今年もマラソンの締めくくりはやっぱりホノルルマラソンです。1993年(平成5年)59歳の時に
第21回ホノルルマラソン大会で6時間14分で完走してから毎年参加して今日を迎えました。
満72歳古稀を過ぎた老人で、毎年完走時間は7時間台になってまいりましたが、
マラソンを始めて国内外の大会ですべて完走、今回で38回目の完走を達成したことになります。
「自分を褒めてあげたい」これは有森裕子さんの名言ですが今の私の心境です。
このHPはマラソン大会の様子を中心に9日間オハフ島ですごした海外滞在日記というスタイルで
報告いたします。

出発までの準備
ツアー会社の選択
今回からカナデアンネットワーク マラソンネットワークデスクにお願いしました。
TEL03-3593-8090 FAX03-3593-8070
担当デスクは柴田さん:走る添乗員として長年にわたりお世話になってきたマラソンコジネーターです。

フライトの手配
次に重要なのはフライトの手配です。昔はホノルルマラソンにあわせて臨時便が運行されましたが
現在はありません。わたしはマラソンツアーより早く出かけ遅く帰国する計画をたてデスクにお願いして
手配していただきます。ANAの国際線・ハワイエコ割28・7WEBです。このチケットは取り消しはできませんが
座席は往復確保されていますので安心です。
今回は往き路はNH1052便 NRT21:00発ホノルル着08:50
復路はNH1051便 ホノルル発10:15 NRT着14:15

第1日目12月5日(火)ホノルルに到着
日本時間では6日(水)の早朝4時、ホノルルでは19時間の時差があるので5日の午前9時です。
気温は今朝は25℃、花と樹木のあまい香りがしてブルースカイです。

ちょうど雨期に入りワイキキの海岸も人の出は少ない感じがします。

9日間滞在するホテルはコンド・ワイキキ・バニアンです。ホノルルマラソンゴールのカピオラニ公園に近接しています。
今回もU棟36階13号部屋にアレンジいただきました。部屋からはホノルルの山側住宅街とハワイ大学が展望できます。

部屋からの展望です。ホノルルのシンボル虹がかかりました。

ホノルルの交通機関の代表はTheBusです。わたしは72歳ですからシニアパスを所有しています。(10$/4年間)
マウンスリーステッカー(5$/月)を購入すためにアラモアナSCにあるサテライトシテイホール内のバスセンターにでかけます。
これで滞在中はバス乗り放題で移動できます。ホノルル市はシニア老人に対して優しい市です。

waikiki のインターナショナルマーケット内にある新鴻香港小舘で簡単な夕食をとります。4品の中華を選んで6$です。


第2日12月6日(水)晴れ
ワイキキはやっぱりショッピングです。今日はアラモアナ地区に出かけます。アラモアナS/Cの前のアラモアナ通りがマラソンのスタート地点です。
ワード・ウエアハウス、ビクトリア・ワードセンター、アラモアS/Cと最近オープンしたウオールマート、今年ダイエーから替わったドンキホテーなど
近接しておりまます。ごごからマラソン本部のあるハワイ・コンベンシヨンセンターで登録を済ませゼッケンを受け取ります。
わたしはランナーズルートショップでサンカニ-のランニングシューズを購入してこれでホノルルを走ります。

ワードウエアーハースにあるランナールート店

10月に開店したドンキ・ホーテの店

ホノルルマラソン本部のあるハワイ・コンベンションセンターです。

会場の半分はバケット・ピックアップ会場で本人選手しか入場できません。
登録をすませシューズに装着するチップをチエックするとCRTの画面にゼッケンNOと氏名が景示されます。

おわってとなりの「マラソンエキスポ」会場を廻ります。メインスポンサーのナイキコーナー、アミノバイタル、JCBを初め104もの
ブーツでランニング関連のPRと販売があり勉強になります。

わたしはファイテンハワイショップのブーツのデモで膝当てのテーピングを無料でやっていただきました。
はがれにくくマラソン当日まで保ちます。体重オーバーの私にはランニング中の膝の痛みは致命傷になります。

