エリア別登山ガイド

ルートのコースタイムは休憩は含まず、通常歩行の半分程度(時速2キロ)が目安 このマークが日帰り可能な山です。
登山ルートの難易度
良く整備されたルート 距離が短く難所はなく簡単に登れる 初心者向け 特に技術はいらない
楽中 急登坂や岩場等がある 距離が長くても難所や危険個所がない 歩き慣れた人 岩場もガレ場も平気 そこそこ体力もある
距離が長い 急登坂が多い 危険箇所通過がある ペースコントロールができる 体力に自信 岩場も登れる
中高 距離が長い 急登坂が多い 危険個所や岩壁登坂痩せ尾根などがある 重心バランスが取れる 岩壁を恐れない
危険箇所が多く高いスキルが要求される 単独では危険なルート 初心者はガイドが必要 岩壁登攀や高度感にも対応
ロープ確保やルートファインディング能力が必要 単独は不可 岩壁登攀の技術 ルートファインディングができる
分かりにくい、もしくは迷いやすい  GPSナビゲーションがあった方が良い
体力度 低(ハイキング程度の体力) 中(通常の登山に必要な体力) 高(消耗が大きい忍耐力が必要) 極(フルマラソン並)

南アルプス国立公園

鋸岳 甲斐駒ヶ岳 仙丈ヶ岳 地蔵岳 観音岳 薬師岳 北岳 間ノ岳 農鳥岳 塩見岳 蝙蝠岳 小河内岳 荒川岳 中岳 前岳 千枚岳 丸山 赤石岳 大沢岳 兎岳 聖岳
上河内岳 茶臼岳 新田岳 光岳 易老岳 池口岳 笊ヶ岳 布引山 大無間山 七面山
鋸岳 Mt.Nokogiri-dake 2,685m
南アルプスの北端にあるいくつものピークを持つ岩峰の総称。第一高点を鋸岳と呼んでいます。他の山と違いすべてが岩稜で、峻険な峰と崩落が進む尾根は熟練者でなければ入れません。ルートは尾根の南北と戸台川から尾根に直登する何本かのルートがありますがスーパー林道が開通し丹渓山荘が廃業してから直登ルートは荒廃が進んでいます。富士見町の武智温泉から釜無川の林道を行くルートが一番楽。尾根縦走路で比較的楽なのは駒ヶ岳からのルートです。直登ルートは踏み跡が不明瞭な所が多く、マークやテープを確認しながら行くのでルートファインディング出来る事が必要。単独は危険なので経験者かガイドと登ります。
鋸岳(のこぎりだけ) 第一高点(鋸岳)
ルート 登りの時間 難易度 体力

戸台、熊ノ穴沢経由 樹林帯を登るとガレ場になり踏み跡はない乗越にはテントスペース

10時間半

戸台、角兵衛沢から第一高点 河原から沢に入り樹林帯の先が岩小屋その先は不明瞭

7時間
北沢峠から七丈ヶ滝尾根で六合目岩小屋 一合目までは河原 その先はガレ場の急登坂 8時間
甲斐駒ケ岳から 稜線の尾根道を行く 場所によってトラバースする 6時間
悪沢出会から 武智温泉から林道に入る水源から尾根に取りつく 難所は山頂手前 5時間半
テント場 なし 大岩下岩小屋 中ノ川乗越 水場 富士川水源 大岩下岩小屋 六合目石室下

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子 ハーネス ロープ 自己確保用具

近くの温泉 南アルプス温泉ロッジ 芦安温泉郷 武智温泉

ガイド 太平山荘 橋本山荘

甲斐駒ケ岳 Mt.Kaikomaga-take 2,967m
南アルプスを代表する名山。仙丈ケ岳が女性的で甲斐駒は男性的と言われる。ルートは東西にあり南アルプススーパー林道の北沢峠からのルートが最短。登山道は整備されています。ここから鳳凰、鋸、仙丈への3つ縦走ルートがあります。山梨県白州から入る有名な黒戸尾根は日本3大急登の一つで、刃渡りやハシゴ、クサリ場の連続する尾根を登り高度差1,600mを9時間以上かけて登ります。変化に富んで登山の醍醐味が味わえる名ルート。隣の摩利支天はルートがありますが、危険個所が多いので要注意。
甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)右は摩利支天 北岳より
ルート 登りの時間 難易度 体力

