林道から急登攀で山道に入る八頭山の分岐を過ぎ緩い尾根道を登ると岩井堂山ルートと合流 山頂はさらに1時間の登り

2時間半

室賀入山口から大林山 林道を歩き入山口の看板から林に入る 途中新旧登山道の分岐を右 見晴らしの良い尾根筋のやや急坂を1時間で山頂

1時間半
坊城平から冠着山 いこいの森から林道を登る。途中屏風岩ぼこだき岩の分岐を経て急坂を登るとお社がある平らな山頂 40分
林道終点から冠着山 四十八曲峠を車で終点まで 九十九折りの急坂を30分で神社のある山頂。 30分
テント場 なし 水場 旧県道入山口手前(大林山) 

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 戸倉 上山田温泉

大林山 冠着山 冠着山筑北ルート

五里ヶ峰 Mt.Griga-mine 1,094m 太郎山 Mt.Tarou 1,164m

上田市の北東に聳える山脈は低山ながら眺望も良く人気のある山が多い。五里ヶ峰は中腹に武田信玄の宿敵村上義清の葛尾城跡があり眺望も良い。更埴からも林道があり山頂下まで通れる。ルートが多数あり道迷いに注意が必要。

太郎山は上田市民の山として愛されている。山頂直下に太郎山神社があり、表参道は丁目ごとに石の祠が祀られている。稜線に縦走路があり長いが楽しい山歩きが楽しめる。

五里ヶ峰(ごりがみね) 太郎山(たろうやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

坂城神社入山口から五里ヶ峰 入山口から遊歩道近道と姫城跡の分岐がある。遊歩道は岩や砂の多いきつい登り。葛尾城は村上氏の本城跡

2時間30分

表参道から太郎山 登山道に石の祠が等間隔であり登りやすい

1時間
岩井堂から大林山 ややきつい九十九折の広い道 最も人が登るので良く整備されている 1時間
テント場 なし 水場 裏参道金銘水 裏参道水晶村手前

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 田沢温泉沓掛温泉 別所温泉 戸倉 上山田温泉 万葉温泉

上田市トレッキングマップ 太郎山 五里ヶ峰

子壇嶺岳 Mt.Komayumi-dake 1,223m 独鈷山 Mt.Dokko 1,266m

子壇嶺岳はこまゆみだけと読みます。長野県青木村から松本方面に行く修那羅峠の手前にある切り立った岩峰。古くから雨乞いの神事が行われた神社が山頂にあります。高度はありませんが急登坂の連続。山頂からの眺望は素晴らしく達成感の高い山。この山は止め山なので夏の間は入山禁止です。

独鈷山は上市田の南にある山塊の最高峰。切れ立った峰は昔から修験者の山として登られてきました。現在は四方の登山道が整備され登り易くなりましたが、急な登坂が多い。稜線の痩せ尾根は高度感もあり達成感の高い山。

子壇嶺岳(こまゆみだけ) 独鈷山(とっこさん)
ルート 登りの時間 難易度 体力

青木村大宝寺先入山口から子壇嶺岳 ゲートを開け登林道に駐車 登るほどに急になる 秋は止め山なので入山禁止 

1時間40分 楽中

修那羅峠林道入山口から子壇嶺岳 急登坂の連続 止め山なのできのこの季節は入山禁止

1時間 楽中
西前山登山口から独鈷山 森を抜けると胸突き八丁の急坂 下山時は特にスリップに注意 2時間
宮沢から独鈷山 樹林帯の先は急斜面のトラバース 最後が一番急坂 1時間50分
平井寺トンネル先から独鈷山 稜線までは急登坂の連続 1時間40分
テント場 なし 水場 なし

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 田沢温泉 沓掛温泉 別所温泉

上田市トレッキングマップ子壇嶺岳 独鈷山ルート

  角落山 Mt.Tsunoochi 1,393m 剣ノ峰 Mt.Kennomine 1,430m
群馬県倉渕の烏川源流の山塊はかっての火山群で切り立った岩峰が連なっている。長野原倉渕線を行くと二度上峠を越えて少し下ると、はまゆう山荘がありそこが入山口のひとつ。角落山も剣ノ峰も断崖をもっておりルートによっては危険箇所がある。特に男坂は難ルート。赤沢林道をつめると両山の鞍部に出て東が角落山、西が剣ノ峰。林道は車では通行できない事も多いので山荘で確認しましょう。

