管理人は見た!OCTANE


2003 イギリス/ルクセンブルク
ホラー・スリラー
監督:
Marcus Adams マーカス・アダムス
脚本:
Stephen Volk
共演:
Madeleine Stowe マデリーン・ストウ
    
Jonathan Rhys Meyers ジョナサン・リース・マイヤーズ
    
Mischa Barton ミーシャ・バートン
    
Bijou Phillips ビジュー・フィリップス

参照リンク: 公式サイトIMDbトレイラー



『管理人は見た!』 シリーズ第1弾(勝手にシリーズ化) 『Octane』 編をお届けします。
遅くなってすみませんでした。

ともあれ 2003年12月2日に、念願の 『Octane』 を観ることが出来ましたので、報告いたします。
見たからには、まがうことなきネタばれです。
どうしようもないほどネタばれです。

ネタばれなんですってば。

・・・ネタばれダメな方は決して読まないでください。

そうはいっても、ネタばれでない Octane 情報なら何でも知りたいの〜という方のために、Octane 鑑賞に向けて外堀を埋めた経緯とネタばれでない感想をまとめてみました。
ご興味ありましたらどうぞ。
「そんなモンどうでもいいから、はよ Octane 語りせんか〜!」という方は、Octane ネタばれ観賞記 に直接飛んでくださいませ。



【Octane を見るまで】

出発前に 『Octane』上映館をネットでいくら探しても見つからなかったので、まだ上映されているのかどうか果てしなく不安なまま渡航。11月27日夜ロンドンに到着。ロンドンのエンターテイメント情報を仕入れるには、『Time Out』 というロンドン版 『ぴあ』 みたいな雑誌を買えばいいらしいんですが、載ってるかどうか分からない映画の情報を見るためだけに £2.20(約430円)払うのがイヤだった(←貴様 #)。

それで、日本みたいに新聞かタダで配られる情報誌で済ませられないかと、ユースホステルの受付の兄ちゃんやロンドンの友人、ジャパン・センターの両替受付のお姉ちゃん、舞台のチケット売りの兄ちゃんなどなど全く関係ない人々に聞きまくっても、当然お目当ての情報は得られません(←こんな無駄な労力使うくらいなら、430円くらい払った方がずっと早いことに全く気づかない管理人)

当てもなくロンドンをさまよううちに、
Virgin Megastore(大手CD屋さん)のシアターチケット売り場みたいなところの店員さんに、聞いてみる。「ロンドンで上映中の映画を調べるにはどうしたらいいですか?」とかなんとか(←こんな初歩的なこと聞かれる店員さんもいいメーワク)
でも、とても親切な兄ちゃんで仕事の手を止めて教えてくれました(
Virgin Megastore ばんざい!)

兄ちゃん:「レスター・スクエア(Leicester Square)に映画館が集まってるから、あそこに行けば今かかってる映画は全部見られるよ。それで、何ていう映画?」
私:「あ〜いえあの、インディー系のちっこい映画なので、ご存知ないと思いますが、『Octane』という映画です…」
兄ちゃん:「おくていん? Orbital がサントラ出してるやつ?」
私:「そ、それであります! お、おおおおくていんです!」(←どもりまくる管理人)

おお〜! さすがCDショップの兄ちゃん、サントラの Octane に反応!
ちなみに私はなぜか 『Octane』 を 『オクターン』 とずっと発音していました。octane の日本語表記 『オクタン』 と、何となく似ているけど全く関係ない 『ノクターン』 という言葉を混同していたようです(←あほ)。確かに Octane のつづりからすれば、『おくていん』と発音する方が理にかなってるし、発音記号もそうなってますね…。だから誰に聞いても 「知らんなあ」と言われたのかも…(あ〜あたしってヤツは〜#)。皆さま、『おくたん』ではなく、『おくていん』ですよ、おくていん。

さて、親切な兄ちゃんは横の雑誌売り場に行って、例のTime Out 誌を手にとって調べてくれました(ほんとに親切なお方。やであじがたや〜)。そしたらアッサリ載ってるではありませんか(だから最初から Time Out を買えばよかったんだよこのドケチ…ッ #)。それによると、上映館は 『プリンス・チャールズ(Prince Charles)』 となっております。

「あ〜ここは古い映画とか変な映画とかをメチャ安い値段で見られるんだよね〜」という兄ちゃんの正直なお言葉にちょっぴり傷つくナイーブな管理人。『Octane』 の英国公開は11月14日で、この時はまだ3週目だったのに、もう場末の2番館みたいなトコに身を落としているんでしょうか…。この国の皇太子殿下の名前を冠する映画館の、その週の『おくていん』上映スケジュールは:

11月28日(金)13:00〜
12月 2日(火)15:45〜

となっておりました。この時、28日の上映は逃していましたが、まだ12月2日がある!と分かって狂喜乱舞の管理人♪ 親切な兄ちゃんは、よかったね、と雑誌を手渡してくれて、仕事に戻っていきました。ああ〜ホントに助かりました〜(合掌)
プリンス・チャールズの場所がわからないので、電話番号を暗記して、雑誌を元に戻して遁走(←やっぱり買わへんのか貴様ッ#)

映画館に電話して場所を聞き、更に翌週12月8日(月)21:00〜にも上映されることが分かりましたが、その後の上映予定は分からない、あるいはナイ、とのことでした…(涙)。
だから公開 3週目でなんで週に1回や2回しか上映してないんだよッ#
12月8日は日程の都合でどうしても見に行くことができませんので、『Octane』が見られるのは後にも先にも12月2日しかありません。(鼻息ッ)