わたしの参加したツアーデスクが今日からワイキキビーチマリオットリゾートにオープンしました。
日本人のマラソン参加者は1万5千人、どのホテルもマラソンデスクが開設されムードはマラソンモードになります。

第3日目12月7日(木)晴れ
ホノルルマラソン本部が主催する行事に2006Honolulu Marathon Legends 5KMがあります。カピオラニ公園を2周するランニングで500人以上の
ランナーが参加します。往年の有名なランナー・フランクショーター選手らが参加するたのしい行事でマラソンの調子を整えるのにいいランニングで、わたしは36分でゴ―ルしました。42kmをこのペースで行けば5時間台でゴールできるのですが。

スタート時間は朝7時45分です。5分前に招待ランナーが並びます。和やかな雰囲気が好きです。

私のゴールを柴田さんらが待っていてくれました。計測時計は36分58秒を示していました。
今日は真珠湾攻撃の記念日でTVはアリゾナ記念館での記念慰霊祭の様子を放送しています。
戦時中に集団学童疎開の経験のあるわたしの世代には気の重い一日となりました。

第4日目12月8日(金)晴れ
マラソン大会まであと2日、ゴールのカピオラニ公園にもテントが立ち上がりました。今日はランナーがホノルル入りするピークです。
日本のランナーだけでなくカナダ、アメリカ本土からも参加されます。
ワイキキのメインストリート、カラカウア通りにあるナイキショップ前にマッサージのコーナーがオープンしました。
今日は初日で30分待ちで10分ハワイ式のもみもみマーサージを若いハワイ美人にしてもらいました。感謝です。

ナイキショップ前で撮影が行なわれていました。翌年の1月にTBSからホノルルマラソンのドキュメントが放送されます。

マサージボランテアの皆さんには大感謝です。

第4日目12月9日(土)晴れ
いよいよ明日が大会です。天気は晴れ時々くもりのマラソン日よりが期待されます。ワイキキはマラソンランナーたちであふれています。
サブランナーのN夫妻、S夫妻さんに同行させていただきランチはワイキキにある
イタリアン・レストラン「arancino」本店(255BeachwalkHonolulu/(808)923-5557)で
パスタ・海の幸のスパゲテイspaghetti alla pescatore($21.60)をいただきました。

アランチーノさんではホノルルマラソンに協賛してここで食事したランナーのうちで上位から$100もの
食事券(2年有効)がいただけます。(HonoluluMarathonArancinoPrizeApplication)

いただいた「海の幸のスパゲテイ」です。
それからハワイ・コンベンシオンセンター(「マラソンEXPコーナー)にでかけました。
ランナーであふれています。浅井エリコさん(ベテランマラソンランアーでホノルルは毎年入賞しています)の
マラソンゼミナーが開催されていました。

いよいよ明日にせまりました。

右が浅井エリコ講師です。
夕方カピオラニ公園テント村でツアーの皆さんと直前に顔あわせと遠藤さんから
完走のノウハウを丁寧にレクチャーいただきました。午後6時には部屋でおにぎりをたべて
午後9時にはベットに横になります。経験から寝不足は最大の敵です。


第5日12月10日(日)晴れホノルルマラソン当日になりました。
今年の大会は25,022人がスタートして24,577人がゴールしたと報告されました。
わたしは7:24:24で完走できました。
順位は20、668番/24,577人、年齢70歳〜74歳のランクでは127番/171人
ハーフでのラップは3:24:41でした。
わたしのマラソン哲学は「Aloha spirit]です。
A:歩かない、あきらめない、がんばらない、ゴールする
L:Love大会をささえてくれるボランテア、応援の皆さんに感謝
O:OYAJI・Spirit(Old Boy)のらくろおやじ精神
H:Honolulu Aloha!!
A:ありがとう!!