霧積温泉から十六曲峠に登り東に行くと剣ノ峰、西が鼻曲山。痩せた稜線ルートで、急な岩壁を越えロープ、クサリ場が多数。かなり高度感がある熟練者向きのルート

角落山(つのおちやま) 左角落山 右剣ノ峰(けんのみね)
ルート 登りの時間 難易度 体力

はまゆう山荘から男坂経由角落山 急登坂の連続 荒れているので注意

2時間半 中高

はまゆう山荘から赤沢林道経由角落山 荒れた林道を四駆で登れば1時間 女坂というが、かなりの急登坂

2時間20分
角落山から剣の峰(鞍部から1時間) ロープ クサリ場の多い難ルート 1時間半 中高
霧積温泉から剣ノ峰 尾根まで急登坂の連続 荒れているので注意 健脚向き 2時間
鼻曲山から剣ノ峰 痩せ尾根で難所が多い 初心者は危険 2時間強 中高
テント場 なし 水場 なし

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト ヘルメットか帽子

近くの温泉 霧積温泉金湯館 小瀬温泉 薬師温泉 相間川温泉

ガイド ガイド2 はまゆう山荘

 浅間隠山 Mt.Asamakakushi 1,757m 鼻曲山 Mt.Hanamagari 1,655m
群馬県の隠れた名峰浅間隠山は山頂からの絶景で近年登山者が多い。群馬県草津街道の清水にある温泉郷からは、この山に隠れて浅間山が見えないのでこう呼ばれるようになったと言われます。元は矢筈山。二度上峠から北上するルートが一般的。

鼻曲山は軽井沢から白糸の滝で有名な林道を行き、長日向に入山口がありカラマツ林を抜けているルートが乙女コース。山頂手前にクサリ場があります。軽井沢の旧碓氷峠の熊野神社から入るルート、二度上峠から南下し稜線を縦走して行くルートもあります。

浅間隠山(あさまかくしやま) 鼻曲山(はなまがりやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

二度上峠から浅間隠山 森の中のザレた急登坂が続く 山頂手前は木につかまって登るほどの急坂 山頂から望む浅間山は絶景

2時間弱 楽中

浅間隠温泉郷から林道経由浅間隠山 急登坂が多いが見晴らしの良い稜線歩き

3時間半 楽中
白糸ハイランドウェイ長日向から鼻曲山 気持ちの良いカラマツ林 山頂手前に難所 2時間
霧積温泉から鼻曲山 急登坂の後難所の多い痩せ尾根歩き 2時間半 中高
二度上峠から氷妻山経由鼻曲山 見通しの効かないゆるい尾根道 2時間弱
旧碓氷峠熊野神社から留夫山経由鼻曲山 古道の趣のある尾根道 3時間 
テント場 レクの森キャンプ場 水場 浅間隠温泉郷

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト ヘルメットか帽子

近くの温泉 浅間隠温泉郷 

鼻曲山ガイド 浅間隠山ガイド

石尊山 Mt.Sekison 1,668m
浅間山の麓にある石尊山は濁川の源流の山。浅間山から湧き出した水は空気に触れると赤く濁り山頂手前のおはぐろ池や血の池、血の滝という景勝を作り出しています。山頂だけが展望があり、特に眼前に見える浅間山南面の爆裂火口跡は素晴らしい眺め。登山道はほぼ1本で、軽井沢手前の追分宿から真っ直ぐ登る林道。途中には車の通れる林道が4本横切っているが営林署専用道路という事でゲートが閉まっていて通れない。途中には血の滝の不動尊の岩窟や座禅窟と言った遺跡もあり楽しめる。山頂から浅間山の牙山へ至るルートは立ち入り禁止の看板があるが、踏み跡も明瞭。血の滝へのルートは踏み跡が消えている。
石尊山(せきそんさん 中央) 山頂から見える浅間山南面
ルート 登りの時間 難易度 体力

追分入山口から山頂 赤い沢や湿地など変化に富むルート 山頂手前にガス発生場所の警告看板がある 山頂からの浅間山が見事

3時間

浅間火山館から天狗の路地経由 ほとんど人が通らない熊の巣 一応立ち入り禁止だが浅間の火山館までルートはある

2時間半 中 迷
テント場 なし 水場 なし

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア 行動食 ヘッドライト

近くの温泉 天狗温泉 高峰温泉 菱野温泉

石尊山マップ 山レコ石尊山

御座山 Mt.Ogura 2,112m  茂来山 Mt.Morai 1,718m
長野県の佐久地方にある御座山は2,000mを越える岩峰で、岩肌が露出した山頂部は荒々しい男性的な姿。非常に達成感がある登山が楽しめる。登山ルートは5本ありますが、不動滝、白岩以外のルートはあまり人が登らず荒れています。北相木側は麓に林道がたくさんあり迷いやすいので注意が必要。

茂来山は四方に尾根を伸ばす優美な山容で女性的な山。山頂のみが岩峰で350度の展望で、甲信越の山がほとんど度見渡せる絶景ポイントで皇太子殿下の登山記念碑があります。槙沢ルートのトチの巨木が有名