北沢峠から 双子山と仙水峠のコースは駒津峰で合流その先は急登坂山頂手前に2ルート

4時間

白州から黒戸尾根経由 黒戸尾根はアルプスきってのロングコース岩場クサリ場もある

9時間半 中高
岩清水から黒戸尾根経由 笹ノ平で合流 9時間20分 中高
広河原峠入山口から 早川尾根を縦走してアサヨ峰、栗沢山を縦走するロングコース 12時間半
テント場 七丈小屋 仙水小屋 長衛小屋 水場 五合目小屋 七丈第一小屋 六合目岩室 仙水小屋

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 南アルプス温泉ロッジ 芦安温泉郷

七丈小屋 仙水小屋 こもれび山荘(長衛荘) 南アルプス市北沢長衛小屋 早川尾根小屋 ライブカメラ

仙丈ヶ岳 Mt.Senjouga-take 3,033m
女性的な山容で高山植物の宝庫。山頂直下に大きなカールがあります。長野県上伊那郡長谷村から南アルプススーパー林道を行き北沢峠が入山口。途中には分岐がありいくつかルートがあります。山頂までは4時間ほど。登山道は良く整備されています。登りは藪沢ルートを行き帰りは小仙丈ヶ岳経由がおすすめ。最近鹿の食害でお花畑が大きな被害にあっています。丹渓新道や地蔵尾根ルートは初心者には厳しいのでガイドを頼みましょう。
仙丈ケ岳(せんじょうがたけ) 北岳より
ルート 登りの時間 難易度 体力

北沢峠から小仙丈経由 下のコースと合わせて周回できる こちらを下山

4時間半

北沢峠から大平山荘馬ノ背ヒュッテ経由 登りにはこちらが早い

3時間40分

北岳から 北岳から両股小屋におりて仙塩尾根を縦走するロングコース

10時間半 中高
歌宿から丹渓新道経由 やや荒れ気味だが変化に富んだ中級コース 6時間
伊那里から地蔵尾根経由 古道 やや荒れている健脚向きコース 9時間 
テント場 なし 水場 馬ノ背ヒュッテ 仙丈小屋

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 南アルプス温泉ロッジ 芦安温泉郷

仙丈小屋 藪沢小屋 馬ノ背ヒュッテ ライブカメラ

伊那市山小屋案内 南アルプス山小屋 伊那市南アルプス登山ガイド 伊那市南アルプス林道バス 
鳳凰三山 地蔵岳 Mt.Jizou-dake 2,764m
山頂にある巨岩、地蔵仏(オベリスク)が有名な地蔵岳は観音岳、薬師岳と合わせて鳳凰三山といいます。甲斐駒ケ岳から早川尾根を縦走するルートは、途中の広河原から白鳳峠、広河原峠を登り稜線で合流。御座石鉱泉と青木鉱泉から入山するルート。夜叉神峠から薬師岳、観音岳、地蔵岳を縦走するルートがあります。夜叉神ルートは下山には白鳳峠を下り林道を広河原まで歩き、バスで戻る事もできます。水場は稜線の早川小屋と鳳凰小屋、広河原山荘のみなので、入山前にたっぷり補給しましょう。
地蔵岳(じぞうだけ) 山頂のオベリスク
ルート 登りの時間 難易度 体力

