FLOATING ネタばれストーリー解説 A







タイヘーンお待たせいたしました。久しぶりに Floating を見て、やっぱり良い映画だと思いました。いえ、かわいそうなのは確かですが、こういう小品は見れば見るほど味が出るのでしょう。ちょっとしたノーマンの仕草や表情にクラクラしました。まだまだ続きます…

Chapter 5

月間湖畔フィルム上映会(?)を飛び出して、ジュリー宅のパーティーへ。お気楽な大学生達の中で浮いてしまって居心地が悪そう。ジュリーと2人きりで話したいといってるのに、彼女は「私のパーティーなのに抜けるわけにいかないわ」とか言って、ヴァンと2人になるのを避けているみたいです。ヴァンもだんだん激昂して、ジュリーの肩をつかんで連れて行こうとして振り払われたので、「なんだよ! 俺の Dick は入れていいのに、肩は触っちゃいけないのかよ?!」と怒鳴りつけてしまいます(ぎゃー!なんちゅうことを!)
Dick → 説明いらないですよね? わからなければ辞書をひきなはれ〜。

それを言っちゃーおしまいですな。しかも彼女の女友達の前で(しかし、2人ともイヤな含み笑いしてますね。ひとの痴話ゲンカがそんなに面白いのか)。 さすがに、ヴァンもまずいと思ったのか、悪態ついて出てきます。


Chapter 6

翌日、湖で泳ぐヴァン。しかし何故か普通のコットンパンツかなんかで泳いでます。普通水泳選手ときたら、ぴっちぴちのビキニパンツをはくものだと思うのですが?(いえ、別に期待してる訳では) まさかお金がなくって売り払ったのでしょうか。私なら3万カノッサで買いますぞ!(どこの通貨だ)

ヴァンが腕立て伏せをしてるところに、ダグ登場。理由は後に分かりますが、腕立て伏せで盛り上がったヴァンの筋肉を食い入るように(こらっ)見つめるダグ。ゴクンと生つばも飲みこんでいる模様(…)。ここでは、軽く挨拶しただけで別れます。

さてチンピラ2人組とよもやま話などしていて、ヴァンが、「今日、俺の昔の家に越してきたヤツと会った」と言い、ひげチンピラが、「そいつクールか?」と聞くので、ヴァンは「クールってどういう意味だよ? そそるかってこと? ああ、俺ならそう思うな」

…のうまん近頃過激でございます…(ばったり) こういう路線のネタなしでいられないんでしょうか(嬉しいことは嬉しいんですけど)。割と男の子の間ではホモネタを冗談で持ち出してからかったりするようですので、まあ平均的アメリカン・ボーイの会話でしょう(ということにしておきましょう)。

そこに、ダグが通りかかって(というか泳ぎかかって)、ひげチンピラが呼びつけます。どうやら仲良くなって、ダグの家に置いた盗品をなんとか回収しようという作戦のようです。「これからジェイ(マリファナ)を吸うから、お前も来ないか」などと、誘います。「いいね」とあっさり乗ってくるダグ。単に付き合いがいいのか、お目当てが他にあるのか(^^;)、それは観る人におまかせします。

さて、マリファナでラリラリの上に、トンネル(?)みたいなところで話してるので非常に聞き取りにくいですが、ダグは水泳で有名な州立大水泳チームの選手で、お父さんがコーチだそう。チンピラ達はとりあえず、ダグをマリファナでつぶしたいみたいなので、しきりに吸うよう奨めます。ところで、ここでひげチンピラがヴァンの肩に手を回してるのが気になるんですけど…(考えすぎ?)。そしてひげチンピラが吸ったマリファナをヴァンに回して間接キス(きぃっ!#)

結局ダグの家に行くことにしたようです。4人仲良くソファーに並んでテレビを見ますが、もちろん座りかたは、左からヴァン・ダグ・小チンピラ・ひげチンピラの順。ダグの無防備な足の裏がかわいい♪

さて、そろそろとばかりに、ひげチンピラが小チンピラに合図して、トイレに行かせます。小チンピラはトイレに行ってるフリをして、すかさず(盗品のある)地下室へ。しかし、ここでダグが何かを取りに地下室へ行くと言い出し、ヴァンとひげチンピラはあわてて止めます。しかし努力も空しく、地下室から両手一杯に盗品を抱えた小チンピラと鉢合わせ。

「地下室のガラクタは君らのものだったのか?」と割とクールなダグ。そして、「だから僕の家に来たのか…」とちょっと寂しそうに言われて、気まずく目をそらすヴァンとチンピラ達。でも、なんと親切にもダグは運ぶのを手伝ってくれた上に、小チンピラの財布を見つけて返してくれます。チンピラ達はご機嫌で帰って行き、ひげチンピラはムーンウォークまでしてます(←ばか)。

ちょっと後ろめたくて、ヴァンは帰り際に、「今度いっしょに泳ぎにでも行こうよ」とダグを誘い、ダグは相変わらずクールに(でもちょっと声がはずんで)「オーケー♪」と言って別れます。


