研究紹介

 

【解読】
 扁額(2)  養 晧 然 気
 読み下し (右側から読みます) 
         浩然の気を養う
            
 語意    浩然(こうぜん)が正しい。広大なさまのこと。
        晧(こう)ではない。   
        気(き)は、心がゆったりする気であり、勇気の気である。
        養(やしな)うとは、修練することである。
 解釈    孟子の言葉に「養吾浩然之気」がある。そこからの引用作と思われる。
        天地間に充満している至大至剛の「気」が、どんな人間でも修練すれば
        何事にも屈しない道徳的な勇気となる。と言う教えである。
落款   壬申秋日  (みずのえ さるどし の あきの ひ)
               1992年(平成4年)
               1932年(昭和7年)
               1872年(明治5年)
               1812年(文化9年)
               のいずれかに書かれた作品です。
      為 雪昊   (せっこう さんの ために)
      天沓 制   (てんくつ がつくりました)
                                   以上
                                   文責:尾臺 成大