御座石鉱泉から地蔵岳 樹林帯の急登坂の連続 体力が要求される健脚向き

7時間  楽中

広河原から白鳳峠経由 かなりの急登坂で稜線へ 尾根は平坦で歩き易い 高嶺などいくつかのピークを越える

5時間半  楽中
広河原から広河原峠経由 尾根までの急登坂はかなりきつい 早川尾根小屋で1泊し尾根を縦走し夜叉神峠へ下るのがおすすめ 7時間  楽中
青木鉱泉から 入山口から分岐をトンドコ沢にいくつも滝がある 急登坂だが楽しい 7時間 
テント場 早川尾根小屋 鳳凰小屋 青木鉱泉 水場 鳳凰小屋 早川尾根小屋 広河原山荘

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 南アルプス温泉ロッジ 芦安温泉郷 御座石鉱泉 青木鉱泉

ルートマップ 鳳凰小屋  青木鉱泉 御座石鉱泉 早川尾根小屋

観音岳(鳳凰山) Mt.Kannon-dake 2,841m 薬師岳 Mt.Yakushi-dake 2,780m
薬師岳は南アルプススーパー林道の夜叉神峠か、韮崎から林道を行き御座石鉱泉か青木鉱泉から入山。青木鉱泉ルートはいくつもの滝があり見どころが多いルート。

夜叉神峠からは長い縦走だが比較的ゆるく南御室小屋の広いテント場はゆっくりできる。薬師岳山頂周辺は白砂の大地に巨岩がたくさんあり独特の雰囲気があります。地蔵岳のオベリスクや賽ノ河原周辺も絶景です。

スーパー林道奥の広河原峠や白鳳峠は急登坂ですが、稜線まで登れば眺望の良い縦走が楽しめます。稜線は小屋まで水場がないので入山前にたっぷり給水します。

観音岳(かんのんだけ) 薬師岳(やくしだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

夜叉神峠から薬師岳 ゆるい登りが延々と続く 南御室小屋からは急登坂 巨岩が多く白砂の大地を抜けると薬師小屋そこから山頂はすぐ

6時間 楽中

薬師岳から観音岳 稜線のゆるい登り 薬師小屋手前の巨岩は圧巻

50分
地蔵岳から観音岳 稜線のゆるい登り 賽ノ河原と赤抜沢ノ頭は絶景ポイント 1時間10分
青木鉱泉から薬師岳 御座石を巻く急登坂 健脚向きコース 5時間半 楽中
テント場 南御室小屋 水場 薬師岳小屋(有料) 南御室小屋

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 幸福温泉 須玉温泉笛吹の湯 御座石鉱泉 青木鉱泉

薬師岳小屋 南御室小屋 広河原山荘 夜叉神峠小屋 

白峰三山 北岳 Mt.Kita-dake 3,193m
3,000メートル級が連なる南アルプスの最高峰。日本で2番目に高い山。間ノ岳、農鳥岳とあわせて白峰(しらね)三山という。東面のバットレスという大岩壁はクライマーの聖地。広河原から入山して、大樺沢から左俣コースで八本歯のコル経由はかなりきつい登りです。ゆっくり登るには白根御池で1泊がおすすめ。

北岳から間ノ岳、農鳥岳への銃走路は日本で一番高い稜線ルートで天候に恵まれれば素晴らしい縦走が楽しめます。

北岳(きただけ) バットレス
ルート 登りの時間 難易度 体力

広河原から白根お池経由 きつい九十九折の登りあり白根御池で一息 草すべりという急坂を登りきると稜線に出る 肩の小屋から山頂は30分

6時間半 楽中

広河原から大樺沢八ッ峰コース 急登坂の連続で大樺沢を詰めると最後に難所八ッ峰がある 現在はハシゴがかかり危険は少ない

5時間半
鷲ノ住入山口から 昔のメインルート 無人の小屋を使い時間をかけて登るのが良い 9時間 中高
両俣小屋から 野呂川出会から林道を歩き両俣小屋へ沢筋を登り尾根への急登を登る 5時間半
間ノ岳から北岳 日本一高所の稜線ルート 眺望の良さ気持ち良さでベスト10に入る。危険個所もない 3時間
テント場 白根御池小屋 肩ノ小屋 北岳山荘 水場 白根御池小屋 肩ノ小屋 北沢小屋跡 左股大滝