Chapter 7

ガールフレンドのジュリーが日向ぼっこしてるところにいって、この間のパーティーのことを謝ります。しかし、「あなたのこと好きよ、でも…」と決まり文句を切り出され、友達でいましょう、と言われてしまいます。どうやら今年も大学に行きそうにないヴァンのような男とは将来を考えられない、というタイプの女の子のようです。奨学金を受けたら、とかなりしつこくヴァンに大学に行くよう奨めていますが、ヴァンも自分でもどうしたいのかよくわからない様子。夢を持って将来の計画を立てても、上手くいかない時のことが恐いような感じですね。

ジュリーと別れ、チンピラ友達にも「あっちへ行け!」とどなって、1人で湖を眺めるヴァンの背中がさみしいです…(ほろほろ)

家に帰ってパパに「僕のプランはどうなってるのさ? 大学とか…」とたずねます。しかしパパは、まともに取り合ってくれず、「将来のことなんか考えるな。何もいいことなんか起きやしない。認めることだな、男らしく」などと言われてしまいます。こんなに若くて水泳の才能もある息子に、お先真っ暗みたいな言い方する父親もちょっと信じられないですね。自分が不幸なので、まだまだ将来これからの息子に嫉妬めいた複雑な感情を抱いているのかもしれません。歯を食いしばるようにしてやるせない気持ちを表現するノーマンの演技もイイ。その後、チンピラ達が盗みをやってる間、雲を見上げている表情も、大変美しい。そして、盗品を持って韋駄天走りで逃げるチンピラ達は大変オカシイ…(^^;)


Chapter 8

ダグと随分仲良くなって、ボートを漕いだり魚釣りをしたり、しょっちゅうデートしてるみたいです(^_^)。「秋からどうするんだい?」とダグに聞かれ、「今は休みみたいなものかな。どうしたいか決めるまで…」とお茶をにごします。「大学なんてサイアクだしね」というダグに、「水泳チームはクールじゃないか」と羨ましそうなヴァン。しかしダグは、お父さんがコーチでいつも顔を合わせてるから、家を離れて大学に行ってる意味がない、とあまり良くない父子関係についてこぼしています。

おもむろにヴァンが昨年起きたという事件の事を話します。なんでも、そこの桟橋で(泳ぎの?)レッスンを受けていた子供が急に悲鳴を上げて、湖の水が血で真っ赤に染まり、子供をなんとか救い上げたものの、出血のショックで気絶。太ももの肉がフットボールの大きさに抉られ、病院で子供の大腿骨から大きな歯が見つかったとか。「これで湖で泳ぐのが面白くなったろ?」ということで、まあ、たぶんダグを脅かすために大げさに言ったか、嘘だと思いますけど。

それからダグと桟橋まで泳いで競争。僅差でダグが勝ちますが、互いに速いな、と誉め合います。

さて、家に戻ってネクタイを締め、いそいそと身じたくするヴァン。ダグんちにお食事に招待されたようです。パパはそれが面白くないのか、庭の芝生はいつ刈るんだ、などと小言を言います(ほんとしょうもないオヤヂじゃのう)。「世間様が(芝がぼうぼうの)家を見て何て思うか気にならんのか?」などと言われて、ヴァンは「明日刈るよ!!」と怒鳴り返します。ところで私はネクタイを締めようとしている男性を見るのが好きです。それがノーマンとなると、画面かぶりつき状態ですね (*^_^*)

さて、ダグの家でのお食事で、ヴァンが着けているネクタイが(高校の)水泳チームのものという話が出ます。ダグが「ヴァンは泳ぐの上手いんだよ。今日湖でもう少しで負けるとこだった」と言うと、お父さんは「ふん、ヴァンを誉めたい所だが、お前をお仕置きすべきかな」などとダグに厭味を言います。それから、ヴァンが「おいしい料理ですね」と礼儀正しく誉めているのに、ダグのお父さんは焼き過ぎだ、などと言って、しらけた空気が漂い、ヴァンも困ってしまいます(困った顔がまたカワイイのぅ〜♪)。ダグのお父さんはかなり気難しい人のようですね。一家団欒なのか何なのかよく分からない居心地の悪い食事が終って、ダグの部屋に行って一息つきます。

ダグの優勝トロフィーを羨ましそうに眺めてから、ヴァンは「僕はベッドをこっち側に置いてたんだけどな」と言い、「ごめん、こんなこと言うつもりじゃなかったんだけど」と謝っていますので、ヴァンが昔ダグの家にすんでいた事はもう話しているようです。

それからダグ一家とテレビを見ながら、ダグの妹をからかってます。妹の肩をつついて、妹が「なになに?」と振り向くと知らんぷり、てな感じでもうジャレジャレ
このアマ〜、じゃないこのガキ〜うらやましいぜー!(小学生にヤキモチ焼いてどうする!)。ダグの両親も微笑ましく子供達を眺めてます。

さて翌日、パパに約束した庭の芝刈りをしてます。しかし、チンピラ2人とダグのなまくら3人組は、「早くやっちまえよ」とはやし立てるだけで手伝おうとしません。当然3人は見てるのに飽きて、熱心に(?でもないけど)働くヴァンに飛びついたりして、結局じゃれ合いになります(しかし、仲いいですねー)


(さらに続く…予定です)




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