ホノルルマラソン部門には車椅子部門Wheel Chair)があります。午前4時55分にスタートします。
スタートラインに着く選手を
ランアーたちが道を広げて拍手で迎えます。いつもダイアモンドの上りでゴールする先頭選手をむかえるのですが
今回は私がおくれて会えませんでした。日本の副島正純選手が2連勝をかざりました。

スタートラインに計測マットと測定機材が設置され調整されてます。2万5000人のランナーが通過していきます。

スタートラインでの私の貴重な写真を藍さんが見つけて撮ってくれました。ありがとう。
今回は5kmごとに通過時間を記録しました。

最初のエイドステーシオンを通過します。コップをとるのもたいへんですが滑らないように
通過するのもたいへんです。喉が渇かなくともこまめに吸水を心がけます。
5km:44分
10km:1時間32分

ダイアモンドヘッドにきました。ちょうど日の出です。走ることより日の出を撮るランアーが大勢います。
復路にはまもなく先頭ランナーが戻ってきます。昨年は1位と2位の選手かデッドヒートで通過していきましたが
今年はエチオピアのアンベサ・トロッサ(Ambessa Tolossa)選手が初優勝2時間13分42秒でで通過していきました。

15km:2時間22分通過
ダイアモンドヘッドを半時計方向に半周して下りのカハラモールの住宅街に入ります。
10年まえはわたしは1時間50分で15kmを通過できました。この時点での30分の遅れは堪えます。

この時点ではほとんどのランナーはジョギングで進んでいます。

毎年早朝からカハラモール住宅の皆さんが演奏して応援してくれます。ありがとう。

18km地点でカラニアナオレ・ハイウエーにでます。復路を3、4時間ランナーが走りすぎていきます。
やっぱりこの時間で完走できるランナーはきちんと走り込んでいます。わたしは感心している余裕はないはずです。
往路ハイウエーの終盤でハーフ地点を通過します。この時点の計測は正式記録は3:24:41です。
春の日立さくらロード・ハーフでの記録は3時間でしたから30分も遅れています。
全コースを走ることを信条としているわたしでもハーフは3時間で走らないと反省しながら進みます。

もうすぐハワイカイの周廻コースにはいります。まだ半分です。そろそろ歩きだすランナーがでています。

5時間台の完走ランナーと行き過ぎます。昔はわたしもこの中にいました。
ハワイカイを周遊してふたたびフリーウエーにもどりました。
ここでわたしが会いたい人がいます。キャロステックアダムスさんです。
去年の写真を渡してまた来年の再会を約束します。




30km地点まできました。掲示は5時間6分53秒を示めしてます。気温は26℃、実はこれからの12kmが地獄です。
がんばれ!のらくろおやじ!


35km地点です。5時間5分です。ほとんどのランナーはウオーカーですが私はジョギングを続けます。
道端で休息手当てするランナーも多くなります。
中央にカハラモールのマンションの建物がみえるとほっとします。

やっとダイアモンドヘッドのピークまで戻ってきました。
柴田さん間宮さんが心配してラストランナーを出迎えてくれました。ちょうど7時間経過しています。

40km地点最後の計測ボードです。7:04です。なんとか7時間30分を切ってゴールしたい。
下りは足にきます。

あと500mゴールがみえました。ほとんどのランナーは歩いてます。
汗か涙かいつも感じるゴールでのぐしゃぐしゃの髭顔をたたいてわたしは7時間27分台でゴールしました。

のらくろおじいちゃんおかえりなさい!!

ゴールしてわたしは座りこんでしまいます。完走できたことだけが満足です。
「歩かない・あきらめない・ゴールする」自分に賭けた約束をはたしました。


やっとテント村につきました。バイキング方式でカレーから巻すしおそば、フルーツと豪華なランチです。
午後1時ちょうどスタートから8時間が経過しました。
全員の記念写真をそれぞれのデジカメで撮りあい後日、CDRで思い出写真をツアー企画会社からいただきました。

ランナーの皆さんもウオークの皆さんも応援の皆さんもご苦労さん


ホノルルの新聞「ホノルルアドバイサー」に掲載されてマラソンの記事です。

完走記念シャツです。わたしへのご褒美です。


完走祝賀夕食会です。今晩はS.KING通りにあるSushi King(808)947−2836でマラソン仲間とたのしいひとときを
すごしました。#4BUSで20分でユニバース通りとキング通りの交差点で下車して徒歩5分です。