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 御座石鉱泉 青木鉱泉 赤石温泉

北岳山荘 北岳肩ノ小屋 白根御池小屋 両俣小屋

南アルプスネット山小屋情報 山梨交通南アルプス登山バス 南アルプス市観光協会  
白峰三山 間ノ岳 Mt.Aino-dake 3,190m 農鳥岳 Mt.Noutori-dake 3,036m
間ノ岳は日本で4番目に高い山でしたが、再測量の結果奥穂高岳とならんで3番目に高い山になりました。雄大な山頂を持ち東側にカールがあります。西隣にガレた稜線で続く三峰岳があります。

山頂から南に縦走すると西農鳥のピークから連なる岩塊の山農鳥岳です。東側は急激に落ち込む岩壁で複雑な地形の山です。比較的人が少なく気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。

間ノ岳(あいのだけ・まのだけ) 農鳥岳(のうとりだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

北岳から間ノ岳 眺望が素晴らしい日本一高い稜線歩き 多くの登山家が認める名ルート ここを題材に絵を描く登山家もいます

3時間半

両又小屋から間ノ岳 やや急な樹林帯を登り三峰岳からはガレた稜線

5時間
間ノ岳から農鳥岳 二重山稜のゆったりした稜線を行く 西農鳥岳からは岩稜帯 2時間半
奈良田温泉から農鳥岳 林道を行き八丁坂をこえ大門沢 そこからは急登坂で稜線に出る 10時間
塩見岳から間ノ岳 比較的ゆるい稜線歩き いくつもピークを越える長いルート 7時間
テント場 農鳥小屋 熊ノ平小屋 大門沢小屋 水場 農鳥小屋 熊ノ平小屋 両俣小屋

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 奈良田温泉 光源の里温泉

熊ノ平小屋 農鳥小屋 大門沢小屋

塩見岳 Mt.Shiomi-dake 3,047m 蝙蝠岳 Mt.Koumori-dake 2,865m 小河内岳 Mt.Kogouchi-dake 2,802m
山頂東西に北俣岳、天狗岩があり西峰と東峰のツインピークを持つ塩見岳。山頂北面のバットレスも有名。長野県の大鹿村から入るか、仙丈ケ岳や北岳から縦走する。かなり長い行程なので小屋泊まりかテントで2泊3日くらいの計画で登りましょう。

蝙蝠岳(こうもりだけ)は二軒小屋からは非常にきつい難コース。塩見小屋から縦走するのが良い。(塩見小屋は予約をすれば必ず布団1枚に1人というシステム)

小河内岳(おごうちだけ)は三伏峠から荒川岳に行く縦走路にある。その先は大日影山、板屋岳を抜けて荒川三山に至る。

塩見岳(しおみだけ) 蝙蝠岳(こうもりだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

大黒沢出会から塩見新道で塩見岳 長い林道を走る 塩見小屋まで長い樹林帯の急登

7時間半

鳥倉林道から三伏峠経由塩見岳 鳥倉林道は通行止め

7時間半
塩川から三伏峠(さんぷくとうげ)経由塩見岳 三伏峠まで5時間の沢筋と樹林帯の急登 9時間半
二軒小屋から蝙蝠岳 非常に長く荒れている難ルート 10時間
間ノ岳から塩見岳 長い尾根縦走コース  7時間
テント場 三伏峠小屋 水場 北荒川岳巻道 北俣岳 塩見小屋 三伏小屋周辺 奥水無沢

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

塩見小屋 三伏峠小屋 小河内岳避難小屋 高山裏避難小屋

荒川東岳(悪沢岳) Mt.Arakawahigashi-dake 3,141m 中岳 Mt.Naka-dake 3,084m 前岳 Mt.Mae-dake 3,068m 千枚岳 Mt.Senmai-dake 2,879m

