ノーマン来日インタビュー



非常に小さいことですが、こういうのが気になってしょうがないタチなのです。

インタビューの中で、今後の仕事の方向性について 「インディーズ映画に専念したい」 と語り、その後の発言は、「(インディーズは)ギャラは安いが、それ以上の価値がある」 と字幕ではなっています。

実際は 「ギャラは安いが、それでも他のたいていの仕事よりは金になる」 と言っていて、まあハッキリいって、映画のマーフィーのちゃっかりした性格にも繋がる、ずいぶん現実的な言い草ですね。

これは LA のバイクショップで最低賃金の貧乏暮らしをしていたノーマンにとっては、実に重みのある話です。役者という仕事が意外にも儲かり、ノーマンがやったほかのどんな仕事よりも金になる、ということはノーマンにとってはごく自然な感想だと思いますが、彼のイメージを考えて(あるいは単に字数制限のため?)字幕では、「インディーズ映画は金以上の価値がある」 と、優等生的発言に変えて、お茶をにごしたのでしょう。





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