『管理人は見た!』 シリーズ第2弾は、『ロード・オブ・ザ・リング 〜王の帰還〜』 編です。 2月には日本公開されますし、細かい話の筋は置いといて、管理人の萌えポイントだけ叫ばしてもらいます。さりげなくネタばれしております。映画公開まで知りたくないという方は絶対に読まないでください。いちおうあまりにも激しいネタばれ箇所は(→)ネタばれ(←)で囲んで反転文字にしています。マウスでハイライトしてご覧ください。 あ、それから管理人は立派な腐女子で(えへん)、『指輪』 もしっかり腐り視点で見ております。腐りネタが苦手な人はやめといたほうがよろしいです。読んでしまって不愉快に感じられても、責任は持てませんので、そこのところよろしくご了承くださいませ。 『王の帰還』 観賞記 12月20日(土)〜22日(月)の3日間、パリで 『ロード・オブ・ザ・リング 〜王の帰還〜』 を無事観ることが出来ました。公開から最初の週末ですから、すさまじい人の行列でどこも大入り満員、なかなか良い席を確保するのが難しかったです。でも、これだけの行列をおして観賞しようというからには、皆さん筋金入りの指輪ファンのようで、笑いや拍手喝采など観客の反応が大変よろしく、それでさらに楽しめました。 映画は確かに期待を裏切ることなく素晴らしいと思いました。3部作のうちどれが1番好きか、という議論は虚しいですが、見方によっては 『王の帰還』 はイイとこ行くかもしれません。私は王様とレゴ王子が好きなので、2人が出ばってる 『二つの塔』 は実においしかったですが、『王の帰還』 は誰か1人のキャラクターや役者が光ってる、というのではなく、個々のキャラとそれを演じる役者全員が力を合わせたチーム・ワークの勝利、それが物語のテーマに通じて感動を生むんだと感じました。 本当に、フロドやサムはもちろん、ゴラム、ガン爺、メリピピ、王様、王子、ギムリ、アルウェン、ファラミア、エオウィン、エオメル、セオデン王みんなが素晴らしかった。特に、サムとガン爺ががんばってるなあと思いました。サム(ショーン・アスティン)は助演男優賞もののパフォーマンスだと思いましたが、アカデミー賞どうなるでしょうね。ガン爺は、杖と剣の二刀流でぶんぶん振り回すアクションで、「おお〜じーさんすげえすげえ!」と拍手送りたかったです(実際拍手がおきていた)。 さて私のごひいきレゴ王子は、出番がかなり少なくて、それがちと残念でしたが、見せ場はばっちり! トレイラーでチラッと映っているように、象さんの(→)鼻から脚へとひらりひらりと飛び移り、絶妙のバランスで矢を放って 「33!34!」とか数えながら(←ギムリとの捕り物競争)象さんに乗ってる敵をバッタバッタと射ち、象の鞍(?)の留め紐をブッちぎって敵どもを振り落とし、最後に象さんの頭に矢を2本か3本同時発射! 象さんはずどーんとぶっ倒れ、レゴは象の鼻から優雅に歩いて下りてきて(←) 「どんなもんだ」と言わんばかりの得意げ、でもクールな決めの顔で「ふん」と小さく鼻息 (ここで拍手喝采が起こりました)。ぎゃー!! 王子カッコいい〜ぃ! \(≧∀≦)/ それを見たギムリが悔しそうに、 (→)「それでもカウントは1つだけだぞ!」(←) と言うのが、またおかしくって会場沸いてました (*^_^*) あ〜ところで、私はフランス語字幕版を観たんですが、字幕版の利点と難点を挙げますと: 利点: 英語で聞き取りにくいところが、フランス語字幕でなんとな〜くわかる(こともある) 難点@: エルフ語のセリフにフランス語字幕しかない (わからへんのじゃ〜#) 難点A: 字幕を読んでるフランス人の観客が、役者がセリフを言う前に笑ってしまって、 肝心のギャグが聞こえない。 私はギムリ役ジョン・リス・デーヴィスの英語ほとんど理解できないので、その上笑い声で消されてしまったらお手上げでございます(しかもギムリ笑いばっかりとってるし)。これにはホント参りました…。あ、それからフランス語では 『フロド』 が、『Frodon』 と表記されるんですね(爆)。サムがシリアスな場面で、『Frodon!』 と叫ぶたび、『フロどんかよ〜!』 