丸山 Mt.Maru 3,032m

荒川岳は前岳、中岳、悪沢岳(荒川東岳)という3つのピークの総称。赤石岳の北に位置し聖岳、光岳、池口岳への縦走路の入り口にあります。登山道は急で一気に高度をあげるので高山病などに注意が必要。南アルプスの中心部にあり奥深い山容は玄人好みの山です。椹島から荒川三山を縦走して赤石岳に登り椹島へ下るルートがおすすめ。

千枚岳と丸山は荒川東岳の東に連なるピーク。

悪沢岳(わるさわだけ)右は千枚岳 左から前岳(まえだけ) 中岳(なかだけ) 悪沢岳
ルート 登りの時間 難易度 体力

二軒小屋から千枚岳 南アルプス屈指の急登坂 稜線はお花畑

7時間半

椹島から千枚岳 清水平まで林道があるが崩落 尾根を急登し稜線まで

7時間40分
千枚岳から荒川岳 岩稜の痩せ尾根 丸山の先に危険個所 1時間20分 楽中
三伏峠から荒川岳 いくつもピークを越える稜線のアップダウン 9時間半
赤石岳から荒川岳 見晴らしの良い稜線から鞍部に下り登り返す 5時間
湯折入山口から 広河原小屋までは沢登り 大聖寺平まで急登坂の連続 12時間 中高
テント場 高山裏避難小屋 荒川小屋 千枚小屋 二軒小屋 広河原小屋 水場 高山裏避難小屋 千枚小屋 荒川小屋 清水平

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

近くの温泉 大鹿村温泉ガイド

高山裏非難小屋 荒川小屋 荒川中岳避難小屋 千枚小屋 椹島ロッジ 椹島登山小屋 広河原小屋 南アルプス南部の情報

赤石岳 Mt.Akaishi-dake 3,121m 大沢岳 Mt.Oosawa-dake 2,820m 中盛丸山 Mt.Nakamorimaru 2,807m
南アルプスの名称赤石山脈はこの山から付きました。かつては個人所有の山で、大富豪の持ち主が登るために登山道が整備されたと言います。山頂は広くお花畑や大崩落の斜面、眺望の良さなど魅力がいっぱいです。ルートはいくつもあります。ウェストンが入山した古渋川からのルートは沢登りのルートで、今はかなり荒れています。牛首峠から東尾根を登るルートもおすすめです。

椹島から荒川三山を縦走し赤石岳から大倉尾根を下り椹島に戻る連泊縦走がおすすめ。

赤石岳(あかいしだけ) 中盛丸山(なかもりまるやま) 奥は大沢岳(おおさわだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

椹島から赤石岳 富士見平までは急登坂その先はラクダの背という痩せ尾根

9時間半 中高

小渋川湯折から赤石岳 小渋川は登山道がない 稜線は眺望が良い

9時間半 中高
荒川岳から赤石岳 大乗寺平まで下り登り返す お花畑が広がるトラバースルート 5時間 楽中
大沢岳から赤石岳 百?平は絶景ポイント 馬ノ背を越え急斜面のトラバース 4時間
しらびそ高原から大沢岳 荒れた林道を行き大沢渡で谷に下る 唐松峠は歩きやすい 8時間
テント場 赤石小屋 百件平分岐 水場 赤石小屋 砲台休憩所 百軒洞山の家

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

赤石小屋 赤石岳避難小屋 百件洞山の家 ガイドページ ライブカメラ しらびそ高原 大沢渡山荘

兎岳 Mt.Usagi-dake 2,818m 聖岳 Mt.Hijiri-dake 3,013m
聖岳は前聖岳、奥聖岳、東聖岳、小聖岳などいくつのもピークの総称。アルプスで一番南にある3,000m級の山です。山頂付近はラジオラリアという真っ赤な岩盤がありお花畑も美しい。ここも赤石岳と並ぶ大きな山で、赤石沢を挟んで対岸の赤石岳の眺めも最高です。