御座山(おぐらさん) 茂来山(もらいさん)
ルート 登りの時間 難易度 体力

南相木栗尾入山口から不動滝経由御座山 整備され見どころが多い やや急登坂 山頂の岩峰は見ごたえがある 避難小屋もあり

3時間 楽中

北相木村白岩入山口から御座山 ややきついが見どころが多い

3時間半
 〃 下新井山口林道から御座山 ほとんど人が入らず荒れている マークを確認しながら登る 稜線に出ると一般道に合流 4時間半 中 迷
佐久穂町槙沢入山口から茂来山 林道はかなり荒れているので四駆が良い 変化に富んだコース 2時間 楽中
小海町霧久保沢入山口から茂来山 林道から急登坂の連続 大木コブ太郎がある 3時間 楽中
小海町親沢林道入山口から茂来山 ややきついが登りやすい 最短 40分
テント場 なし 御座山山頂に非難小屋 水場 御座山不動滝 茂来山沢の水

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト ヘルメットか帽子

近くの温泉 海ノ口温泉鹿の湯

御座山 御座山ルートガイド 茂来山 茂来山ルートガイド

男山 Mt.Otoko 1,851m 天狗山 Mt.Tengu 1,882m 御陵山 Mt.Goryou 1,822m
長野県の川上村は南に奥秩父の金峰山があり、北に男山 天狗山 御陵山(おみはかやま)と連なる山脈がある。男山と天狗山は切り立った岩峰。男山は急坂の連続だが危険個所はない。

天狗山は男山へ続く西側ルートに断崖があり垂直の岩場をロープで降りる。稜線は歩きやすく御陵山へも気持ちも良いルートが続く。北側の立原キャンプ場からは2本のルートがあり西側の岸壁手前の稜線に出るので最後にきつい岩壁を登る。他にもルートはあるがほとんど廃道になっている。

男山(おとこやま) 天狗山(てんぐやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

信濃川上入山口から男山 途中まで林道( 四駆なら可)を登り山頂まで急登坂が続く

2時間(40分) 楽中

馬越峠から天狗山 川上佐久線の馬越峠まで車登れる 稜線を1時間で山頂

1時間10分
天狗山から男山 山頂からは岩壁を巻いて下る。鞍部に下り垣越山を越えると山頂手前の急登坂 2時間 楽中
立原入山口から天狗山 2ルートありどちらもコースタイムは同じ 森を抜けると岩場になりやや急 2時間
馬越峠から御陵山 稜線のゆるいアップダウン 1時間40分
テント場 なし 水場 なし

装備 登山靴 レインウェア 行動食 ヘッドライト ヘルメットか帽子

近くの温泉 滝見の湯(循環塩素) 海ノ口温泉鹿の湯

川上村ガイド 南相木村ガイド 山レコ天狗山

兜岩山 Mt.Kabutoiwa 1,368m 御岳山 Mt.Ontake 1,355m 立岩 Mt.Tatsuiwa 1,265m
長野県の東端にあり荒船山系に属する岩峰群の主峰。かつての火山が浸食されてできた。大ローソク岩(剣ヶ峰)など3つの奇岩峰が連なっている。荒船不動コースは整備され登りやすい。田口峠コースも人が少ないが歩きやすい。

御岳山は山頂に木曽御嶽山に向いた石像が祀られている。

群馬県下仁田から線ヶ滝に車道を入ると切り立った岩峰群が見えてくる。登攀できるのは西立岩で、急峻なクサリ場などを登り見晴らしの良い山頂にはベンチもあり眺望も良い。この周辺にはいくつもこのような岩峰があり登山道もありますが、きびしいルートが多い。

兜岩山(かぶといわやま) 左御岳山(おんたけさん) 立岩(たついわ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

田口峠入山口から兜岩山 登る人が少なく不明瞭な箇所あり 境界杭をたどって登る 樹林帯のややきついアップダウンの登山道

2時間半

荒船不動尊から御岳山経由兜岩山 入山口からしばらく行くと分岐があり荒船山も近い ローソク岩が圧巻 見どころが多い

2時間半
線ヶ滝入山口から経塚山経由御岳山 整備されたロングルート 2時間40分
線ヶ滝入山口から立岩 立岩手前にクサリ場 1時間 楽中
経塚山から立岩 やや荒れている 迷いやすいので注意 2時間20分
テント場 なし 水場 荒船不動尊

装備 登山靴かトレッキンッグシューズ レインウェア ヘッドライト ヘルメットか帽子 行動食

近くの温泉 初谷温泉(12〜15時)

兜岩山 立岩山レコ 西上州の山

(C) スタジオかんな アウトドア登山ガイド 2002-