と腹をかかえておりました。 さて、『二つの塔』では、王様は女性キャラ3人のうち2人を独り占めして、うははハーレム状態というのに、フロドは小汚ねーデブのサムだけかよ(←ヒド)、という感じでしたが、『王の帰還』 でもこの構図は変わりません。あ、おんぶお化けゴラムも健在です。というかパワーアップ… (あはれフロどん) でも前回は 「おいおい、王様主役かよ?」の感が強かったですが、今回はやはりフロド、サム、ゴラムの出番が圧倒的に多く、フロド主役の地位奪回!しております(よかったねぇイライジャ)。ただ、フロドが肝心のところで(→)指輪の魔力に取り込まれ、サムやゴラムがいなかったら任務に失敗して、旅の仲間たちの命を懸けた犠牲が全て無駄になるところでしたので、ヒーローになり損ねたという感じです。指輪の誘惑にはホビットでも負ける、というのは分かるんですが、やっぱりフロドには最後まで強い意志を貫いて欲しかった。(←) 原作読んでないので分からないんですが、原作もこんなんなんでしょうか? 途中、ぶっ倒れては起き上がり、這いつくばって必死でがんばっていたので、最後にあのようなことになって、ほんと残念でした。こういっちゃあナンですが、サムの貢献度がこんなに高いのに、ヒーローはフロドで、サムはそのヘルパーという扱いは腑に落ちませんね。いえ別にサムが良ければいいんですが。 あ、ところでイライジャ・ファンに朗報(くす)。今回フロドが旅の仲間で唯一(→)柔肌を見せております。いえあの上を脱ぐだけなんですけど、オークにとっ捕まって両手を前で縛られて半裸で横たわってるのがまたなんとも…(にやにや)。全体に露出が大変低い映画ですので、えらい新鮮でした。生っちろい肌がなまめかしく、何となく目のやり場に困る感じですの(特にサム)。「そんなカッコでモルドールを歩けませんですだッ#」とか言って着るモン調達してくるんですけどね(ぷぷ)(←) さて、今回王様は、衣装のせいかなんとな〜く頼りなげで守ってあげなきゃいけない感じで、庇護欲そそられました(笑)。ざっくりぶかぶかのシャツをなびかせて、韋駄天走りで必死でローハンの城の階段を二段飛ばしで駆け上がるトコなんか、ゲロかわいいんでごじゃいます。今回はなんとなく受キャラっぽかったな〜(笑)。レゴたんも今回はさらにさらに王様ヘルパーに徹してる感じで、王様ピンチの際には しゅたっ!と参上する律儀エルフやってました。 特筆すべきは、戦闘中、(→)王様が敵のトロール(怪獣みたいなやつ)に踏み潰されそうになるところで、レゴが必死で助けに駆けつけようとするんですが、戦闘の混乱で敵や味方のザコどもが邪魔で王様に近づけません。それでレゴにしては珍しくかなり焦って必死の表情で 『あらご〜ん!』 と叫んでるのがチョー萌え♪ ←スローモーションで声は無いですが、唇が 『あらご〜ん』 と形作るのがまたなんとも切ない感じでよろしゅうございました。こん時の王様は、なすすべもなく地面に転がって助けられるのを待つお姫様風情でしたから、へたれヴィゴたん本領発揮でしたえ〜♪(←) そういやこの最後の戦争シーンでは、王様パリッとしたいい服着てらして、髪も編みこみかピンかなんかでキレイに留めてらっしゃるのが可憐でよろしゅうございました(ぐふふ)。 それから前半に、ピピンが(→)サルマンの水晶玉(パレンティアとか言うんでしょうか?)をのぞいてしまって、“目”の魔力に取り込まれそうになる、という事件があるんですが、王様が駆けつけて玉をピピンから引き離してくれます。でも、王様も玉に力を吸い取られたように、へろ〜っとなってしまって(←ここで思わず身を乗り出す腐れ管理人)、すかさず差し出されたレゴの腕に倒れこむんですね〜(ぐはは)。「おいおい助けんのは王様だけかよ〜?」(そりゃそーだな)、とおかしくも嬉しかったり。(←) いや〜このシーンは腐女子のいいオカズになると思いますよ〜♪ オカズといえば、このピピン事件の直前がトレイラーでも見られるフードかぶったレゴの、「敵の“目”が動いている」 のシーンで、これがまた3杯メシはいける!ってほどのいいオカズなんですよ。