兎岳は赤石岳へのルート上にあり聖岳から鞍部に下り登り返す。山頂は360度の眺望で北に小兎岳があります。

兎岳(うさぎだけ) 聖岳(ひじりだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

便ヶ島入山口から聖岳 林道赤石線は当分の間通行止め

8時間

聖沢登山口から聖岳 乗越までは谷筋を行く岩頭滝を眺めるトラバースルートも絶景

9時間
大沢岳から兎岳 大きくアップダウンを繰り返すきついルート 2時間半 楽中
兎岳から聖岳 前聖から急下降するとラジオラリア帯 コルから痩せ尾根の急登 2時間半 楽中
テント場 聖平小屋 便ヶ島 水場 兎岳先 聖平小屋 聖光小屋 乗越 出会所小屋跡

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子

兎岳非難小屋 聖平小屋

上河内岳 Mt.Kamigouchi-dake 2,803m 茶臼岳 Mt.Cyausu-dake 2,604m 仁田岳 Mt.Nitta-dake 2,524m
上河内岳は深い樹林帯を急登し、森林限界を越えた岩稜の先の山頂はすばらしい眺望が広がります。

茶臼岳(ちゃうすだけ)は山頂周辺に亀甲上土原や仁田池、お花畑があり深山の情緒に溢れた名山です。

上河内岳(かみごうちだけ) 茶臼岳(ちゃうすだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

畑薙湖から茶臼岳、上河内岳 いくつも吊り橋を渡り尾根に取りつく 稜線は絶景

8時間半

便ヶ島入山口から上河内岳 林道赤石線は当分の間通行止め

9時間
光岳から茶臼岳 易老岳、希望峰 変化に富んだ縦走コース 4時間半 楽中
テント場 茶臼小屋 光小屋 横窪峠 水場 光小屋 茶臼小屋 横窪沢小屋 ウソッコ沢小屋

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子 1泊装備

近くの温泉 遠山温泉郷

横窪沢小屋 ウソッコ沢小屋 茶臼小屋

南アルプス南部の登山情報 遠山郷南アルプス山小屋案内 南アルプス市日帰り温泉
 光岳 Mt.Tekari-dake 2,592m 易老岳 Mt.Irou-dake 2,354m 池口岳 Mt.Ikeguchi-dake 2,392m
南アルプスの南端にある光岳は、山頂直下に二つ並んだ光石という石灰岩の巨岩が名前の由来。山頂はゆるく長い稜線で、森に囲まれ見通しはありません。光小屋の西にイザルヶ岳という眺望の良いピークがあり、北上すると易老岳(いろうだけ)。下ると希望峰という小ピークの南に、眺望の良い仁田岳(にっただけ)があります。

南アルプス南端、光岳の西にある池口岳はほとんど知られていない山だが200名山に入っている。双耳峰の秀麗な山体。登山道は信州遠山郷から入山するルートと光岳から稜線を縦走するルートだがこちらはかなり荒れている。どちらも距離が長く健脚者向き。

光岳(てかりだけ) 池口岳(いけぐちだけ)
ルート 登りの時間 難易度 体力

光岳から茶臼岳 易老岳、希望峰 変化に富んだ縦走コース

4時間半 楽中

寸又峡、椹沢(さわらさわ)から光岳 長い林道を歩き吊り橋を渡ると急登坂

6時間半
易老渡(いろうわたり)から光岳 林道赤石線は当分の間通行止め 9時間
池口林道入山口から池口岳 全体に迷い安いので特に稜線に出てからは注意が必要 登るほどにきつくなる 5時間
テント場 茶臼小屋 光小屋 横窪峠 ザラ薙平先 水場 光小屋 茶臼小屋 横窪沢小屋 ウソッコ沢小屋 ザラ薙平先

