Norman Reedus in Boondock Square: ノーマン・リーダス

ママからの電話

このシーンも兄弟の魅力全開で、カットされたのが実に残念です。

何も兄弟の全裸のシーンを惜しんで言っているのではありません。それは全裸シーンもあるに越したことはありませんが、全裸でなくても兄弟２人おろおろして「マー」「マー」連呼するのを聞くだけで、顔がニヤけてしまう自分に気がついたはず（*^_^*）

さて、この酔っぱらいアイリッシュ達の言ってることがサッパリ分からん、という声をききますので、また私の分かる範囲で以下に解説いたします。

双子でどっちが先に産まれたか分からないという設定ですが、「ママ」と区別するため便宜上、
コナーを「兄」、マーフを「弟」としています。

～狂言自殺騒ぎの後～

ママ：「こっちはまだ11時だよ。だからあんた達のクズみたいな親戚連中とアンブル（おじさんの
　　　経営するバーか？）に飲みに行く時間がまだたっぷりあるのさ」
弟：「俺達をゴーモンするために電話したんじゃないの？」
兄：「おじさん、どうしてる？」
マ：「わかってるだろ。いつも聖パトリック・デーには儲からないって愚痴ばっかり。“待てよ！
　　親戚中が金持たずに飲みに来るんだから”ってさ、あいつも金を取る度胸もないし」
　　（ママ、酒をラッパのみ）

マ：「それに、あいつも飲んでるしね。一晩中ウエイトレスのスカートに手のばしてさ、あの娘
　　かわいそうに」
弟：「それは何とかしないと。女性を尊敬すること覚えなきゃ、コナーみたいにね（←いやみ。
　　さっき工場でローズおばさんの逆鱗に触れること言ったばかりなので）。俺が気配りについ
　　てレッスンしたところさ」(えらそー)
兄：「ばか、やめろッ」
（2人で話の主導権を争う。会話入り乱れ）

兄：「あれが女？証明書見てみたいぜ。(性転換)手術でもしたんじゃないのか（汚い言葉で罵る）」
　　（神の名を軽々しく呼ぶことについてちょっと問答）
マ：「何やったんだい、コナー？」
兄：「友達になろうとしたのに、その女にタマ蹴られた」
マ：「なに～？　ひどい女だね！!　それであんた達、ビシッとお礼はしたんだろうね」
弟：「心配要らないよ。ママのために俺がきちんとお返ししといたから」(得意げ）
兄：「ああ、マッチョのマーフィー」
マ：「お聞き。あんた達が、飲むとケンカっぱやくなるのはわかってるんだ。マジで言ってんのよ。
　　あんた達２人いっぺんに腹にかかえて大変だったんだ、感謝しな！あんた達のせいでアタシ
　　の少女みたいな体型は崩れるし、カスカスになるまで吸いあげられちまった。おっぱいなんか
　　足首まで垂れ下がって、しょっちゅうけつまずいてるよ！だからよく聞きな、ケンカなんかする
　　んじゃないよ」
兄&弟：「わかったよ、ママ。約束する」
マ：「それでこそアタシの息子だ」

マ：「まずい。もう行かなきゃ。銃声で近所の連中がやってくる」
弟：「愛してるよ、マー。行く前にアノ事教えてよ。たのむよ」
兄：「いいだろ、マー？　27年もたってるんだから」
マ：「ま～だ、こだわってんのかい？」
兄：「あたりまえだよ、どっちが先に産まれたんだよ？」
マ：「わかったよ。あんた達にも知る権利があるかもね…　いいかい？
　　 …（ほにゃらら）がでっかい方だよ！　ガーハッハッハッ！！」

兄：「…何だよ、ありゃ～。…オマエの母親ひでーな」
弟：「おまえの母親だろ」
　　（おでこパコッ ← か、かわいい♪）

（マーフが下から兄のを見上げて意味ありげにニヤリ）
兄：「よせよ。俺のはさっき氷あててたんだから、しょーがねーだろ。くそっ」

　………縮んでるんですね（ぎゃーッ）

このオカンは強烈過ぎました。決して悪い人ではありませんが、いかんせん下品すぎ…
このシーンがカットされていなかったら、兄弟に対する認識も今と変わっていたかもしれません。神の啓示を受けたボストンの聖人兄弟のお母さまですから、豪快でも聖女のように美しくも清らかな方を想像しておりましたのに、このオカンときたら…(苦笑）

結構いいキャラ、と好評なようですが、できれば続編には登場していただきたくないです。役者を替えてくれるなら別ですが…　倍賞姉妹なんかどうでしょう？ (外国の女優で適当な方が思い当たりません）

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