2日前の11月30日に、プリンス・チャールズ劇場に行ってみます。当日に道に迷ったり、見つけられなかったりしたら大変ですから(気合入りすぎ)。最寄りの地下鉄駅は レスター・スクエア(Leicester Square)で、ホームページもありました(→ Prince Charles Cinema)。
「おお〜! ここで Octane が上映されるのか〜!」と映画館外観を激写(そんなことするアホはもちろん私だけ)。まだ写真現像できてないので、できたら載せますね〜♪
さて中に入って、もうチケットを買うことにします。料金 £3.00、約 590円(…)

すぐ近くの表通りのでっかい映画館で、『マトリックス レボリューションズ』が£10.00(約 1,950円)でかかってましたから、いくらなんでも安すぎなんじゃ… そりゃ安いに越したことはありませんが、こんなでノーマンやジョナサンのギャラ払えるんでしょうかねぇ…(ほろほろ)

チケットを買うついでに、「プレスシートかパンフレットはありませんか?」と聞いてみましたが、店員さんはすご〜く変な顔して「ない」とひと言。まあ、海外ではパンフレット類はないのが普通ですが、じゃあ 『私は「うつ依存症」の女』の上映イベントで抽選で当たったという(幻の)『Octane』プレスシートはどこから来たんでしょう ?? ひょっとしてもう日本の配給会社が決まってて、日本で製作されたプレスシートなんでしょうか ?? (そ、その割には全然情報入ってこないしどうなっとるんじゃ〜#)

さて、運命の12月2日当日。朝から異様にコーフンして水シャワー浴びて自分に喝!入れたり、もう尋常ではありません。早いトコ済ませて安心したいと言うのが正直なところ。30分前には入場できたので、1番いい席をゲットしてトイレに行ったり館内をうろうろしたり。「観客が私1人だったらヤだなぁ〜」と心配しておりましたが、結構続々お客が来て、上映時間には30人くらいはいたんじゃないでしょうか。客層も老若男女さまざまです。製作会社のプロダクションノートによると10代〜20代の若い娘をターゲットにキャスティングしたそうですが、なぜかオヤジ、じーさんが多い(…)。「いったいなぜまたこの映画を観ようと思ったんですか?」と直撃インタビューしたくてしょうがありませんでしたが、ガマンガマン。「ジョナサンとノーマンの絡みが見たかったの♪」とオヤジに言われたら倒れてたと思いますが、やっぱりオッサン達はミーシャちゃんがお目当てなんでしょうか(いえもちろん皆さんあなたを見に来てると思いますけどねマデリーンさん ←いちおう主演女優にも気を使う)

全体に1人客が多かったです。映画って普通カップルか友達連れが多いと思いますが、一体この人たちは平日の昼間に1人で映画観にきて、どういう職業の人なんでしょうね…?(←そういう自分こそ何モン…) 1人客ばっかりなので、誰も口をきかない異様な雰囲気の中、しめやかに 『Octane』上映開始。

ネタばれOKなかたは、Octane ネタばれ観賞記 へどうぞ。



【Octane レビュー(ネタばれなし)

観賞前にひどい批評ばっかり読んでいたので、「なんだスゴイおもしろいじゃん」というのが一番の感想でした。確かに話の筋は穴だらけで、後でよく考えたら首をかしげるようなトコもいくつかあったように思いますが、映画見ていたらそんなモンどうでもよくなります。あんまり難しいことは考えないで、映像と音楽でガーンと魅せる、私の好きなタイプの映画です。とにかく登場人物は皆さん文句なく美しいし、ノーマンつなぎ着てのっそりうろうろしてるし、ジョナサンお色気爆発させてるし、2人の絡み一瞬ながらもバッチリだし、後半ガーッと盛り上がって実に楽しめました。

と、私がベタぼめするのを読んでから映画見たら、「なんだつまんねえ〜 #」と思われるかもしれませんので、あんまり期待しないで見てください。これが肝心です(^^;)

それにしても、これをどこも買ってくれないなんて信じられません。DVD・ビデオリリースはもちろん劇場公開でもじゅうぶん元を取れる作品だと思います(…って映画業界のことを何一つ知らない私が言うのもなんですが)。とにかく1日も早い日本公開を希望いたします。



ところで、後からジョナサン・サイトのゲスト様に教えていただいたんですが、このプリンス・チャールズ・シネマは、ジョナサン出演作 『The Disappearance of Finbar』 のロンドン・プレミアが行われた映画館で、ジョナサン本人が出席している模様が、DVDにも映ってます (flagstone様、ありがとうございます〜)



           (看板にうっすら見える PRINCE CHARLES CINEMA の文字)


               ダニ男じゃま! (←ヒド)



後日、映画館に戻り、改めて別の角度から建物を激写。「ここにジョナたんが立ってたのねぇ〜」と床や入り口のドアを撫でまわして悦に入るアホ管理人。『Octane』観賞前と後にトイレに行きましたが、ジョナサンが行った(かもしれない)のは男子トイレですよねぇ… あ〜男子トイレにも入ってみたかった〜(行ってナニする気 !?)。

とにかく映画だけでなく色々かぎまわるだけでも結構楽しめたので、わざわざ行ったかいがありました。私は旅費の元は取れたな〜と思いました。あえて言えば、もう2〜3回見たかったですけど…








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