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子 1泊装備

近くの温泉 遠山温泉郷

横窪沢小屋 ウソッコ沢小屋 池口岳ルートガイド 山レコ池口岳 池口岳ガイド

笊ヶ岳 Mt.Zaruga-take 2,629m 布引山 Mt.Nunobiki 2,584m
間ノ岳から分岐する山脈を白鳳南陵という。農鳥岳 広河内岳 黒河内岳、笊ヶ岳から布引山、青薙山、赤崩ノ頭とピークが連なります。南アルプスの眺望は抜群の稜線ですが、あまり人が入らずルートは荒れてる。広河内岳から先のルートは不明瞭。笊ヶ岳は椹島からルートがあり整備もされていますが、途中から6本の沢と2本の涸沢を渡り、急な渓谷のトラバースが2時間強も続く非常に難度の高いコース。山頂直下にはルンゼ(岩の縦溝)をロープで降りる個所もあり布引山から先もルートは不明瞭。布引山から雨畑ダムまでのルートはガレ場や非常に急な登下降で中級コース。どのコースもテント泊が基本。
笊ヶ岳(ざるがたけ) 布引山(ぬのびきやま)
ルート 登りの時間 難易度 体力

椹島から笊ヶ岳 林道から途中の標柱まではややきつく、その先は沢筋のトラバースは難所の連続 初心者不可

7時間10分

布引山から笊ヶ岳 鞍部まで不明瞭な尾根を下り登り返すと岩場になっていく 山頂手前の岩溝をロープで登る

1時間半
老平から布引山 林道を行きガレた道を登ると山の山の神 その先はガレた尾根筋の急登坂の連続 8時間45分
テント場 なし 上倉沢は適地 水場 沢 神倉沢

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子 ビバーク装備

近くの温泉 

笊ヶ岳 笊ヶ岳山レコ

大無間山 Mt.Daimugen 2,329m 七面山 Mt.Shichimen 1,989m
南アルプス最南端にある大無間山は東西に尾根でつながったピークの総称。南アルプスでは4つしかない1等三角点がある山頂が大無間山。入山は田代温泉のみで寸又峡方面は通行禁止。急な尾根道を登ると鋸歯という両側が崩落した難所があり小無間からは緩やかな稜線歩きになる。

七面山は古くから開かれた法華経の聖地とされる。北参道表参道南の八紘嶺からの稜線伝いの3本ルートがある。参道にはいくつも坊がありそれぞれ水の補給ができる。山頂手前に参道終点の敬慎院があり、そこまで石段が続く。山頂東側は大崩れという岩壁。山頂は展望がないので先の希望峰まで行くとアルプスの絶景が広がる。

大無間山(だいむげんやま) 七面山(しちめんさん)
ルート 登りの時間 難易度 体力

大樽沢から大無間山 寸又峡温泉から林道を3時間弱で展望台。さらに1時間で入山口。現在崩落のため林道を含めて入山禁止になっている

7時間以上

田代温泉から大無間山 尾根道に出るまではかなりの急登攀を登り、崩落地を越えると小無間山。そこから稜線ルートで3つのピークを越えて山頂へ

8時間20分
表参道で七面山 石段の急な登りが敬慎院まで続く。その先は岩場の急登攀で1時間で山頂 4時間45分
北参道で七面山 距離はあるが見どころの多い参道 登るほどきつくなるが、各所の坊を目安に登る。敬慎院の境内を抜けるとガレた急坂を1時間で山頂 5時間半
八紘嶺から七面山 八紘嶺までは梅ヶ島温泉から2時間半。稜線は眺望のないアップダウン。 3時間10分
テント場 なし 大無間山は稜線上には適地あり 水場 各坊

装備 登山靴 レインウェア ヘッドライト 行動食 ヘルメットか帽子 ビバーク装備

近くの温泉 田代温泉ふるさと

大無間山山レコ 小無間小屋 七面山登詣案内 

(C) スタジオかんな アウトドア登山ガイド 2002-