夜遅く、王様がローハンの城の屋上みたいなところに出て、夜風を受けながらあたりを見渡すと、フードかぶった麗人の後姿が…(きゃあ〜♪) 近づくとそれはもちろんレゴ。それで2人並んで 「敵の“目”が〜」という話をするんですが、トレイラーで見るよりもう少し長い会話でした。でも内容がサッパリ思い出せないほど、割とどうでもいいこと話していたように思います。なんとなくレゴの出番を増やすためだけに付け足したんじゃないか、と思われるようなサービス・ショットでした(もしかして春の追加撮影で撮ったのはこのシーンじゃないかしらん ←後でインタビューを見たら、追加撮影では象さんのシーンを撮ったそうです。な〜んだ) あの深夜の逢引き風の妖しい雰囲気をうまく文章で表現できなくて残念ですわ。とにかく、この直後のピピン事件と合わせて、世界中の腐女子がこれで妄想繰り広げること間違いなしです(それもまた楽しみじゃのう〜ふはは) ところで最後の戦いで、ブラックゲートが開いてサウロンの “目” (←サーチライトか灯台みたいな光を出して、ほんとにモルドールを “見張ってる”風情なのが笑える) と対峙するシーンがあるんですが、王様やガン爺やエオメルたちがスゴイ厳しい顔して睨み上げてるのに、レゴたんだけ、「でかいなぁ〜どんくらいあるのかなぁ〜」と目をすがめて測ってるようなひょーきんな表情なんですよね。どー見ても NG っぽい演技なんですけど…。いやなんかオカシくて、目がいっちゃうんですよ。あれは一体どういう役作りだったんでしょう? 後、わたくし最近エオメル役の巻(カール・アーバン)が気になってしょうがないんですが、今回ナニ気にレゴ王子とのツーショットがあって、1人で萌えさせていただきました (*^_^*) まず、死霊がいるという山の入り口で馬が怯えてるのを見て、 レゴ:「馬は落ち着かないのに、人間は静かですね」 エオ:「この山に入って帰ってきた者はいない。この山は呪われている」 とかなんとかシリアスに話してるんです。いや、そんだけなんですけど、2人が目を合わせて話してるだけで、アタシには立派なオカズ…。 それから後半、フロドにチャンスをあげるための戦争に行くかどうか、皆で話し合ってる場面で、なぜかエオメルと王子の無言のツーショットがあるんです。けっこう意味深に長かったような…(2〜3秒だったかもしれませんが)。2人とも難しい顔をして、特に王子は腕を組んで眉間にしわを寄せるような表情で、よこしまフィルターで見てる私には、「この2人ナンかあった直後だわ!」としか見えないんですよ!(鼻息ッ) 巻は王子より5センチくらい背が高いので、並んでるとちょうどイイ感じなんです(な、ナンに?)。やっぱ 『二つの塔』 で2人の絡みほとんどありませんでしたから、こんだけでも萌えますね。ここは妄想の余地大ですので、早くどなたかファンフィク書いてくださらんかな〜 巻のどこがエエのか、自分でもよくわからんのですが、やっぱ王子とセットで考えるのが1番萌えるようです。あと、巻のしゃべり方というか声がかなり好きです。滑舌きいてて良く響く王族らしいエエ声。馬を駆る時に出す 「ハァ!」という掛け声には悶絶いたしました。それからエオメル・キャラのちょっといぢわるなエピソードが。 戦争をひかえてエオウィン(妹)がメリーの戦支度をしてやり、ホビット用に小ぶりの剣をもらってすっかり戦士気分で浮かれるメリーを見て、眉をしかめるエオメル兄ちゃんとの会話: (→) 兄: 「メリーをその気にさせるんじゃない」 妹: 「お兄様、彼を疑ってはいけませんわ」 兄: 「おお、疑ってなぞいないさ。彼の心も、彼の腕の長さもな (ははっ)」 (←) と、意地の悪い笑いを部下と交わすんです。うも〜エオ兄ちゃんのいけず〜(でもそこがヨイの♪) そういや今回、メリピピの2人がまるで恋人同士のようなんですが? 「すぐまた会えるよな !?」とか、「2度と離れるな」とか、「ええ〜 !? この2人ってそんな仲でしたっけ !?」と思わせるようなセリフやシーンがご〜ろごろ。ま、メリピピですから私は全然萌えませんが。(『その筋』 の方にはイケるんでしょうな) あ、そうそう、私どうも 『二つの塔』 ではエオウィンがイケ好かんかったんですが、今回彼女も本当にがんばってて見直しました。