すしがメインで定食は5品選べて価格は$22と手ごろの値段で楽しめます。

第6日目12月11日(月)
大会はおわりました。今日明日とランナーの帰国がピークを迎えます。
私たちは今日から3日間ホノルルに滞在して観光・ショピングを楽しみます。
今回の滞在でいままで行ったことのないバス路線の観光を楽しみます。
折角のシニアパスを有効に使って。

このシニアーカードは04’に購入しました。4年間有効で$10です。DEC 06のステッカーが$5です。
これで一ヶ月間はバスは乗り放代です。
今日はオハフ島の西海岸の海岸伝いの景勝地MAKUAまででかけます。ここには高級リゾート地として有名なシュラトン・マカハC.Cが
ありました。

オハフ島はほんんど全島をバスでいけます。遠方にアクセツされるバス発着点はほとんどアラモアナS/Cバスタミナルからです。
ワイキキからは#8バスでトランスフアー(乗り換え券)で#40のMAKAHA行きに乗り換えます。私たちは以前からパールシテー・アリゾナ記念館には
この路線でいきましたがMAKAHAまでは初めての経験です。今車社会で自家用車を利用する島民はおおいですが年寄りや生徒たちの重要な
足になっています。

バスを待つ赤ちゃんとおかあさん

バスの中のかわいい女の赤ちゃんです。
バスはパールシテーを過ぎやがてワイパウの街を過ぎるとハワイアン・ウオーターズ・アドベンチャー・パークに立ち寄ります。
KAPOLEIからNAKAKURIへMAKUAまで海岸線に並行して走ります。

NAKAKUL付近の海岸線です。(バスのなかから)
バスはMAKUAから引き返しとなります。路肩に止まって時間調整をしています。


右側に折り返し地点のバス停があり乗客がまっております。
わたしたちは来た道をMAKAKIROの街のT,CまでもどりここからエキスプレスCに乗り換えます。このバスは
H1高速道をノンストップでシテイまでくるのでたすかります。

マラソンの道で見たクリスマスツリーで飾られたシテイホールの飾り付けを見学してゆうがたにはバニアンにもどりました。


今晩はイマナス亭でご苦労会を開催します。ご主人は名古屋出身の板前さんでだされる日本料理は保障つきです。



第7日目12月12日(火)
ホノルル滞在も残り2日になりました。ホノルルマラソン関係者も今日で大半が帰国でワイキキは静かになりました。
今日のThe busの調査はRoute6 Pauoa/Woodlawnです。


ちょうど中央の丘稜地帯にひろがる住宅地帯です。

バスは住宅街にはいります。道の片側は自家用車のパーキングでうまってます。

第8日目12月13日(水)
今日はホノルル滞在最終日です。初めあれば終わりありです。
最終日はアロハタワーでランチです。

アロハタワーの展望台から見たアラモアSC方面です。マンシヨンの建設ラッシュが進行中です。

ちょうど子供達のクリスマスショウが開催中です。かわいい。

Gordon Biersch レストランには数年通っています。ピザはお奨めです。
さて今日最後のTheBusの旅はRoute14でKahalaの街です。ちょうどホノルルマラソンのゴールからの逆運行ルートで
苦しかった後半のルートをおもいだします。そして最後はRouto1です。DowntownからHawaiKaiにいたるホノルルの最大のバス路線で
市民・学生の足になっています。



うつくしい街ハワイカイにきました。

ハワイカイはホノルルの高級別荘地として開発がすすんでいます。
ここでバスはいったんストップして時間調整してダウンタウンに戻ります。
今回のバス調査で次回のオハフ島エコーハイキングコースの行き方が把握できました。大収穫です。

第9日目12月14日(木)はれ
ハワイ滞在中はおおむね天気にめぐまれました。滞在期間は9日間とわずかでしたがマラソン仲間と
バンクバーから応援にきてくれた向井フアミリーにもお会いできました。またお会いしましょう。
ホノルル空港タミナルではボランテアのハワイアンの踊りが最後のショウになりました。マハロ!
帰国のANA1051便が見えます。またいつかハワイではしりたい。



ハワイのおみやげは07’のカレンダーです。


そしてハワイは太った女性がもてる国です。

またきます。

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