わたしは定年後から山歩きを再開して２００５年まで、１０年間に５７山の登山を達成することができました。みんな現役時代からの山友たち仲間のサポートのおかげです。このページでは２００２年に登った雲取山について山行記録を報告いたします。

２００２・４・２３（日）〜２４（月）

雲取山頂にて背景に富士山が映っています。前日の２２日が私の６８歳の誕生日で記念の登山になりました。 雲取山山頂に設置されている「原三角点」の リリーフです。 前白山山頂（1776ｍ）にて、左から池田さん、 原さん、わたし 霧藻ガ峰のミツバツツジです 雲取山荘の新井新太郎管理人さんです。

２００２・４・２３（日）晴れ気温１４℃ 記録 山僚クラブの春の親睦山行：参加１４名 日立出発ＡＭ６：００（日立電鉄のマイクロバス利用）−奥多摩湖半の鴨沢バス停到着９：３７ー登山出発９：５２ー堂所通過１２：２９ー七ツ石山分岐１４：００通過ー奥多摩小屋経由ー小雲取山経由ー雲取山頂上１６：２０ー 雲取山荘１６：５０着　（合計登山時間：５時間１０分） 東京生まれの私にとって、東京都の最高峰、日本百名山である雲取山を登山することは長年の夢でした。この夢がかなって、今回は早春桜の季節に、鴨沢から七ツ石山経由を経て雲取山へ尾根道を行くメイン・コースで登山することができました。日立から登山口の奥多摩鴨沢までは常磐・関越・青梅街道を経由して４時間弱の時間がかかりました。 鴨沢から雲取山（２０１８ｍ）まで標高差１４７７ｍあります。その日のうちに雲取小屋に到着しなければなりません。堂所までは雑木と植林の杉と檜林が続きます。堂所からは尾根道です。可憐な花ヒトリシズカが咲いていました。七ツ石山に登るコースと迂回してブナ坂で合流する分岐にでます。ここで約半分来たことになります。 やがて奥多摩小屋付近の防火帯の平坦な石尾根道、ヘリポート基地と五十人平キャンプ地にでました。一番雲取山らしい牧歌的なわたしの好きなところです。水場は３０ｍ下ります。そして富士山がここからよく見えて感激です。小雲取山（１９３７ｍ）までくるともう雲取山の全貌が見ます。雲取山頂上には明治１６年に設置された「原三角点」のリリーフがありました。 今晩の宿の雲取山荘は山頂からシラビソの暗い急斜面を２０分下ったところにありました。小屋庭先の洗面トレーに流れ来る自然水のおいしいこと格別でした。生き返りました。登山途中の水場がなく貴重な水場です。 雲取山荘は山小屋というよりペンション風の最近改築されたばかりのいい山小屋でした。各部屋には炬燵が準備されていて布団もきれいです。午後６時から夕食です。今晩の料理はハンバークでした。９時には消灯、炬燵を囲んで熟睡しました。 ４・２４（月）晴れ　気温１2℃　 ２日目 白岩山、霧藻ガ峰経由三峰神社へ下山 雲取山荘発６：５０ー白岩山、前白岩山経由お清平９：３０ー　霧藻ガ峰　三峰神社着１１：３０ー　大滝温泉「遊湯館」入浴ー　日立帰宅　１９：００ （下山時間：４時間４０分） ４時半起床、５時半朝食　６時５０分には出発です。昨日の山歩きの疲れは回復しました。ほっとします。 今日は三峰ロープウエー駅まで、途中登り下りはありますが、展望のよい尾根道を８００ｍの高低差を下る、ゆっくり歩いて５時間半の楽しい下山になります。雲取山荘のすぐ下にバイオトイレを建設中でした。環境にやさしい小屋つくりに取り込む、雲取小屋の管理人新井新太郎さんのご努力には頭が下がります。最初の大ダウから白岩山までは登りになりました。雲取山と富士山を振り返りながら行くとすぐ白石小屋まえにでました。ここで初めて２匹の鹿にであいました。次のピークの前白岩を過ぎると和名倉山や両神山が見えてきました。両神山は以前登っているのでまた格別です。霧藻ケ峰がのぼりの最後の展望場でここの小屋には売店もありました。そして山好きな秩父宮さまのレリーフに出会い感激です。 ここからはひたすら下りです。三峰神社の荘厳で立派なのにはおどろかされました。一般観光信者は三峰ロープウエーを利用して三峰奥院までくる人も多いようです。わたしたちは三峰ビジターセンターでマイクロバスに乗り込み、大滝温泉で二日ぶりの汗をながして最高の気分で一路マイクロバスで全員そろって日立にもどりました。 天気にめぐまれた雲取山縦走のいい山旅でした。またコースを変えて雲取山を来たいとおもいました。 後記 私達は２００２・５月１７日と１８日の両日同じコースを日立市の登山グループを引率してふたたび雲取山へ登山しました。あいにくの雨で展望はだめでしたが。この時は雲取山荘で管理人の新井新太郎さんからいろいろとお話しをいただきました。 「雲取山の歩き方」新井新太郎と９人の仲間が選んだ２６コースを購入しました。新井管理人さんからは自筆のサインをいただきました。「自然は財産」「友達も財産」いい言葉でした。 雲取山荘の食堂です。　ご飯と味噌汁はお代わりができます。