最大の見せ場はやはり戦闘シーンで、伯父さんのセオデン王を守るため (→)ナズグルと立ち向かいますが、力ではかなわず、やられそうになります。その時のナズグルのセリフ、 "No man can kill me. Die now!" (人間には我を殺せぬ。死ねぇ!) に対して、エオウィンは兜を脱ぎ捨て女であることを見せて、 "I am no man!" と言い返し、ナズグルに剣を突き立てて、見事倒します。(←) この時は拍手と大喝采が巻き起こり、すかーっといたしました。エオウィンの名セリフ、うまい日本語訳が思いつかないんですが、これ戸田なっちーはどうするんでしょうねぇ (変な訳つけたら、また大変だろーな)。 さて、指輪をめぐる戦いが終わり(→)ハッピーエンドを迎えるわけですが(←) エピローグの王子がこれまた夢のようにお美しいんです。フロドが意識を取り戻して、枕元にみんなが集まってくるんですが、この時の王子、繻子かなんかのきらびやかな衣装で、とても穏やかな表情でにこやかにフロドを見下ろしていて、いやほんとに男でこんな美しいの反則ですよ… (思い出してヨダレふきふき) さらに王様の戴冠式では、ティアラっていうんでしょうかサークレットっていうんでしょうか、装飾のついた輪っかを頭につけて正装モード。紗がかかり、ライトも幻想的な効果でお姫様のようでございますよ〜! また うお〜〜!!と無言の雄たけび上げる管理人(…ぜいぜい)。他にもエルフがいっぱい並んでるので、つい比べてしまいますが、やっぱり男で長髪ウィグつけてこんなに美しいのは王子だけですねぇ。いっちゃあナンですが、他の男エルフどもとは月とスッポン(エルロンド卿もねぇ、ちょっとねぇ…げほげほ)。 王子と王様が片手で肩を抱き合って見つめあうシーンは、2人のために世界はあるの〜♪って感じです。アルウェンよりよっぽど王様に相応しいでんがな!その直後にアルウェンが出てきて、王様とキスなんぞしますが、リヴ平のでっかいクチに王様アタマから丸呑みされるんじゃないかと思いましたよ (^^;)。あーあ、王子とならベストカポーなのにねぇ…(ぶつぶつ)。 いえあのリヴ姐さんは結構好きで、お顔も現代的ではありますが、美しいと素直に思います。でもなんだか王様とも王子とも仲良しこよしみたいなのが (というか勝手に 「王子の面倒見てあげたの」 とかほざいてるのが)、クヤシイだけなんですの・・・ (ヲトメ)。 エンド・クレジットの最後の最後までしつこく見ました(笑)。何となく席を離れがたかったんですの。しかし、フランス版はエンド・クレジットまでフランス語なんですねぇ(勘弁してくれぇ〜)。ま、とにかく、ボロ豆さんは、死ぬシーンがフラッシュバックで一瞬か二瞬しか映らなかったのに、クレジットでは最後に 「avec Sean Bean」 と出て特別出演といった扱いだったのには、おおーっ!と思いました。やっぱ指輪仲間の中では大物なんですね、お豆さん。 一方、サルマンは今回出てきませんでしたので、クレジットにも載ってません。いいんでしょうかね、クリストファー・リー様をこんな扱いして。サルマンの名前は出てきたんですが、ツリービアードが塔に閉じ込めてて、「サルマンにはもう何の力もない」とかいうガン爺の説明的なダイアログが入っただけだったので、何か違和感ありました。SEE にはカットされたシーンが入るんでしょうかね。 さて、思いつくままに叫ばしていただきましたので、シーンの順番バラバラですみません。やっぱり観賞前に読まれたら混乱されるだけでしたでしょうかねぇ(と、今さら言ってもな)。他にも、ファラミーとかお父さんのデネソールとかミナス・ティリスとか色々語りたかったんですが、今日はもう力尽きたので、余力があったらまた今度にでも…(よろよろ)。既に映画ご覧になった方いらしたら、管理人のカン違いなぞご指摘くださったらありがたいですわ。よろしくお願いいたしま〜す。 |
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